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冬だけ味わえる新鮮な美味しさが魅力の日本酒

■年度初めが楽しみな菊姫の1月限定品

菊姫 吟醸あらばしり 720ml 冬季限定は菊姫より販売される冬季限定品で、720mlと1.8Lあるうちの小さい方のサイズとなります。
酒袋からお酒を搾るときに最初に出てくるお酒をあらしばりと言い、加圧していない最初の一番搾りでいただくことができるお酒です。
強く絞らず丁寧に瓶詰めしているため、お酒が少し白く濁っているのが菊姫 吟醸あらばしり 720ml 冬季限定の特徴で、これは新鮮でフレッシュなお酒であることを表しています。
搾りたての新酒は荒々しさと力強さが魅力となっており、鋭さと酸味が独特の美味しさを生み出しながら吟醸酒の旨味と芳醇な風味も併せ持ったお酒です。
この美味しさを味わえるのは1月に発売される限定品を手にした人だけに限られているため、ぜひ早めに手に入れておくことをおすすめします。
菊姫 吟醸あらばしり 720ml 冬季限定は、瓶詰直後すぐに飲むと新酒の荒さと腰の強さが感じられ、これぞまさに新酒ならではの味が楽しめます。
さらにもう一つの飲み方として、開栓後に少しずつ味わうという飲み方です。
菊姫 吟醸あらばしり 720ml 冬季限定はフレッシュなお酒のため、開栓すると微妙に味が変化していき、毎日異なった飲み口や風味が楽しめます。
さまざまな飲み方が楽しめる新酒ならでは魅力がたっぷり詰まった出来となっています。

■冷酒にして飲むファンも多い

菊姫 吟醸あらばしり 720ml 冬季限定は軽快な口当たりと飲み口が柔らかいこともあって、冷酒好きの女性にも人気です。
保存方法は冷暗所もしくは冷蔵庫が適しているため、最初から冷蔵庫で冷やしておいて飲むというファンも少なくありません。
新酒ならではの荒さの中に吟醸酒の旨味もしっかりと醸し出している菊姫 吟醸あらばしり 720ml 冬季限定は、みずみずしさも特徴の一つに挙げられます。
菊姫 吟醸あらばしり 720ml 冬季限定の熟成期間は1年未満で、アルコール度数は17度以上18度未満ありますが若さゆえの冷酒も楽しみな飲み方です。
日本酒が苦手な人や若い吟醸酒はあまり飲まないという人も、ぜひ冷酒での新しい美味しさを発見してはいかがでしょう。

■厳選素材を山廃で仕込んだ逸品

菊姫 吟醸あらばしり 720ml 冬季限定は原料米に兵庫県特A地区吉川町産の山田錦を使用しており、精米歩合は55%で、生酛系に属する日本酒醸造方法の一つである山廃仕込で仕込みを行っています。
山廃仕込は正式名称を山卸廃止酛（やまおろしはいしもと）と言い、単純に山廃と称されることもあります。
1909年（明治42年）、明治政府の先導によって国立醸造研究所で開発された山卸廃止酛は、生酛系の酒母の中でも代表的な酛です。
山卸は蒸した米と麹、そして水を混ぜ合わせ粥状になるまですりつぶす工程のことで、明治時代以前の山卸は大変な労力を要する作業でした。
水車で精米し半切桶の中に蒸した米と水を入れて櫂で丹念にすりつぶしていたのですが、酒造りが近代化していくにつれて山卸は必ずしも必要とされなくなっていきます。
なぜかというと機械化によって、精米すると麹が一定量白米に吸収されることから蒸した米をすりつぶす必要がなくなりました。
ほかにも酒母を作るのに山卸の生酛は速醸系の生酛の約2倍から4倍の育成期間がかかることから30日程度の日数を要し、打瀬をするためには5℃以下の環境でないとできないなど、扱いが大変難しいものでもあったことなどが要因です。
しかしながら数々の困難を突破して山廃仕込みでできあがった日本酒は、水で割っても日本酒と同じ味がします。
これは酒母に多くのアミノ酸を含むため非常に濃厚で芳醇な味わいに仕上がり、香りも強くなるためです。

■手間暇かかる仕込みをしない蔵元が増えている

菊姫 吟醸あらばしり 720ml 冬季限定を製造する蔵元の菊姫では、伝統製法に則った旨い日本酒造りを守り続けています。
山廃仕込みの菊姫 吟醸あらばしり 720ml 冬季限定を造り出すためには、杜氏の卓越した技術と長年の経験が欠かせません。
山廃仕込みが減ってきた背景には、熟練の技を持つ杜氏がいないと失敗する確率が非常に高くなることが挙げられます。
仕込みの途中で腐敗するリスクがあることから敬遠されがちな山廃が味わえるのも、ひとえに菊姫が今も杜氏の技術を伝承しているからこそといえます。
そんな貴重な日本酒が期間限定で登場する菊姫 吟醸あらばしり 720ml 冬季限定は、まさに冬ならではの楽しみです。