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限定品で希少価値の高いアードベッグ31年シングルカスク1976

■ピーティーな矛盾な味のアードベッグ31年シングルカスク1976

アードベッグ31年シングルカスク1976は、2008年にボトリングされたウイスキーで、31年間じっくりと熟成されたアードベッグの中でも希少価値の高いお酒です。
アルコール度数も52.4％で、独特なスモーキーさと一緒に天然の甘みを感じられることができるウイスキーです。
ほとんど本数が出回っていないのと、519本限定で販売されているため出会える機会がほとんどないお酒になります。
希少価値も高いので、出会う機会があったらぜひ味わいたいウイスキーです。
1976年に製造されたときの味わいなども楽しめますので、ウイスキーの愛好家にはたまらない1本でしょう。
アードベッグは泥炭のピートが生み出す独自のスモーキーさが楽しめるのが最大の魅力で、ほかのウイスキーにはないニッチな味わいが楽しめます。
特にウイスキーには詳しく舌が肥えた方たちから高い評価を受けているので、その中でも希少価値の高いアードベッグ31年シングルカスク1976は手に入りにくいです。
アードべッグの特徴として、原料となる大麦麦芽を乾燥させる際に、ピートが使われています。
このピートは泥炭とも呼ばれていて、植物が腐敗した堆積物を使って乾燥させているので、独特なスモーキーさが出るのです。

■シングルカスクとはどんな意味？

アードベッグ31年シングルカスク1976のネーミングの中にあるシングルカスクは、樽から出した原酒をほかの樽の原酒と一緒に混ぜてから瓶詰めしてないお酒という意味です。
混ぜていないので樽から出したらその原酒1種類だけで、瓶詰めがされています。
一つひとつの樽の中で熟成されているウイスキーなどのお酒は、少しずつ味が変わります。
逆に言うと樽が違うと、まったく一緒の味になるということはほとんどありません。
樽からそのまま1種類しか瓶に詰めませんが、水で薄めてアルコール度数を調整する場合はあります。
一つの樽からだけ瓶に詰めているシングルカスクは、必然的に数が少なくなります。
樽の材質や焼き方などを変えてウイスキーを造っているので、一つの樽からしか取れないシングルカスクは数も少なく出会える機会が少ないので貴重です。
1976年のアードベッグの31年をかけて熟成させたシングルカスクの味は、このボトルでしか味わえません。

■1976年に製造され31年も熟したアードベッグは価値も高い

なぜアードベッグの長期熟成させたウイスキーの価値が高いかというと、今までの歴史にも由来しています。
そもそも31年も経ったシングルカスクで取れるウイスキーにも数が限られているというのもありますが、アードベッグは1981年に生産が停止させられたり、1989年には限定的にまた造るようになったものの1996年には売却されたりと、順風満帆とはいえない歴史を辿ってきました。
そのため特に1970代にアードベッグ蒸溜所で造られたウイスキーの樽が残っているのも少なく、味わいたいと思っても数に限りがあるのです。
少しの期間しか置かない樽とは違う、長期間保存し熟成させたから味わえる甘みもあり、その味わいの虜になってしまう方もいます。
そのためアードベッグ31年シングルカスク1976は大変価値が高く、なかなか手に入らないお酒です。
アードベッグは大変な時代もありましたが、歴史をトータルで見ると大変長く、皆から愛されています。
1815年に設立され、このときから最大の魅力でもあるピーティーでさらにスモーキーな味わいのお酒を製造しています。
閉鎖の危機の前までは、小規模でありながらも従業員などが数ーのウイスキーを生産し、ウイスキー愛好家を始めさまざまな方を楽しませてきました。
大変なときもありましたが1997年からは比較的安定した経営となり、今も少しずつスモーキーで甘さのあるアードベッグを生産しています。
年数を5年や10年しか熟成させていないウイスキーもおいしいですが、31年置いたアードベッグもまた奥深い味が楽しめます。