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カミュ ブックシリーズ ナポレオン シルバーの歴史的背景

■コニャックでも有名なナポレオン

カミュ ブックシリーズ ナポレオン シルバーは、フランスの老舗コニャックメーカーである、カミュ社が製造・販売を手掛けている銘柄です。
カミュ ブックシリーズはシリーズ化され、これまで多くのボトルが誕生しました。
カミュ ブックシリーズは、なぜ人気があるのでしょうか。
カミュ社の歴史を振り返るとともに、シリーズの人気の秘密、そしてカミュ ブックシリーズ ナポレオン シルバーの特徴についてご紹介します。

■カミュ社の歴史

カミュ社は、1863年にフランスのカミュ地方で誕生した、ブランデーメーカーです。
会社を立ち上げたジャン・バティスト・カミュは、もともとぶどうの栽培やワインの醸造に携わっていた人物で、コニャックの蒸溜と販売も手掛けるようになりました。
品質を安定させるためには、共同事業体の存在が必要と感じたジャンは、カミュ社の前身である「ラ・グランド・マルク」を立ち上げ、同じ名前をブランドとしてコニャックの販売をはじめました。
カミュ社は、設立されてからカミュ一族が経営権を握っていますが、その考え方は、ジャンの時代から変わっていません。
ジャンはブランデー造りにおけるすべての工程は、カミュ一族が持つものが良いとして、会社設立前に、パートナーたちから共有権を買い取ったということです。
ジャンから息子のエドモンに経営が変わると、エドモンは積極的に品質の向上に取り組みました。
それまで樽で販売されていたコニャックを、ブランドがラベリングされたボトルにコニャックを詰めると、その名が広く世間に知られることとなりました。
品質の良さも手伝い、コミュ社が販売するコニャックは、大きく売上を伸ばします。
エドモンの弟ガストンは、コニャックの輸出販売に取り組み、海外に販売販路を広げます。
努力の甲斐もあり、1910年、カミュ社のコニャックは、ロシア皇帝御用達コニャックとなったのです。
カミュ社は、現在もカミュ一族が中心となって経営が行われています。
歴代のオーナーたちは皆開拓精神にあふれ、現状を維持しつつも、新たな商品の開発や販路の拡大を行い、カミュの名を世界に広げています。
カミュ社のコニャックは、世界5大ブランデーの一つとして、その地位を揺るぎないものにしましたが、経営手腕の賜物と言えるでしょう。

■カミュ ブックシリーズについて

カミュ ブックシリーズは、ブック型のボトルにブランデーを詰めたシリーズで、リモージュ陶器を使用している点に特徴があります。
リモージュ陶器は、フランスで1771年に誕生した老舗陶器メーカーで、独自のデザイン性の高さから、多くの人に支持されています。
リモージュ陶器の特徴は、柄付けしてから焼き付けるという手法を採り、白地に鮮やかな上絵が魅力です。
リモージュ陶器はコレクターにも人気で、初期の作品など、中古市場では高額で取引されているものもあります。
カミュ ブックシリーズには、著名な画家の絵画や歴史的著名人などが用いられ、これまでさまざまなバリエーションのボトルが登場しました。
ナポレオンは、シルバーのほかにゴールド、ブラック、ブルーなどがあり、ゴッホやルノワールの絵画をモチーフにしたボトルも数多く世に送り出されました。

■カミュ ブックシリーズ ナポレオン シルバーの特徴

カミュ ブックシリーズ ナポレオン シルバーは、カミュ社の定番となっている、ブックシリーズの1銘柄です。
辞書型をした、シルバーのボトルに特徴があり、表面にはフランス皇帝ナポレオンが描かれています。
ナポレオンといえば、カミュの「ナポレオン」を思い出す人も多いかもしれません。
ナポレオンは1980年代カミュ社が販売したブランデーの中で最も売れたコニャックで、カミュ社を代表する銘柄にもなりました。
カミュ ブックシリーズ ナポレオン シルバーに詰められているコニャックは、ナポレオンが持つ深い味わいと心地良い後味を楽しめる逸品です。

■デザインと味わいを楽しみましょう

世界にその名を知られるカミュ社が贈る、カミュ ブックシリーズ ナポレオン シルバー。
ボトルのデザインとともに、老舗ブランデーメーカーが持つ品質の良さを楽しんでみてはいかがでしょうか。