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アメリカのセレブを虜にする新進気鋭のシャンパーニュ

■アメリカのセレブを虜にする老舗メゾン

日本ではシャンパンという呼び名で通っていますが、正しくはシャンパーニュと呼ぶ発泡性の白ワインは、フランスはシャンパーニュ地方でのみ作られています。
シャンパーニュと名乗る発泡性白ワインにするためには、シャンパーニュ地方で作られたものであるというだけでなく、多くの基準をクリアする必要があり、結果としてスパークリングワインの白とは別格のものとなるわけです。
ワインの国として長い歴史を持つフランスですからこそ、樽の中で発酵する過程で生まれた発泡性という特徴をさらに上質なものにするため、明確かつ厳しい基準を設けたのも納得ができます。
シャンパーニュ地方で作られるシャンパーニュの中で、いま、アメリカのセレブたちを虜にしているのが「アルマン・ド・ブリニャック」です。
シャンパーニュメゾン(シャンパン製造会社)としては、日本ではまだまだ知られていない新進気鋭のメゾンです。

■実は長い歴史を持つメゾン

日本ではよほどシャンパーニュに精通している人でないと知られていないアルマン・ド・ブリニャックですが、実はシャンパーニュ地方のモンターニュ・ド・ランスを拠点として250年以上にもわたってシャンパーニュを作ってきた名門キャティア家のメゾンなのです。
キャティア家はシャンパーニュに適したブドウの栽培から醸造まで、シャンパーニュの伝統を大切にしたシャンパーニュ造りを受け継いできた長い歴史を持っています。
そんな歴史あるメゾンでありながら、アルマン・ド・ブリニャックが最近になってアメリカの名だたるセレブたちに大いに注目されているのは、伝統を重んじながらも革新的な要素も取り入れているからなのです。
シャンパーニュ地方に伝わる伝統的なシャンパーニュ作りを250年にわたって行ってきたため、すべてのキュヴェをマルチヴィンテージ(複数年のリザーブワインをブレンドすること)で作ることにこだわっており、ヴィンテージ・シャンパーニュ(単一年の収穫で作られたシャンパーニュ)を一切作っていません。
これは、本来複数のヴィンテージをブレンドすることにより、作り手の個性が表現されるマルチヴィンテージならではのシャンパーニュに仕上がりますからこそで、ここに伝統へのこだわりが感じられると言ってよいでしょう。

■品質へのこだわりがセレブの注目に

シャンパーニュ地方で作られるシャンパーニュには、世界にその名を知られた逸品が数多く揃っていますが、その中にあってアルマン・ド・ブリニャックは、新参者といったイメージがぬぐえません。
それを補って余りあるのが、高品質のシャンパーニュを作るという伝統を重んじた製法によって生まれる、他のメゾンでは造り出すことができない品質への徹底的なこだわりにあるのは確かです。
これにいち早く反応したのが、アメリカのセレブたちです。
トム・クルーズやジョージ・クルーニー、レオナルド・ディカプリオにビヨンセといったセレブたちを虜にしたのは、250年の長きにわたって生まれた伝統的な製法で作られるシャンパーニュであるにもかかわらず、この伝統に裏打ちされて生まれたシャンパーニュを、メタリックボトルに入れるという革新的な取り組みでした。
アルマン・ド・ブリニャックのメタリックボトルは、これまでになかったシャンパーニュのボトルとしてセレブから注目を集めて話題になったのです。
それでいて、シャンパーニュ自体は徹底的に伝統を重んじた出来栄えになっているというギャップが面白く、いま、アメリカで最もホットなメゾンと呼ばれる理由となっています

■おしゃれで斬新なボトルにほれぼれ

実際、アルマン・ド・ブリニャックのシャンパーニュのボトルは、ほれぼれするほど美しいデザインになっています。
中でも「ドゥミセック」は、アルマン・ド・ブリニャックのメゾンを訪れた人しか飲むことができなかった、貴重なシャンパーニュでした。
シャンパーニュの中で一番搾り果汁を使用した最高級品のことをプレスティージュ・キュヴェと言いますが、アルマン・ド・ブリニャックのドゥミセックは世界で唯一のプレスティージュ・キュヴェであることから、とりわけセレブたちから熱い注目を集めているのです。
6年間シャンパーニュ地方の地中深くに掘られた地下セラーで瓶内熟成させることにより、力強い果実の香りとバランスの取れた甘味に仕上がっています。
このバランスの取れた繊細で甘い味わいは、魅惑的な料理とのペアリングを重視されています。