menu list買取商品 - アードベッグ 1975年 サマローリ フラワーシリーズ
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アードベッグ 1975年 サマローリ フラワーシリーズの高価買取致します
アードベッグ 1975年 サマローリ フラワーシリーズのご紹介
買取参考価格 | 130000円前後
生産国 | イギリス |
---|---|
生産者名 | アードベッグ蒸留所 |
地方 | スコットランド |
地区 | アイラ島 |
分類 | シングルモルトスコッチウイスキー |
タイプ | 750ml/57度 |
「アードベッグ」は、最もデリケートでありながら、ピート(泥炭)が生み出す独特のスモーキーさと複雑な味わいを持つモルトとして、世界中の舌の肥えた愛好家から高い評価を受ける究極のアイラモルトウィスキーです。
スモーキーでありながら、甘みのある美味しさが「ピーティーな矛盾」と評価され親しまれています。
こちらの「アードベッグ1975(ARDBEG 1975)」は、スコットランド以外の国では最古と言われるイタリアの独立系ボトラーズ「サマローリ(SAMAROLI)社」のフラワーシリーズとしてボトリングされた480本限定リリースのうちの貴重な1本です。
アードベッグ 1975年 サマローリ フラワーシリーズの歴史
スコッチウイスキーの分類
■ 蒸留したてで飲まれていたスコットランドのお酒
スコットランドのウイスキーと言えば、スコッチとしてよく知られていますが、もともとはスコットランドで暮らす人たちの安酒でした。
蒸留して出来上がったらすぐに飲んでいたため、そのアルコール度数はかなりの高さだったことから、まさにアルコールそのものを飲んでいたような状態だったでしょう。
蒸留したての状態で飲んでいたのは16世紀のことで、この時代はまだ蒸留したあとの熟成という工程がなかったため、そのお酒は無色透明でした。
現在の琥珀色の美しいスコッチウイスキーを生み出したのは、スコットランドの人たちへの圧政に端を発しています。
■ グレートブリテン王国の一部になったことで始まった高額な課税
1707年、常に闘争に明け暮れていたスコットランド王国とイングランド王国との戦いは、スコットランドの負けに終わります。
イングランドに併合され、新たにグレートブリテン王国の中の一つとなったスコットランドには、1725年、イングランドによる大幅な酒税引き上げが待ち構えていました。
その引き上げ額は一説には15倍にもなったとされており、スコットランドの人たちが猛反発したのも無理はありません。
イングランドにしてみれば、長年抵抗してきたスコットランドから税収を搾り取る格好の対象がお酒だったわけですが、フランスとの戦争で多くの費用が必要だったという背景もあります。
いずれにしてもスコットランドの人たちにとっては受け入れがたいことでしたので、生産者の多くが密造者となったのです。
イングランド人が収税官として取り締まりにあたったことも、スコットランドの人たちからの反感をより大きくする結果になりました。
高額な課税は、スコットランドの酒造りの生産者を一斉に密造酒製造者へと変え、ほぼすべてが密造酒になったと言っても過言ではなく、まさに異様な状況になったと言えるでしょう。
■ 正規業者も存在した
生産者のすべてが密造酒造りを行ったわけではなく、中には正式に認められた生産者も存在しました。
しかし、皮肉なことに正規業者が造る酒よりも、密造酒の方が美味だったことから、イギリス国王ジョージ4世までが密造酒を飲みたがる始末です。
いくら何でも国王が密造酒を飲むのは非常にまずいということで、税率は引き下げられることになりました。
スコットランドの人たちの課税逃れとイングランドへの強烈な対抗意識があったからこそ、今のスコッチウイスキーが存在していると言っても過言ではありません。
いまだにグレートブリテンはしばしば地域による意見の隔たりが取りざたされますが、ウイスキーの歴史を紐解くと17世紀から互いにウマが合っていなかったことが分かります。
■ 点在する島も密造酒を造る蒸留所ばかり
密造酒が盛んに造られた頃、スコットランド本島と離れて点在する島は、絶好の密造酒造りの場となりました。
アードベギャンと呼ばれる熱心なファンを持つ、強いピート香が特徴のアイラモルトウイスキーを造るアイラ島のアードベッグ蒸留所も、始まりは密造酒造りの蒸留所だったのです。
密造酒造りがバレてしまい、蒸留所ごとダメになってしまったあと、1815年に再度正式に蒸留所として再開します。
アイラ島特有のピート香の強いアイラモルトウイスキーの中でも、特に優れた味わいのウイスキーを造る蒸留所として、アードベッグ蒸留所は高い名声を得ました。
アイラ島だけでなく、点在する島の多くが密造酒を造りましたが、密造酒を造らずに済むようになってからは蒸留所の数も減ってしまいます。
幾度にもわたる買収でたびたび操業閉鎖に追い込まれたアードベッグ蒸留所は、現在はスコッチウイスキーの会社に買収され、数奇な運命に翻弄されながらも、現在もアードベギャンに喜ばれるシングルモルトウイスキーを造り続けているのです。
■ イタリアのボトラーズによる限定アードベッグ
アードベッグ 1975年 サマローリ フラワーは、スコットランドを除けば最古とされるイタリアの独立系ボトラーズ、サマローリ社がフラワーシリーズとしてボトリングし、480本を限定にしてリリースしました。
強いスモーキーさの中に甘みが感じられることから、ビーティーな矛盾と称されるアイラモルトウイスキーのおいしさが堪能できる、アードベッグの逸品です。
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