お酒買取なら大阪のネオプライス

■日本でわずか510本の限定品
アラン リミテッドエディション エンジェルズ リザーヴ１９９７ ２０年は、1995年開設のアラン蒸留所でその2年目にあたる1997年に蒸溜され、希少なオロロソシェリーホグスヘッドで20年かけて熟成された珠玉のスコッチウイスキーです。
アラン蒸留所開設から20年周年を迎えた2015年より特別ボトルとしてリリースされたアジア限定商品の第3弾となり、熟成18年、19年、20年と続いた今回が最終の特別ボトルとなっています。
蒸溜年は1997年2月でボトリングは2017年7月、シェリーパンチョンNo.218による20年熟成でアルコール度数は51.7％、アラン蒸留所の22周年を記念してアジアにて数量限定で販売されます。
アジア地域限定で1,500本、そのうち日本へは約3分の1の割り当てで、国内でわずか510本の発売となり、瞬く間に完売してしまったボトルです。
エンジェルズ リザーヴの名称は20年の時を経る中で、アラン蒸溜所に棲みついているエンジェルたちが愛飲してしまったほど素晴らしく美味しいといった意味合いがあります。
ウイスキーやワインなど木樽で貯蔵するお酒の世界では、樽が呼吸することによって少しずつアルコールが気化し、樽の中のお酒が減っていくという現象が起こります。
これは化学的にも当然の現象であり、徐々に内部の量が減りながらアルコールが凝縮され、樽の木質からの影響も受けやすくなり、混ざり合いながら熟成度を高めていきます。
これによって熟成期間が長くなるほどに、樽香がつき、気化と濃縮を繰り返した複雑な味わいも生まれてきます。
この現象を業界ではエンジェルズシェア、天使の分け前と呼んでいます。
アラン リミテッドエディション エンジェルズ リザーヴ１９９７ ２０年においては、20年熟成の樽の中でもエンジェルズシェアが多い樽だけを厳選したカスクスレングスとなっており、非常に味わい深くウイスキーの醍醐味を存分に楽しめます。
ウイスキーがあまりに美味しいので思わず飲んでしまったといった エンジェルズ リザーヴは、良い樽だけを厳選し、加水などの調整もせずに樽出しそのままの香りや味わいが楽しめるカスクスレングスの限定ボトルなのです。

■香りや味わいの特徴
アラン リミテッドエディション エンジェルズ リザーヴ１９９７ ２０年は長期熟成の魅力が存分に楽しめ、ファーストノードはパンケーキにオレンジリキュールを垂らしたような華やぎのある甘く幸せな気分になる香りと、樽の焦がしたオークの香ばしさが混ざり合った感じです。
その後、ゆっくりとバタースコッチのような濃厚な香りへと変化も楽しめます。
味わいもスイーツのようで、クラッシュアーモンドをたっぷりまぶしたチョコレートビスケットや、子供の頃の記憶がよみがえって幸せな気分になれる濃厚な甘みのキャラメルのようであり、さらに洗練された高貴なリンゴと洋ナシのコンポートのような味わいも楽しめます。
フィニッシュにはほろ苦いカカオやオークスパイスが感じられ、最後まで長い余韻を楽しむことができます。
色合いは輝きのある美しい琥珀色で、香りはキャラメルや蜂蜜のような甘さと、サルタナレーズンやマーマレード、黄桃のようなフルーティーさ、オークスパイスの香りまで楽しめます。
テイストは黄桃のシロップ煮やオレンジのコンフィチュールのような甘酸っぱさとクレープのような甘味、シェリーやピンクペッパーのような甘酸っぱさも感じられます。
歴史が浅くても功績のあるアラン蒸留所
アラン蒸留所は長年、スコッチウイスキーに情熱を注いできたハロルド・カリー氏によって1995年に造られた比較的歴史の浅い蒸留所です。
アラン島はその昔、スコットランドで最も優れていると称されるウイスキーが造られていた歴史がありましたが、1836年に最後の1つが閉鎖されて以来、150年もの間、ウイスキー造りが途絶え、リゾート地と化していました。
そのアラン島を伝統あるウイスキーの島として復活させたのが、アラン蒸留所なのです。