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世界中のモルトファンを虜にするアラン プライベートカスク 2000年

■創業20年の歴史の浅い蒸溜所ですが、世界が注目しています

アラン蒸溜所は、世界中のモルトファンが注目するほどの蒸溜所に発展してきました。
アラン プライベートカスク 2000年を始め、様々な銘酒がこの蒸溜所から世に送り出されています。
近代の中で比較的新しい蒸溜所なのですが、世界が注目するウイスキーメーカーに成長を遂げることができました。
アラン蒸溜所がある場所はアラン島という場所で、昔からこの場所は密造酒の生産が行われ続けてきました。
地質学者のジョン・マカロック氏もアラン島のことを密造酒界のブルゴーニュと称えているほどです。
しかし、最後にこの島でウイスキーの生産がストップしてしまったのは1837年のことで、アラン島では160年以上もウイスキーづくりが行われることはありませんでした。
当時、スコットランドの大きな収入源は観光業でした。
創立者のハロルドカリー氏はこのことにも目を付け、雨でも楽しめる観光地になれば、最初の経営難を乗り越えるのではないかと考えて、このアラン島に新たな蒸溜所を建設することになったのです。
アラン島の住人たちも、この場所に再び蒸溜所が建設されるのを好意的に受け入れ、アラン島に蒸溜所が新設されることによって、島の経済も潤うことができたのです。
島の収入源といえば、ウイスキーづくりが160年間行われていなかったため、ジャガイモを育てるか、漁業か、観光業しかありません。
そんな場所にアラン蒸溜所ができることは、島民の生活をより豊かにすることでしたので、多くの島民が喜んで受け入れたのでしょう。

■アラン蒸溜所の目玉は観光客に人気のビジターセンターです

蒸溜所の建設とともに、ハロルドカリー氏はウイスキーづくりを見学することができるビジターセンターも設けていました。
長年、ウイスキーの大企業に勤めてきたハロルドカリー氏は多くの観光客を呼び込むこともすでに、創立当初、時代の先を読んでいたのかもしれません。
1994年度に建設工事が本格的に始められ、翌年の1995年には蒸溜所が公式開業されることになりました。
この時、プレハブで急遽建てられたビジターセンターにはアラン島の住民を含め、2万5千人以上の人々が足を運ぶことになったのです。

■正式オープンの日には女王陛下の除幕式も！

アラン島にあるアラン蒸溜所は多くの人々の期待が寄せられていました。
1997年にビジターセンターが新しくオープンすることになったのですが、その際には、女王陛下の除幕式もあったため、島民とともに多くの観光客も押し寄せることになったのです。
現在は蒸溜所の規模も大きくなり、世界中からアラン蒸溜所のウイスキーづくりを見学しようと多くの人々が押し寄せてきています。
ビジターセンターも立派になり、観光業としての収入源の1つとなっているでしょう。
このビジターセンターでは、アラン蒸溜所で生産されたウイスキーのテスティングを行うことができ、見学も行うことができます。
アランモルトの特徴とも言える蜂蜜や麦芽の味わいが楽しめるとともに、創立当時から熟成され続けてきた様々な樽の原酒をミックスさせたウイスキーもありますので、世界中のウイスキーファンの喉をうならすことができるのでしょう。

■アラン プライベートカスク 2000年 シェリーホグスヘッド 16年の味は？

アラン プライベートカスク 2000年の味は、まるでマシュマロのような甘い香りや干し草、辛みのあるスパイス、ドライパイナップルのような様々な味が複雑に絡み合います。
スパイシーでそしてフルーティーな香りがしますので、じっくりと味わいたいウイスキーだと言えるでしょう。
シェリーホグスヘッドで熟成させたウイスキーですので、フルーティーな深みのある味わいがします。
創立して間もない頃に仕込まれて、20年間熟成させたウイスキーですので、熟成樽とともに蒸溜所での歴史が刻み込まれたウイスキーです。
限定ボトルですので、なかなか手に入るのが難しいのですが、コレクターにはぜひ手に入れて頂きたいボトルの1つだと言えます。