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長期熟成樽の中からさらに厳選されたプレミアムな逸品

■プレミアム感溢れる数量限定品

アラン1997 スーパープレミアムカスク 18年はその名の通り、プレミアムなウイスキーです。
スーパープレミアムカスクとは、1995年創業とまだ歴史も浅いアラン蒸溜所では熟成期間が長い希少な18年以上熟成したオロロソシェリー樽の中から、さらに厳選に厳選を重ねたシングルカスクだけをボトリングしたものです。
色は輝きのあるアンバーを呈しており、香りはイクドピーチやオレンジマーマレードのようなフルーティーな甘やかさと、胚芽クラッカーのような香ばしさやオークスパイス香も楽しめます。
味わいは味わいは焦がし砂糖でコーティングされた甘くて香ばしいクレームブリュレやオレンジコンフィのようなスイーツ感にレーズンやヘーゼルナッツ、のようなフルーティーさや香ばしさ、ホワイトペッパーの小気味よいアクセントも感じられることでしょう。
奥からゆっくりとシェリー樽熟成特有の香味とフレーバーが楽しめ、長期熟成ならではの心地良い余韻が長く続きます。
蒸溜は1997年の4月14日、ボトリングは2015年12月7日、251本のみの数量限定販売となった大変希少なプレミアム感溢れるウイスキーとなりました

■プレミアムなウイスキーを生み出したアラン蒸溜所とは

スコットランドのリゾート島でもあるアラン島に1995年に造られたアラン蒸溜所は、その後に続く新しい蒸溜所が生み出されるきっかけを造った新進気鋭の蒸溜所です。
もっとも、創設者は世界的な酒造メーカーでディレクター職や社長職を歴任したハロルド・カリー氏であるとともに、蒸溜所の陣営には経験豊富な有能な人材を集めています。
マネージングディレクターにはスコットランド老舗の蒸溜所で所長を務めたユアン・ミッチェル氏や、蒸溜所長には有名なボウモア蒸溜所の所長であったジェームズ・マクタガートが就任し、アラン蒸溜所の新たな製品開発や樽戦略に大きな転機を生み出し、成功への道筋を創り上げました。
ウイスキー業界で30年以上の経験を持つ業界では名を馳せているベテランたちが、まだできて間もないアラン蒸溜所へと二つ返事で移籍してきたのには理由があります。
1つには彼らの先輩ともいえ、生涯をウイスキー造りに捧げてきたハロルド・カリー氏の夢に賛同したこと、そして、もう1つはアラン島でのウイスキー造りに魅力や可能性を感じたことです。
アラン島には手つかずの自然と良質な湧き水があり、夏は涼しく、冬は厳しすぎず、年間を通じて雨量が安定している環境がウイスキー造りにはうってつけです。
さらに2世紀ほど前に高品質すぎる密造ウイスキー造りで名を馳せていた歴史があり、一時期途絶えてしまったウイスキー造りを160年ぶりに復活させたアラン蒸溜所の試みにチャレンジ精神が沸いたのはいうまでもありません。

■アラン蒸溜所は日本との関係が深い

アラン島といっても日本の方はピンと来ないかもしれません。
ですが、アラン蒸溜所と日本には深い関係がすでに築かれていて、アラン1997 スーパープレミアムカスク 18年が日本限定でリリースされ、ユアン・ミッチェル氏はしばしば来日しては日本のアランファンと親交を深めています。
アラン蒸溜所はハロルド・カリー氏がボンドの発行で投資家から集めたわずかな資本でスタートしており、こだわりのウイスキーを高品質に造るために小規模生産を行っています。
そのため、新たなウイスキーが販売されても、全てが数量限定の希少品ばかりであっという間に完売してしまうのです。
ともあれ、その多くの割合が日本に割り当てられ、日本のみの発売品が用意されるなどアラン蒸溜所と日本との関係は非常に深いと言えるでしょう。
2011年の東北大震災においてはウイスキーを一樽寄付したといったエピソードもあり、親日家ぶりが伝わってきます。
アラン蒸溜所は日本をはじめ、世界的にも認められて売上も伸びており、ポットスチルの増設やアラン島に2つめとなる蒸溜所の建設が予定されるなど、量産体制も整えつつあります。