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日本のウイスキーファンを愛するアラン蒸溜所20周年記念ボトル

■アラン蒸溜所20周年記念ボトル

アラン1995 シェリーホグスヘッド 20周年記念 デカンタはスコットランドの美しい離島であるアラン島に1995年に設立されたアラン蒸溜所の創立20周年を記念してリリースされた限定ボトルです。
アラン蒸溜所はスコットランドでは新進気鋭の蒸溜所であり、今や世界にも注目される独自路線で独自のウイスキーを生み出しています。
アラン蒸溜所は繊細な味覚を持ち、適正な評価を与えてくれる日本のウイスキーファンをとても重視しており、ディレクター職にある人物が頻繁に来日しているほどです。
そのため、アラン1995 シェリーホグスヘッド 20周年記念 デカンタも2015年12月に日本市場限定で発売されました。
開設からちょうど20年シェリーホグスヘッドで寝かせた、アルコール度数50.6%の珠玉のウイスキーとなっています。
これに先駆け、アラン蒸溜所のマネージングディレクターのユアン・ミッチェル氏が来日して、都内のホテルで大々的な周年記念パーティーを開いたほどの熱の入れようです。
一般販売に先駆け、選ばれし国内の一部のバーで、先駆けでアラン1995 シェリーホグスヘッド 20周年記念 デカンタを味わえるキャンペーンを実施するなど、日本市場への思い入れは大変に強いと言えるでしょう。

■東京での20周年記念パーティーも

1995年6月にアラン島でアラン蒸溜所が開設されて20周年にあたる2015年の秋、都内の有名ホテルの大々的な協力とアラン蒸溜所の熱烈なサポーターが集まるもとでアラン蒸溜所のマネージングディレクターであるユアン・ミッチェル氏を招いての20周年記念パーティーが開催されました。
彼が来日を始めたのも20年前のことで、1年ぶりの来日という彼は毎年のように日本のアランファンのもとに訪れています。
パーティーのチケット100名のみの限定販売でしたが、あっという間に完売しました。
1995年に稼働を始めた時点で創設者であるハロルド・カリーはすでに70歳でしたが20周年を迎えて90歳で、この時点では健在でした。
その翌年の2016年3月に91歳で他界されましたが、無事に20周年を見届けることができたのです。

■ユアン・ミッチェル氏とアラン

創業者の想いを受け継ぎ東京で開催された20周年パーティーに登場したユアン・ミッチェル氏は、スコットランド最古の蒸溜所の1つであるスプリングバンクから2003年に、その当時、最も新しかったアラン蒸溜所に転身しました。
最古参の蒸溜所から創業間もないスコットランドで最も新しい蒸溜所への移籍は周囲からは心配されたそうですが、彼はアラン蒸溜所に未来を感じて移籍を決めたのです。
アラン蒸溜所の成功を見て今でこそ新しい蒸溜所が開設されていますが、アラン蒸溜所が開設された1995年当時はウイスキーブームに影が差し、数々の蒸溜所が閉鎖に追い込まれていた時代でした。
にもかかわらず、ハロルド・カリー氏は自らの理想のウイスキー造りをしたいと蒸溜所開設に踏み切ったのです。
その英断に魅力を感じ、人生の新たなスタートをアラン蒸溜所で歩み始めたのが親日家でもあるユアン・ミッチェル氏と言えるでしょう。

■これからのアラン蒸溜所に向けて新たなるスタートを

開設当時は新興蒸溜所として注目を浴びたアラン蒸溜所ですが、今やその名を世界のウイスキーファンに知らしめ、再び訪れたウイスキーブームにのって成功の道を歩んでいます。
華やか、フルーティ、リッチなアラン蒸溜所特有の魅力を持つウイスキーをより多くの人に届けるべく、2016年には新しいポットスチルとスピリットスチルを増設して生産力を上げることをパーティーの檀上で力強く語られました。
稼働時はわずか1対のポットスチルしかなかったアラン蒸溜所の歩みを実感できる出来事ではないでしょうか。
パーティー会場ではアラン蒸溜所の20年の軌跡を辿るスマグラーシリーズのイリシット・スティルズにはじまり、ザ・ボシーやマクリームーア2015などの日本未入荷ボトルや、すでに終売した貴重なボトルまで振舞われました。