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アードベッグ27年シェリーカスク51.4％1976は希少な1本！

■27年熟成の希少な1本

アードベッグ27年シェリーカスク51.4％1976は、ウイスキーの祭典アイラ・ウイスキー・フェスティバルで3番目にリリーズされたものです。
27年という月日も熟成されているウイスキーは、アードベッグの中でも少なく大変価値の高いものでもあります。
その味わいも最もデリケートでもあり、独特なスモーキーにハマる方が多く、特に舌の肥えたウイスキーラヴァーからも愛されています。
早い段階でアードベッグをボトリングするとスモーキーさが強めに出るのですが、しっかりと27年熟成させることで甘みのあるおいしさも感じられるのです。
対照的な味わいが絶妙なバランスを取っていて、この矛盾で神秘的な味に惹かれるファンが後を絶ちません。
アードベッグ27年シェリーカスク51.4％1976は、カスクナンバー2398でアルコール度数51.4％に仕上げられています。

■スコットランドについて

アードベッグ27年シェリーカスク51.4％1976を始め、スコットランドではさまざまなウイスキーが造られています。
スコットランドの中でもアイラ島のウイスキーは、個性があり蒸溜所も海に面していることから潮の匂いも感じられるお酒です。
アイラ島で製造するからこそ出せる、香りが味が楽しめます。
ウイスキーの聖地とも呼ばれていて、ウイスキーフェスティバルも毎年開催され多くの人で賑わっています。
スコットランドにウイスキーが初めて伝わった時期は、実ははっきりとしてしていません。
さまざまな事柄から憶測をし、12世紀から13世紀にかけて伝わってきたのではないか？というのが有力視されています。
ほかにもウイスキーの蒸溜技術はキリスト教がアイルランドから伝わってきたときに、一緒に教えてもらえたのではないかという情報もあります。
スコットランドにある記録の中でもウイスキーに関連したことが書かれている最も古い記録は、スコットランド財務省の記録で1494年のものです。
ウイスキーの歴史は今に始まったことではなく、何世紀も前から始まっているのです。
ここまでの歴史があったらからこそ、アードベッグ27年シェリーカスク51.4％1976も生まれました。

■シェリーカスクについて

ネーミングの一部に付いているシェリーカスクとは、シェリーの樽という意味になります。
ワインの産地であったヘレスの昔の名前が、英語の発音で言うとシェリーであったことから、シェリーカスクとなったそうです。
それらシステムという独自のシステムを使って、樽をピラミッドのような形に何段も積み重ねて造ります。
使っている熟成樽が、シェリーカスクということになります。
もっというと、シェリーカスクはお酒を熟成させるために使ったもの、過去のものの樽です。
熟成の年数もさまざまなものがあり、100年以上熟成されているお酒もあります。

■アードベッグの歴史は波乱万丈

ここまで順調にアードベッグのウイスキーが製造されてきたわけではなく、閉鎖に追い込まれて稼働していなかった時期もありました。
さまざまな時代とともに大変な時期を経て、やっと今安定した経営となっています。
グレンモーレンジ社になってから、ようやく復活を遂げることとなります。
ウイスキーの愛好家たちなど世界中の人からアードベッグへの関心が高まり、これまでのアードベッグの古い製法で造る技術へとやり方を変えていきました。
すぐに昔のようにはいかなくても、少しずつおいしいあの味わいを楽しめる製法で造るために努力をしています。
今アードベッグで使われている麦芽は、アードベッグで1978年以前と同じやり方で製造されています。
閉鎖に追い込まれたり所有者が変わったりと、大変な時をきた中でも残っていたアードベッグ27年シェリーカスク51.4％1976は、出会えること自体が希少です。
独特で魅了するスモーキー感と27年かけてシャリー樽にずっと入っていた熟成された甘さの融合が楽しめます。