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洗練された味わいが魅力の大人向けのボウモア

■免税店向けにリリースされた限定ボトル

「ボウモア 100ディグリーズプルーフ」はスコットランドのアイラ島にあるボウモア蒸留が、免税店向け商品として限定販売したボトルとなっています。
カスクストレングスの100プルーフで冷却ろ過せずボトリングしており、1,000ml入りのボトルはすべてノンエイジのアイラモルトウイスキーです。
商品名の「100ディグリーズプルーフ（DEGREES PROOF）」のプルーフとは、アメリカやイギリスで伝統的あるいは習慣的に用いられている単位のことで、ウイスキーのアルコール度数を表すときに使われます。
イギリスのブリティッシュプルーフは100プルーフで57.1％のアルコール度数となり、たとえば70ブリティッシュプルーフなら約40度（70の0.571倍）のアルコール度数があるということです。
また「ボウモア 100ディグリーズプルーフ」は加水を一切行わないカスクストレングスでもあるため、高いアルコール度数を保ったままボトリングされているのも特徴です。
力強さと重厚性のあるボディはアイラモルトならではで、シトラスなどの柑橘系フレーバーがボウモアらしさを感じさせます。
アイラモルトの特徴である磯の香りやピートで燻されたスモーキーさに、麦芽の甘さが絶妙なバランスを醸し出しています。
ボウモア蒸留所の貯蔵庫でゆっくりと熟成が進んだ原酒には、バニラやカラメルの甘さ、柑橘系フルーツの香りが浸透しました。
優雅な味わいに仕上がった「ボウモア 100ディグリーズプルーフ」は、ゆったりとしたひと時を過ごしたいときにぴったりの銘酒です。

■カスクストレングス100プルーフのウイスキーに最適な飲み方

樽出しした生のままの原酒は高いアルコール度数を保っているため、ボトリングする前には加水をしてアルコール度数を下げてから瓶詰めを行います。
しかし一切の加水をせず熟成で生まれた成分も取り除かずにボトリングして誕生するのが、カスクストレングスと呼ばれるウイスキーです。
「ボウモア 100ディグリーズプルーフ」は57.1度のアルコール度数があり、「アイラモルトの王様」と呼ばれるラフロイグ蒸留所がバイセンテナリー（200周年）を記念して発売した「ラフロイグ32年」も53.5％のアルコール度数でした。
「ラフロイグ32年」も同じくカスクストレングスで、アイラモルトウイスキーの個性と魅力が凝縮された銘酒として有名です。
そんなカスクストレングス100プルーフのウイスキーを美味しくいただくには、水と一緒に飲むのがおすすめです。
アルコール度数の高いアイラモルトをストレートで飲めるのは、よほどのアイラモルト好きかお酒に強い人でしょう。
また個性の強いアイラモルトは水で薄めても、その美味しさが弱まってしまうことはありません。
むしろ少しずつ水を加減しながら入れていくことで、変化していく味わいを楽しむことができます。
水だけでなく氷とも相性が良いですが、一度に入れすぎないよう注意が必要です。
室温や使用するグラスによっても味わいが変わるため、自分好みの味を探してみてはいかがでしょう。

■日本で人気のあるウイスキーの飲み方

近年日本ではビールの需要が落ち込んでいる代わりに、ウイスキーの需要が急速に高まってきています。
ウイスキー人気に火をつけたのが、ウイスキーを炭酸水で割るハイボールです。
ハイボールにすることでウイスキー独特のピート香が穏やかになり、ほんのり甘い麦芽の味わいが楽しめます。
ビールのような強い苦みもないため、ビールが苦手な人や女性にも好評です。
また炭酸水そのものにレモンフレーバーなどが付いているものがあるため、シェリーカスクで熟成させたウイスキーで造ったようなハイボールが手軽に出来上がります。
炭酸の強度を高めた強炭酸水も登場しており、ウイスキー売り場には必ず炭酸水が一緒に並べられています。
小さなバーのカウンターに男性客が並び、美人のママにハイボールを作ってもらってうっとりするCMもハイボール人気の立役者となりました。
ウイスキーの量を減らして炭酸水を増やせばアルコールに弱い人でも美味しくいただけるため、老若男女を問わず人気を集めている飲み方です。