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■限定販売のキーモルト
バランタイン１７年 ミルトンダフエディションは2013年8月20日（火）に数量限定で発売された、スコッチの最高峰とも呼ばれるバランタイン17年を構成するキーモルトのミルトンダフの香味やテイストを堪能できる限定品です。
世界で「ザ・スコッチ」と称されるバランタイン17年には、バランラインが誇る数々の蒸留所で熟成された40種類以上ものモルト原酒とグレーン原酒が、1827年からの伝統の技を受け継ぐマスターブレンダーたちによって絶妙なバランスでブレンドされて仕上げられています。
ミルトンダフはバランタイン17年を構成するキーモルトの1つで、そのミルトンダフの味わいの特徴を特に際立たせる形でブレンドしたのが、このバランタイン１７年 ミルトンダフエディションです。

■味わいの特徴
バランタインでは2012年より蒸溜所シリーズという特別エディションの限定ボトルを販売していますが、「バランタイン１７年 ミルトンダフエディションはその第二弾になります。
ミルトンダフには特有のフローラルさやスパイシーな香りがあり、味わいは甘くてまろやかなです。
この特徴を強く引き出しながらも、バランタイン17年の特徴である甘くて柔らかく、華やかでありながらバランスのとれた味わいが失われていない、絶妙なブレンドが際立っています。
まさに創業以来、5代目となるマスターブレンダーまで技術が丁寧に受け継がれてきた歴史と伝統に舌を巻く逸品となっています。
香りはピーチやオレンジのような甘い芳醇なフルーツ香に、かすかにアーモンドキャラメルのようなスイ―ティーさも楽しめます。
味わいは鼻から抜ける花の甘い香りを感じながらスムースな味わいを楽しめ、かすかにミルクチョコのような甘みと、シナモンやクローブなどのスパイス感も堪能でき、余韻は円やかな甘さが長く続きます。
アルコール度数は40％と飲みやすく、希望小売価格は日本円で9,000円で売り出されました。

■ミルトンダフ蒸留所とキーモルト
バランタイン17年を構成するモルトウイスキー蒸溜所にはミルトンダフ・スキャパ・グレンバーギー・グレントファーなどがあります。
その1つであるミルトンダフ蒸溜所はスコットランドのスペイサイドに造られ、広大な大麦畑が広がるなかに、清らかなるブラック・バーンが流れ、仕込み水として利用されています。
この蒸留所で造られるミルトンダフはバランタイン17年のキーモルトの1つとして、ブレンドの骨格を担っています。
バランタイン17年が誕生したのは、今から約80年ほど前の1937年のことですが、創業者が既に創り上げていたレシピをもとにマスターブレンダーたちが大切に受け継ぎ、守ってきたスコッチの最高峰です。
バランタイン社は経営者の変遷や企業買収などの歴史もありますが、レシピとブレンダーの技は変わることなく受け継がれています。
バランタイン17年を語る時、ブレンディングという名の芸術作品が生まれるとも称されるほど、ブレンダーの技が洗練されています。
｢ミルトンダフエディション｣も骨太い感じがします。
シナモンのような香りがし、口に入れると、まろやかさが伝わります。
スタンダードなバランタイン１７年 ではキーモルトの1つとして骨太な役割を果たし、グレーン原酒が複数のモルト原酒をまとめる役割を果たしています。
バランタイン１７年 ミルトンダフエディションにおいては、ミルトンダフを突出させるというよりは、スタンダードなバランタイン１７年のふくよかさやバランスの良さをまとめるグレーン原酒のような役割を果たさせることで、全体的に味の丸さが生まれています。
丸みを持ちながら重厚で重いパンチも感じられるため、最初はストレートで味わいを堪能し、そのあとはウイスキーフロートにして氷に溶け込みながら味わいが変化していくのを楽しむのがおすすめです。
最初にストレートで飲むことでインパクトを感じ、その後に徐々にまろやかさを楽しむことで、ミルトンダフの個性がより分かるためです。