menu list買取商品 - アラン サンテミリオン カスク
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アラン サンテミリオン カスクの高価買取致します
アラン サンテミリオン カスクのご紹介
買取参考価格 | 4900円前後
生産国 | イギリス |
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生産者名 | アラン蒸溜所 |
地方 | スコットランド |
地区 | アラン島 |
分類 | シングルモルトスコッチウイスキー |
タイプ | 700ml/50度 |
「アラン サンテミリオンカスク」は、フランスのボルドー・サンテミリオン地区の赤ワイン樽で熟成しました。
サンテミリオン南斜面に位置し、グラン・クリュに格付けされているシャトー・フォンプレガードの樽を使用した黒い果実のフレーバーが特徴です。
バーボンカスクで8年以上熟成した後、フレンチオークの空き樽で12ヶ月間フィニッシュされたことにより、赤黒い深い色合いに仕上がっています。
香りはワイルドベリーのジャム、ジンジャーで、奥からはちみつの甘みがふわっと湧き、ワイン樽熟成特有の奥行きのあるフレーバーです。
フィニッシュは程よいタンニンと、アランらしいペッパリーなスパイシーさがコクのある力強い後味となっており、寒い時期におすすめのウイスキーです。
アラン サンテミリオン カスクの歴史
アランの水を現代に
■失われた「アランの水」
アラン島にはウイスキーづくりが途絶え、150年以上も経過した歴史があります。
かつてはその島で造られた密造酒を「アランウォーター」という隠語で表し、島全体でウイスキーを密かに造り続けていました。
アラン島はクライド湾最大の島であり、今では英国王室の避暑地としても知られる風光明媚な土地ですが、かつては荒涼たる厳しい自然の大地でした。
エアーシャーやグラスゴーのすぐ近くにありながらこうした厳しい立地も相まって、「アランの水」は陰ながら連綿と作り続けられていたのです。
何より評価されたのは、その品質の高さです。
1824年に諸島を訪れた地質学者のジョン・マカロック氏は、「密造酒界のブルゴーニュ」という言葉でこの地のウイスキーの品質の高さを書き記しています。
それでも当時のウイスキー産業の低迷からは逃れられず、1837年には島最後の合法蒸溜所、ラッグ蒸溜所が閉鎖され、その後150年以上にわたって島のウイスキー産業は閉ざされたのです。
■新しい蒸溜所の建設計画
実に150年以上の月日が流れた1990年代初頭、シーバスブラザーズやハウス・オブ・キャンベルでマネージャーを務めたハロルド・カリー氏が、この島に蒸溜所の建設を企画します。
なぜアラン島を選んだのか、きっかけは建築家のデビッド・ハッチソン氏が友人としてこの地を勧めたことだと言われています。
2人は同じプロジェクトで働いたこともあり、ハロルド氏の新しい挑戦にはアラン島がふさわしいと彼は考えました。
もともとハロルド氏も懐疑主義を持っており、アラン島という唯一無二の場所でウイスキー蒸溜所を持つことで、確固たるアイデンティティを示せると確信しました。
初期費用はクラウドファンディングのような発想で捻出し、世界のウイスキーファンを味方に新たな蒸溜所が開設したのです。
■アランモルトの復活
1997年、アラン蒸溜所のビジターセンターは、エリザベス女王陛下を招いた除幕式でオープンしました。
女王は1980年にはボウモア蒸溜所を訪ねており、17年ぶり2回目の訪問先となったのがアラン蒸溜所です。
その1年ほど後には、ユアン・マクレガー氏がアラン蒸溜所を訪れ、正式なスコッチウイスキーとして最初のカスクを開けるイベントが行われました。
華々しい再スタートではありましたが、その後は10年に及ぶ厳しいビジネスの日ーがあったと言われます。
それでも着実に海外販路も拡大し、その信頼からアラン蒸溜所のボトルには、スコットランドの国民的詩人ロバート・バーンズの肖像の使用許可も認められました。
2015年には過去最高益、2016年には2基のポットスチル増設など着実に成果を上げ、立ち上げたハロルド氏は蒸溜所の到達点といえる「アラン18年」のリリースを見届け、この世を去りました。
長年自分の蒸溜所を持つ夢を持ち、努力の末それをアラン島で実現し、かつてその地で造られた素晴らしいウイスキーをもう一度世に送り出す功績を残し、彼は旅立ったのです。
19世紀、何人ものウイスキー評論家がアランモルトを「スコットランドで最も素晴らしいウイスキー」と評したその言葉を、彼は現実に取り戻してくれたといえるでしょう。
■アラン サンテミリオン カスク
「アラン サンテミリオンカスク」は、フィニッシュにフランスのボルドー・サンテミリオン地区の赤ワイン樽での熟成を行ったウイスキーです。
モルト原酒の追熟をワイン樽で行う手法はいくつかの蒸溜所でも行われていますが、ウイスキーの味を決める最も重要な要素の一つが「樽」です。
19世紀初頭に、蒸溜所が手近にあったワインやシェリー酒の樽を輸送用に使い始めたことで思わぬ効果に気付いたものですが、ウイスキーの香味を大きく変えるカギといえるでしょう。
このウイスキーはサンテミリオン南斜面のグラン・クリュに格付けされるシャトー・フォンプレガードの樽を使用しているため、深い色合いと香りに仕上がっています。
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