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来場者しか飲めないウイスキーライヴのための特別エディション

■来場しないと飲めないレアもの

アラン1997 ウイスキーライヴ東京2014は東京で2014年に開催されたウイスキーイベントであるウイスキーライヴ東京に出展するためにアラン蒸溜所のマスターディスティラーであるジェームズ・カクタガード氏が1997年に蒸溜されて2014年までの間に17年間熟成された樽の中から厳選したシングルカスクです。
ウイスキーライヴ東京はジャパニーズウイスキーのメーカー各社をはじめ、世界の名だたる蒸溜所や新進気鋭の蒸溜所などが集まり、ジャズのライヴ演奏を聴きながらテイスティングを楽しむことやディスティラーやブレンダーなどのトークショーなどが楽しめるイベントです。
ウイスキーライヴ東京2014は2014年9月20日と21日の2日間にわたって開催されましたが、総来場者数が8,200名を数える人気でした。
2014年で13回目となる歴史もあるイベントで日本最大規模のお酒の祭典と言われています。
2000年に日本で初開催されて以来、19ヶ国27都市で開催されるまでに成長しており、東京の会場にも国内外から多くのゲストや来場者が訪れました。
臨場感溢れるジャズやボサノバの心地良いリズムの中で、アラン1997 ウイスキーライヴ東京2014をはじめとする、各蒸溜所が競い合うように提供する渾身のウイスキーが楽しめるのです。

■アラン1997 ウイスキーライヴ東京2014の特徴

ジェームズ・カクタガード氏が今回選んだ樽はアラン蒸溜所の創業3年目となる1997年に蒸溜されシェリーホグスヘッド樽で17年眠っていたものです。
シェリーホグスヘッド樽らしい、緑がかった見事なマホガニー色が楽しめ、会場でも感嘆の声が漏れていました。
シングルカスクなので1つの樽のみの個性が味わえ、しかも加水や着色なしのカスクストレングスなので、樽出しそのままのストレートな風味が楽しめます。
アルコール度数は48%と飲み心地もよく、シングルカスクならではの凝縮感と17年ものという熟成感が楽しめる1杯です。
トップノートは砂糖で焦がしたオレンジやヘーゼルナッツ、コーヒーのような香ばしさやロースト感が楽しめます。
さらに完熟したプラムや芳醇なアカシアの蜂蜜の甘さにクミンのようなスパイス感も重なってくるのです。
口に含めばスパイシーなペッパーが口の中に弾けて、ピリピリ感が残る舌に今度はキャラメルラテやバニラアイスクリームのようなクリーミーな甘さや、オレンジマーマレードやシロップ漬けのアプリコットのような甘酸っぱさが舌を優しくコーティングしてくれます。
そして、シェリーやフルーツグミ、ローストしたクルミ、プラムのような余韻が長く続いて極上のエンディングを迎えることでしょう。
多くの蒸溜所が我こそはと珠玉の逸品を出展するイベントに選んだだけあって、シェリーがしっかりと上品なアクセントを加える上、甘みと旨味が芳醇かつ複雑で奥深いボディを持った、長い余韻もとことん楽しめる、まさに完成形といっても過言ではありません。
ウイスキー造りに40年もの経験を持つ職人肌マスターディスティラーによる、イベント参加者向けの最高のプレゼントと言えるのではないでしょうか。

■アラン蒸溜所とジェームズ・カクタガード

アラン蒸溜所は1995年の設立で、2014年の時点ではまだ創業19年とウイスキーの蒸溜所としては歴史も浅く新しい蒸溜所に位置づけられます。
一方、マスターディスティラーを務めるジェームズ・カクタガード氏はすでにウイスキー業界で40年近い実績を持っていました。
ジェームズ・カクタガード氏はアイラ島にある有名なボウモア蒸溜所に20代で就職して以来、30年以上にわたってボウモアでウイスキー造りを行い、最後は蒸溜所長まで務めた人物です。
アラン蒸溜所に請われ、本人も新たなチャレンジに魅力を感じて2007年からアラン蒸溜所のマスターディスティラーに就任しています。