ペンダーリンマディラフィニッシュ - お酒買取専門店ネオプライス

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ペンダーリンマディラフィニッシュのご紹介

買取参考価格｜ 5400円前後

生産国	イギリス
生産者名	ペンダーリン蒸留所
地方	ウェールズ
分類	シングルモルト・ウェルシュウイスキー
タイプ	700ml/46度

２００４年に約１００年ぶりとなる復活を遂げたペンダーリン蒸留所は、イギリス・ウェールズのブレコン・ビーコン国立公園内に拠点を置き、スコッチでもアイリッシュでもないウェルシュウイスキーを製造するウェールズ唯一の蒸留所です。

「ペンダーリンマディラフィニッシュ（PENDERYN MADEIRA FINISH）」は、単式蒸留器と連続式蒸留器が組み合わせて考案された世界で唯一の蒸留器でつくられる本来のペンダーリンらしいハウススタイルが楽しめる１本に仕上がっています。

バーボン樽で熟成し、マディラワイン樽で滑らかに仕上げた「ペンダーリンマディラフィニッシュ」は、クリームやキャラメル、芳醇なフルーツ、レーズンなどの甘い香りが凝縮されていながらも、甘さとドライさのバランスが非常に良く、まろやかで上品な味わいが魅力です。

「インターナショナル・ウイスキー・コンペティション（IWC）」で金賞や、米国最大級の蒸留酒コンペティション「アルティメットスピリッツチャレンジ（USC）」でチェアマンズ・トロフィーを受賞するなど、世界的に高い評価の「ペンダーリンマディラフィニッシュ」は買取市場でも人気銘酒のひとつです。

※ミニチュアボトル（５０ｍｌ）は買取価格が異なります。

ペンダーリンマディラフィニッシュの歴史

■マディラワイン樽で仕上げられた「ペンダーリンマディラフィニッシュ」の特徴

ペンダーリン蒸留所で造られるウェルシュ・ウイスキー本来のペンダーリンスタイルが楽しめるのが、バーボン樽で熟成した後、マディラワイン樽での熟成で仕上げた「ペンダーリンマディラフィニッシュ」です。
「マディラワイン（MADEIRA WINE）」とは、ポルトガル領マディラ島で製造されている酒精強化ワインで、シェリー酒やポートワインと並んで、世界三大酒精強化ワインと呼ばれています。
マディラワインの最大の特徴は、ねっとりしながらもキレのある甘さです。
この甘さは、辛口のセコ、中辛口のメイオ・セコ、中甘口のメイオ・ドセ、甘口のドセの４段階に分かれており、甘さによって色合いが変わります。
このマディラワインの貯蔵に使われた樽がウイスキーの貯蔵・熟成に用いられる場合は、甘さの程度まで細かく表記されることはほとんどなく、「マディラワインフィニッシュ」や「マデイラワインカスク」のように一括りされているのが一般的です。
マディラワイン樽で熟成したウイスキーには、シトラスを思わせる香りやシロップのように滑らかなニュアンスをもたらし、メントールやユーカリのような後味が印象的な味わいに仕上がると言われています。
「ペンダーリンマディラフィニッシュ」も熟成樽の影響を受けて濃すぎず薄すぎない特徴的なゴールドカラーが引き出されたウイスキーとなっており、さっぱりとした上品さの感じられるまろやかな味わいで、甘さとドライさがバランスよく心地の良い後味に仕上がっています。
クリームやキャラメル、バニラのような濃厚な甘さもありながら、芳醇なトロピカルフルーツやレーズンのスッキリとしたニュアンスも織り交ざり、軽やかな余韻へと続く飲みやすさが特徴です。

■受賞歴のある人気シングルモルト「ペンダーリンマディラフィニッシュ」

「ペンダーリンマディラフィニッシュ（PENDERYN MADEIRA FINISH）」は華麗な受賞歴を持つ、世界注目のシングルモルトウイスキーとして認知度を高めています。
毎年米国で開催されるウイスキーに特化した品評会「インターナショナル・ウイスキー・コンペティション（IWC）２０１３」では、「ベスト・ワールド・ウイスキー金賞」を受賞し、約１００年の歳月を経て復活を遂げた世界で唯一ウェールズでのみ造られるウェルシュウイスキー（WELSH WHISKY）の存在を世界へ知らしめました。
その翌年、２０１４年には同コンペティションのIWCにて「ベスト・カスク・フィニッシュ・ウイスキー金賞」を獲得し、続いて２０１５年には、米国最大級とされる世界的な蒸留酒コンペティション「アルティメイト・スピリッツ・チャレンジ（USC）」にて「チェアマンズ・トロフィー」が与えられています。
酒類業界で権威あるジャーナリストやライター、バイヤーやバーテンダーなどによって厳正なる審査が行われた結果、高い評価を受けた「ペンダーリンマディラフィニッシュ」は、ウイスキーの代名詞的存在のスコッチウイスキーやアイリッシュウイスキーよりも歴史が古いと言われるウェルシュウイスキーの入門に最適な１本です。

■ウェルシュ・ウイスキーの歴史

スコットランドで造られるウイスキーが「スコッチウイスキー」、アイルランドで造られるウイスキーが「アイリッシュウィスキー」と呼ばれるように、ウェールズで造られるウイスキーは「ウェルシュウイスキー（WELSH WHISKY）」と言います。
ウェールズ（Wales）は、イギリス本島南西部に位置するグレートブリテン島を構成するイングランド、スコットランド、北アイルランドに並ぶ４つのカントリー（国）のひとつです。
ウイスキーの代名詞とも言えるスコッチ・ウイスキーの生産国として世界的に有名なスコットランドから少し離れたウェールズには、この地唯一となる蒸留所があります。
それが「ぺンダーリン蒸留所（PENDERYN DISTILLERY）」です。
ウェルシュウイスキーが初めて製造された記録は３５６年まで遡るほどその歴史は非常に古いと言われており、既にウイスキーの定義に合う蒸留酒は中世から製造されていたとされています。
しかし、１９世紀に入ってからは禁酒運動の活発化によってウェルシュウイスキーの生産量は減少傾向となり、１９世紀の終わり頃には新酒が作られなくなり、蒸留を行った原酒が作られたという記録は１８９４年をもって完全に途絶え、ウェルシュウイスキーは姿を消すこととなります。
それから約１００年以上の月日が経過した２０００年、一度倒産したウェルシュ・ウイスキー・カンパニーの復活が発表されると同時にウェールズに「ぺンダーリン蒸留所」が建設され、原酒の生産を開始することとなります。
それから数年後の２００４年３月１日、セント・デイヴィッドデイの記念日に「ウェルシュ・ウイスキー」はチャールズ皇太子立会いの下で復活を遂げ、製造されたウェルシュウイスキーは蒸留所が位置する場所の名前を冠した「ペンダーリン（PENDERYN）」という銘柄のシングルモルトとして販売が開始されました。
以降、復活を遂げたウェールズウイスキー「ペンダーリン」は、たったひとつの蒸留所で造られるため生産量が少ないことから「幻のウイスキー」と呼ばれ、日本でも注目の銘柄としてウイスキーファンの間で知られています。