menu list買取商品 - ピーテッドアラン 2005年 バーボンバレル
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ピーテッドアラン 2005年 バーボンバレルの高価買取致します
ピーテッドアラン 2005年 バーボンバレルのご紹介
買取参考価格 | 8000円前後
生産国 | イギリス |
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生産者名 | アラン蒸溜所 |
地方 | スコットランド |
地区 | アラン島 |
分類 | シングルモルトスコッチウイスキー |
タイプ | 700ml/59.3度 |
アイル・オブ・アラン蒸溜所は1995年にアラン島に約160年ぶりに復活した島唯一の蒸溜所です。創業者のハロルド・カリー氏はスコッチ界の重鎮で、「自分の蒸溜所をもちたい」という長年の夢を実現させたのがこの蒸溜所です。
アランのピーテッド原酒は毎年少量しか生産されず非常に希少と言われています。
ピーテッドアラン2005は、フェノール値20ppmのピーテッド麦芽を使用し、バーボンバレルにて10年熟成したピーテッドタイプのアランモルトで、シングルカスク、カスクストレングスでボトリングされ、程良いスモーキーさが特徴です。
香りからピートスモークが良く出てくる王道のスモーキーフレーバーで、オークスパイスを伴ったトフィーがゆっくりと広がります。フィニッシュには塩味の効いた上品な蜂蜜の甘さが長く続きます。
ピーテッドアラン 2005年 バーボンバレルの歴史
ウイスキーの密造時代の歴史が興味深い
■ウイスキーといえば琥珀色
ウイスキーの魅力に、なんともいえない美しい琥珀色をした液体ということが挙げられます。
日本人にとっておなじみのアルコールといえば日本酒や焼酎で、どちらもほとんどが無色透明です。
お酒とは無色透明であるものという固定観念を持っていた時代の日本の人たちにとって、初めて目にする琥珀色をしたお酒はどのように映ったのでしょうか。
美しいと思う人もいれば、変色していると思った人もいたことでしょう。
けれど、もとを辿ればウイスキーも無色透明だったということは、ウイスキーが爆発的な人気を誇る今でも、知らない人も多いと思われます。
ウイスキーは蒸留酒ですので、発酵した段階のお酒をさらに熱を加えてぐつぐつ沸騰させ、その蒸気を集めて冷やし、気化したお酒だからです。
そのため、蒸留酒は余分なものを徹底的に取り除き、純粋に原料が持つ成分だけをお酒にしていると言えます。
日本酒やワインは発酵した時点で飲みますので、蒸溜という手間がかからないことが、ウイスキーに比べると安価に手に入る理由かもしれません。
無色透明の液体として出来上がるウイスキーは、当時、スコットランドやアイルランドで多く造られていて、人々は蒸留酒ができた時点で飲んでいました。
つまり、琥珀色になるための工程というのはなかったわけです。
そんな蒸溜したてのウイスキーはウォッカやジンのような辛く、ピリリとした口当たりのお酒だったといわれます。
このウイスキーがどのような歴史を経て琥珀色になったのかは、興味深い歴史を紐解くのがいいでしょう。
■密造という時代があればこそ
イギリスで最も盛んにウイスキーの製造が行われていたのはスコットランドですが、イギリスはスコットランドだけでなく、アイルランドやイングランドといった具合に、それぞれが独立した議会を持ち、自分たちが一番という意識を持つ国でできていました。
そのため、アイルランドとイングランドとの間で独立をめぐって戦争が起こり、スコットランドとイングランドは犬猿の仲だったことから、こちらでもしばしば衝突が起こりました。
武力に勝るイングランドがスコットランドを併合することになった時、スコットランドで広く飲まれているウイスキーに莫大な税金を課す法律を通したのです。
いつの時代もお酒に対する課税は最も効率がよく、イングランドとしてはスコットランドからお金を取り上げる、絶好の機会と映ったことでしょう。
けれど、スコットランドも負けてはいません。
税金を納めなければならない合法の蒸溜所をどんどん閉鎖し、密造酒を造る蒸溜所ばかりにしていったのです。
役人とのいたちごっこは続きましたが、シェリー樽の中に蒸溜したばかりのウイスキーを詰め、山里離れたところに保管するなどして、税金を逃れて飲む人が大勢出てきました。
これが、いわゆるスコットランドにおける密造の時代です。
この密造時代がもたらした予期せぬ出来事は、無色透明だったウイスキーがシェリー樽によって熟成され、琥珀色の液体と旨味や香りが増した上質のお酒に変わったことです。
密造の時代がなければ、今もウイスキーは無色透明のままだったかもしれません。
■アランは新進気鋭の新しい蒸溜所
スコットランドの下にある小さな島、アラン島に20年ほど前にできた新進気鋭の蒸溜所がアラン蒸溜所です。
独立資本のため、シングルモルトウイスキーにこだわって造っているのが特徴です。
そんなアランは、ノンピートのウイスキーを造るという、スコッチウイスキーとしては珍しい蒸溜所ですが、2004年からは少しずつピーテッドタイプの生産を始めました。
「ピーテッドアラン 2005年 バーボンバレル」は、そんなアラン蒸溜所の数少ないピーテッドタイプのウイスキーで、バーボンバレルで10年熟成されています。
開設から10年を経た時期に発売されただけに、アラン蒸溜所のウイスキーの歴史と変化を感じるのには外せない、貴重な一本となっています。
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