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新進気鋭のシャンパーニュを生み出すのは長い伝統に裏付けされたメゾン

■シャンパーニュは特別なワイン

フランスのお酒といえばワインですが、中でもシャンパーニュは特別なお酒として、聖なるワインと呼ばれています。
そもそもキリスト教国においては中世までワインはミサの際に供されるお酒でしたので、ワインを作る場所は修道院であり、作り手は修道士でした。
現在もミサ用のワインが日本でも売られていますが、とりわけシャンパーニュはその起源からして聖なるワインとなるべく運命を持っていました。
理由は496年、フランスの初代国王がクリスマスの夜にシャンパーニュの地で戴冠したことに起因します。その結果、シャンパーニュのワインが聖なるものとされ、この地で作られるワインは必然的に聖なるものとなっていったのです。
シャンパーニュが特別とされるのは独自の製法だけでなく、シャンパーニュ地方で栽培されたブドウのみを使うなど、さまざまな条件を満たす必要があるからなのですが、そもそも歴史の始まりからして特別なワインだったのです。

■ハリウッドで大人気の新進気鋭のメゾンの正体とは

いまや世界的に高級白ワインとして認識されているシャンパーニュですが、修道士のドン・ペリニヨンによって、瓶内第二次発酵というシャンパーニュづくりに欠かせない製法が生まれたことなどから、ドン・ペリニヨンという名前自体がシャンパーニュの代名詞ともなっています。
そんな中、いま、アメリカで最もホットなシャンパーニュとして注目されているのが、「アルマン・ド・ブリニャック」です。
ハリウッドセレブたちが伝統的なシャンパーニュのおいしさと、革新的なメタリックボトルにぞっこんなのです。
2010年に1,000ものシャンパーニュの中から見事に1位に選ばれたアルマン・ド・ブリニャックは、いったいどのようなシャンパーニュなのかが気になりますが、実はシャンパーニュ地方において250年にわたり伝統的な製法でシャンパーニュを作り続けてきた名門キャティア家が作っています。
上質のブドウが栽培されるシニー・レ・ロゼ村で1763年にシャンパーニュづくりを始めたキャティア家は、ブドウの栽培から醸造に至るまで長い歴史を持っているメゾンだけに、ハリウッドセレブたちを虜にしたのは必然と言えるでしょう。

■世界ハイクラスのシャンパンを生み出すメゾン

キャティアは家族経営のハウスとして生まれてから成長を続け、いまでは世界で最もハイクラスのシャンパーニュを生み出すメゾンとなりました。
シャンパーニュキャティアから生まれるシャンパーニュは、シャンパーニュキャティアしか扱わないという高級店を出現させ、世界の名だたる航空会社のファーストクラスで提供されています。
アメリカのセレブたちを虜にしているのは、最高級品質のマルチヴィンテージのシャンパーニュを、斬新なメタリックボトルに詰めたアルマン・ド・ブリニャックで、華やかなボトルに描かれたスペードのデザインは、シャンパーニュを味わうのはもちろん、ボトルを目で楽しむという革新的な要素を取り入れているからなのです。

■シャルドネのおいしさが堪能できる「ブラン・ド・ブラン」

白ワインは、白ワインを作るのに最適なシャルドネという品種のブドウを使いますが、アルマン・ド・ブリニャック の「ブラン・ド・ブラン」は、このシャルドネだけを使って造られているのが特徴です。
アンティーク感のあるシルバーボトルには、ピューター製のスペードのラベルが貼られていて、このラベルにも手間がかかっています。
コニャックの製造地として知られるコニャック地方に唯一残っている装飾業者が、1枚1枚手作業で張り付け、磨き上げて完成させているのです。
軽やかでクリアな香りが特徴、飲み口は辛口でバニラやフルーツなどのアロマが醸し出されます。
シャルドネ100%というミステリアスさもあって、一度は飲んでみたいシャンパーニュとなっています。