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■数量限定で貴重な味わい
バランタイン１７年 グレントファーズエディションはバランタイン17年のキーモルトの特徴をより味わってほしいと、特別にブレンドされたシグネチャー ディスティラリー蒸溜所シリーズの１つです。
2012年から1つずつ異なる蒸留所のキーモルトの特徴を楽しめるシリーズを発売し、バランタイン１７年 グレントファーズエディションはその第3弾として2014ねん9月12日に数量限定で発売されたものです。
バランタイン17年は「ザ・スコッチ」とも呼ばれるスコッチの最高峰として、40種類以上ものモルト原酒とグレーン原酒を絶妙なバランスでブレンドしており、1937年の登場以来、変わらぬレシピと高度に保たれ受け継がれてきたブレンダーの技が光る秀逸品です。
限定販売されるバランタイン１７年 グレントファーズエディションは、バランタイン17年を構成するキーモルトの１つであるグレントファーズの香り、味わいの特徴を際立たせて特別にブレンドされたものです。
グレントファーズの原酒はデリケートに香る柑橘系とナッツフレーバーを有しており、それをより引き出すブレンドにすることで、バランタイン17年に特徴的な甘みや複雑さをより強く感じることができます。

■蒸留所やモルトの特徴
バランタイン17年を構成するモルトウイスキー蒸溜所にはグレントファーをはじめ、ミルトンダフやスキャパ・グレンバーギーなどがあり、それぞれの地域や環境の違いで生み出される原酒の香りや味わいにも大きな違いが生じます。
それらをまとめあげ、かつ、複雑な香味を楽しめるようにするのがブレンダーの技術ともいえ、1827年の創業以来、代々、マスターブレンダーに受け継がれ、その技の高さと伝統を保ってきました。
創業者であるジョージ・バランタインはブレンディング技術の達人ともいうべき人物で、食料品店を営んでいた一商店主がブレンデッドスコッチとの出会いをキッカケに、持ち前の好奇心と探求心、向上心で自らブレンドの知識と技術を磨いていきました。
その技術は確実に受け継がれ、現在は第5代マスターブレンダーをサンディー・ヒスロップが努めています。
彼は伝統を受け継ぎながらも、新しい発想による新しい商品の開発にも積極的で、今回のような新たなシリーズを登場するなど、これまでにない挑戦で世界のバランタインファンを魅了し続けています。
彼の才能と技は世界にも評価され、2016年にはISC(International Spirits Challenge)でマスターブレンダー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
各蒸留所で造られるモルト原酒にはそれぞれ、際立つ個性があります。
力強さをもち、しっかりとしたボデイ―のミルトンダフ、果実や花のような香りが楽しめるスキャパ、フルーティーでスイートな香りが楽しめるグレンバーギー、そして、ベリーやナッツを思わせるグレントファーズの香りと滑らかで繊細な後味が、キーモルトとしてバランタイン17年を構成しています。
4つのキーモルトを中心に幾重にも重なる味わいが複雑に絡み合い、絶妙なバランスで楽しめるのがバランタイン17年です。
今回の特別ブレンドのキーとなるグレントファーズ蒸溜所は、スコットランドのスペイサイド、キースにほど近い場所にあり、周囲の丘には豊かな湧き水が湧き出ており、この環境で熟成されたモルト原酒は豊かな味わいと甘美な余韻を生み出しています。

■味わいの特徴
バランタイン17年 グレントファーズ エディションは甘い柑橘系やヘーゼルナッツの香りと、かすかにヘザーの香りが楽しめます。
味わいは甘いキャンディのようなスイ―ティーさと、柔らかにラズベリーのフレーバーが口いっぱいに広がり、最後には甘美な余韻がとても長く続いていきます。
アルコール度数は40％と抑えめなので飲みやすく、甘い香りと甘いテイストはスコッチ初心者の女性にもぜひ試していきたい味わいです。
700mlボトルで発売当時の希望小売価格は日本円で9,000円でした。