menu list買取商品 - バルブレア 2003
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バルブレア 2003の高価買取致します
バルブレア 2003のご紹介
買取参考価格 | 2000円前後
生産国 | イギリス |
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生産者名 | バルブレア蒸留所 |
地方 | スコットランド |
地区 | ハイランド地区ロス州エダートン村 |
分類 | シングルモルトウイスキー |
タイプ | 700ml/46度 |
バルブレア蒸溜所で2003年に蒸留された原酒をバーボンバレルで熟成させ、2013年にボトリングした10年熟成の「バルブレア 2003」です。
スコッチでは珍しく蒸留年であるヴィンテージをワインのように商品名に冠するのが特徴のバルブレアは、2019年にラインナップのリニューアルを行い、ブランドロゴやラベルの変更とともに商品名も熟成年表へと一新されているため、今後ヴィンテージボトルは希少価値が高まることが予想されています。
北ハイランドロス州にあるエダートン村のバルブレア蒸溜所から望むドーノッホ湾の美しい景観が広がる外箱は、丸みを帯びた可愛らしいボトルが歴史深い厳格なスコッチであることをあらためて教えてくれるようです。
飲み口が軽やかでスパイシーな若いバルブレアは、熟れたリンゴのような果実風味とぴりっとしたスパイスのニュアンスが特徴的な味わいをお楽しみいただけます。
バルブレア 2003の歴史
200年以上の歴史と守り続けた伝統が作り出した貴重なシングル・ヴィンテージ
■今となっては貴重なヴィンテージボトル
1790年から操業を続けているバルブレアは、幾度かのオーナー変更を経た2006年、インバーハウス社(タイ・ビバレッジ傘下)となります。
その翌年、2007年にはウイスキーの銘柄でよく見かける熟成した年数を冠した商品ラインナップを大幅に変更し、蒸溜した年のヴィンテージを商品名とする新しいボトルデザインをリリースしてきました。
これはスコッチウイスキーの中では珍しい試みで、新しいヴィンテージが発売されるたびに即完売となる人気ぶりでした。
以降約12年間ほどシングル・ヴィンテージのリリースを続けていたバルブレアでしたが、2019年に再びラインナップが一新されることとなり、一般的な熟成年数を記載したボトルのリリースへと切り替わっています。
リニューアルの背景には、原酒不足によってシングル・ヴィンテージの維持が困難になったことに加え、消費者が12年や18年のように熟成年数が記載されたウイスキーを好むといった事情もあるのだとか。
老舗ボトラー「ゴードン&マクファイル(G&M)社」の「蒸留所ラベル」シリーズのひとつとして長年リリースされていたシングル・ヴィンテージのバルブレアも終売となった際には、多くのウイスキーラバーから惜しむ声が呟かれました。
日本でも、国産ウイスキーの原酒不足は深刻な問題となっています。
国際的な評価が高まって消費が伸びる一方、ウイスキーには熟成期間が必要なため需要に合わせた生産が追い付かず対応が困難を極めており、相次ぐ終売やノンエイジウイスキーへの切り替えがされてきました。
簡単に増産できないシングルモルトだからこそ、近年では時流を感じるボトルの価値を見直す機会が増えているんですね。
■バランタインの原酒に使われている
スコッチウイスキーのメッカで知られるスコットランドは、北海道に匹敵する広大な地で100を超える数の蒸留所がひしめき合っています。
あまりお酒に詳しくないという方でも一度は見たり聞いたりしたことがある有名なウイスキー銘柄が多いスコッチは、生産地域ごとに香りや味の特徴がことなるため、6つの生産地域で風味の個性を大まかに把握できるのがポイントのひとつです。
スコットランドの南部に位置する「ローランド」、9つの蒸留所が稼働する淡路島くらいの大きさの島「アイラ」、小さい町ながらもかつてはモルトウイスキーの中心地として栄えた「キャンベルタウン」、スコットランド周辺の島々で構成された7つの蒸留所が稼働する「アイランズ」、各地の中でも最も多い約50の蒸留所が集まるホットエリア「スペイサイド」、そしてバルブレア蒸溜所があるスコットランド北部の巨大なエリア「ハイランド」です。
ハイランドの中でも北ハイランドに位置するバルブレア蒸留所は、操業を停止していた時期もありましたが、200年以上伝統を守り続け今に愛されるブランドとなっているのは世界のウイスキーファンを魅了する魅力があるということの証。
そんなバルブレアは、ブレンデッド・スコッチウイスキーの代名詞的存在「バランタイン」の原酒として選ばれた銘柄でした。
そのため、一般市場に流通するようになった2000年より前は入手困難な貴重な銘柄でもあったのです。
複数の原酒を贅沢にブレンドするバランタインには、「スキャパ」「プルトニー」「グレンカダム」「グレンバーギ」「ミルトンダフ」「アードベッグ」が名を連ねており、バルブレアを含むザ・スコッチ「バランタイン」核を担う7つのキーモルトは「魔法の七柱」と呼ばれています。
ブレンデッドウイスキーを織りなす複数の原酒が主張するそれぞれの個性をひとつひとつを紐解きながら味わうのも、ウイスキーを愉しむ一つの方法ではないでしょうか。
■創業当時から一貫した製法を守り抜くバルブレア蒸留所
バルブレアは、1790年の創業当時から一貫した製造方法でウイスキーづくりを継承してきました。
仕込み水には蒸留所から7キロ離れたオルト・ドレッグ・バーンから人口水路で引いた水を使用し、モルティング済みの大麦モルトをポーテウス製の大型モルトミルで粉砕。
軟水で純度の高い水源の名前は「アルト・デアーグ」。
「赤い水」という意味を持つその名の通り、鉄分が豊富なため赤みがかった水はピート色が大変濃く、この水がバルブレアの個性を生んでいるのだとか。
粉砕した麦を糖化させるためマッシュタンで69°C、80°C、90°C以上と決まった温度のお湯を3回投入し、熱交換器に通して63°Cから18.5°Cまで冷却されたら6槽のウォッシュバックに投入して酵母が加えられます。
約6時間かけて初溜し、排出された約6,500リットルのローワインは、そのままスピリットスチルへ。
前溜が10分、中溜が2時間〜2時間半、後溜は3時間で約2,500リットルのスピリッツが出来上がります。
8棟ある貯蔵庫には、計19,000本の樽がボトリングされるその時を待ちながら熟成を重ねているのです。
「もっとも大切にしているのは品質」と話す蒸溜所長ジョン・マクドナルドをはじめ、バルブレアのウイスキーづくりに関わるすべての人が誇りを持って伝統製法と工程を徹底して守り続けてきたことこそ、長きにわたり人々に愛され続けた理由なのでしょう。
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