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伝統だけに縛られないメゾンが注目される理由

■シャンパーニュとスパークリングワインの違い
シャンパーニュといえば、フランスのシャンパーニュ地方で作られるスパークリングワインのことで、発泡性の白ワインのことを言います。
フランスだけでなく、世界中でスパークリングワインが作られていますが、シャンパーニュと名乗れるのは、フランスのシャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインだけです。
シャンパーニュ地方特産のスパークリングワインであることと、シャンパーニュ地方で定められた製法で作られたもののみ、シャンパーニュと名乗れるのは、1994年に定められたTRIPS協定と呼ばれる『知的所有権の貿易関連の側面に関する協定』によって明記されています。
世界でシャンパーニュというブランドを名乗れるのは、上記の条件を満たしたスパークリングワインだけであると認められました。
シャンパーニュの製造には、キリスト教の修道士だったドン・ペリニヨンが確立した瓶内での第二次発酵と、さまざまな原酒をブレンドするアッサンブラージュといった独自製法を持つスパークリングワインがシャンパーニュ地方で作られたからこそ名乗れるというわけなのです。

■伝統を重んじながら革新的な取り組みも行うメゾン

シャンパーニュの歴史を紐解くとき、先に述べたキリスト教修道士のドン・ペリニヨンの存在を語らないわけにはいかないことから、シャンパーニュといえばドンペリというイメージが、日本ではすっかり定着しています。
これは日本だけでなく世界においても共通ですが、そんな中にあってアメリカのセレブたちがいま最も注目しているのが、革新的な取り組みを行っているメゾン、アルマン・ド・ブリニャックです。
ハリウッドセレブたちが注目しているとあって、何かと話題になっていますが、世界でたった一つのシャンパーニュ専門誌「シャンパーニュ・マガジン」において、2010年に1,000ものシャンパーニュの中から、世界中のソムリエと評論家が世界一だと絶賛したのが、アルマン・ド・ブリニャックだったのです。
いまや最高峰シャンパーニュ・メゾンの一角として世界中から注目されるようになったアルマン・ド・ブリニャックは、実は250年以上にわたってシャンパーニュ作りを行ってきたキャティア家が運営するメゾンで作られており、品質が優れているのは当然のことだったと言えます。
ただ、アルマン・ド・ブリニャックが大いに注目されたのは、伝統を重んじるシャンパーニュづくりとは正反対の様相を呈する、メタリックで斬新なボトルを使ったところにあります。
そのおしゃれなメタリックボトルがハリウッドセレブたちの目に留まって注目されただけでなく、中身のシャンパーニュ自体も、現在は作られることが少なくなった、マルチヴィンテージに徹底的にこだわったシャンパーニュであると言ってよいでしょう。
伝統を重んじつつ、革新的な取り組みと融合させた結果が、世界中のソムリエと評論家をうならせ、ハリウッドセレブたちを虜にした最大の理由と言えます。

■「アルマン・ド・ブリニャック」には飲んでみたいシャンパーニュが目白押し

アルマン・ド・ブリニャックには、一度は飲んでみたいシャンパーニュラインナップが目白押しですが、その中の一つ「ブラン・ド・ノワール」は、2009年に瓶詰めを行ったのち、2015年まで地下セラーで熟成されているのが特徴です。
さらに、限定生産で3,000本だけ作られたとあって、貴重なシャンパーニュとなっています。
シャンパーニュを名乗るには、原材料のブドウからしてシャンパーニュ地方のものでなければなりませんが、シャンパーニュ地方において最上級ランクの特級畑があるヴェルジー(Verzy)村にヴェルゼネ(Verzenay)村、そして一級畑のシニー・レ・ローズ(Chigny-les-Roses)村といった、上質のブドウが育つ地域で作られたブドウだけを使って作られています。
さらに、赤ワインの特徴であるピノ・ノワールが持つ、滑らかな口当たりを備えていることも大きな特徴です。
白桃やラズベリーなどの果実のアロマと柑橘系の香りが広がる、パワフルな味わいです。