menu list買取商品 - ブローラ 35年 2013年ボトリング
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ブローラ 35年 2013年ボトリングの高価買取致します
ブローラ 35年 2013年ボトリングのご紹介
買取参考価格 | 90000円前後
生産国 | イギリス |
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生産者名 | ブローラ蒸溜所 |
地方 | スコットランド |
地区 | ハイランド地方 ブローラ |
分類 | シングルモルトスコッチウイスキー |
タイプ | 700ml/49.9度 |
ウィスキー業界の巨頭であるディアジオ社より、年に1回のリミテッドリリースシリーズ第12弾として、2013年に2,944本のみボトリングされたブローラ35年です。
世界的な熟成原酒の枯渇と価格高騰が進む中、貴重な秘蔵ストックから厳選した1977年蒸留の素晴らしいブローラは、心地良い甘みが舌を包み込むようなソフトさで、スモーキーさをじっくり味わえる成熟した味わいが魅力的な仕上がりとなっております。
軽くオイリーで、フレッシュなハーブや鋭い穀物の香りの中にバニラのようなクリーミーな甘い香りが漂い、魅惑的なふくよかさが口内を満たします。
ドライな後味には、複雑ながらもミントのような爽やかなハーブが織り交ざりスッキリとした印象です。
ブローラ 35年 2013年ボトリングの歴史
ハイランドの歴史に翻弄された蒸溜所が語るものとは
■ハイランド・クリアランスの中生まれた蒸溜所
ハイランド・クリアランス、それは決して明るい歴史ではありませんが、スコットランドハイランド地方に数多くの蒸溜所を生み出した原点でもあります。
ハイランド・クリアランスは、この地方で18世紀後半から19世紀前半にかけて行われた地域住民の大規模な強制移住です。
当時イギリス国内で羊毛需要が急激に拡大したことを受け、地主が牧羊地を作るためそれまで住んでいた借地人を無理に追い出したことが発端となりました。
故郷を追われたハイランダーがハイランド沿岸部やローランド地方に移り住み、ハイランド沿岸部では資本家たちが新設した紡績や蒸溜所で労働力として雇用されることになります。
大地主であった初代サザーランド公爵はこのハイランド・クリアランスの中心人物として高い悪名を持っていますが、ブローラはまさにこうした歴史的背景から生まれた現存する蒸溜所の貴重な一つです。
■古代ノルド語から名付けられたブローラ
ブローラ蒸溜所の名は、古代ノルド語で「橋の架かった川」を意味するといわれます。
設立は1819年で、初代サザーランド公爵が自分の所有する農地で作った大麦を使用し、ウイスキーを造る蒸溜所を建設しました。
領地内に当時はびこっていた密造酒業者を駆逐する目的でしたが、当初はブローラという名ではなく、クライヌリッシュ蒸溜所と名付けられていたことも特筆できます。
侯爵は1824年にライセンスを取得し、その後はリース運営されていました。
1896年になると、グラスゴーのジェームス・エインズリーがこの蒸溜所を取得します。
1912年にエインズリー社が経営破綻すると、DCLとジェームス・リスクの共同経営を経て1925年にDCLの単独オーナーとなり、現在はDCLの継承団体ディアジオの所有となっています。
それまでの経営は順調というわけでもなく、1931年から1938年まで続いたアメリカの禁酒政策、世界大恐慌のあおりを受け、1941年から1945年には第二次世界大戦により操業は停止となりました。
1967年にはこの蒸溜所の隣に同名の新しい蒸溜所を建設し、これが現在のクライヌリッシュ蒸溜所となっています。
ちょっとややこしい歴史ですが、現ブローラはもとクライヌリッシュ蒸溜所でありながら、現存するクライヌリッシュ蒸溜所とは別の蒸溜所です。
ブローラと改名されたのはいつだったか明確な年月は不明ですが、1969年から1975年の間くらいではないかといわれています。
しかも1970年代後半に稼働していたことは確かですが、1980年代にはスコッチ・ウイスキー全体が不況となり、1983年にまた閉鎖されました。
そこから再び脚光を浴びるようになったのは2017年、世界的にウイスキーがブームとなり、ディアジオがブローラの再稼働を決定したことから、2020年の再開を目指して再建中となっています。
なんとも過酷な歴史に翻弄された蒸溜所であることは間違いないでしょう。
■貴重な歴史の代弁者
ブローラと改名されてから1983年に閉鎖されるまで、操業されたのはわずか14年間です。
ディアジオが再開を決定しているものの、しばらくは残存するボトルを少しずつ味わうしかない貴重なレアモルトの一つといって間違いはありません。
ディアジオがブローラの復活を発表したのが2017年10月、世界規模の総合酒類グループのディアジオがスコットランドのポートエレンとブローラを再開させると発表し、話題になりました。
蒸溜所が閉鎖されてすでに34年、生産されたウイスキーは高く評価されているものの、あまりに数が少なく愛好家の間では幻と呼ばれているコレクターアイテムです。
再開が待ち望まれていた蒸溜所の復活が決定されたことは喜ばしいことですが、当然ながらウイスキーを造るのは「自然」と「時間」、人がどれだけ望んでも年月は待たなければなりません。
同社はブローラの閉鎖前の蒸溜法や樽熟成などを可能な限り再現するとして、スコッチウイスキーの象徴を取り戻す投資だともコメントしています。
もちろん世界中のスコッチ愛好家が喜び興奮しているイベントですが、最小規模の蒸溜所であり年間生産量は80万リットルとなりますので、再開後もやはり貴重な一滴になることは間違いないでしょう。
■ブローラ 35年 2013年ボトリング
ブローラ 35年 2013年ボトリングは、ディアジオが年1回のリミテッドリリースシリーズとして2013年に発表した第12弾のボトルです。
その数は2,944本、もちろんブローラの35年ものです。
ブローラの秘蔵ストックがどれだけ貴重なものかを知る人なら、その琥珀色の1本が奇跡のような1本に見えるでしょう。
レアでオールド、まさに幻の超希少シングルモルトです。
お目にかかることが非常に難しい品ですが、過去にリリースされたボトルは軒並み名だたる賞を受賞しています。
そのふくよかな味わいが語る歴史とともに酔いしれたい逸品です。
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