お酒買取なら大阪のネオプライス

最もポピュラーなグリーンボトルのカミュ

■家族がつくる最高級のコニャックブランデー

カミュは、フランスにあるコニャックブランデーのブランドで「ヘネシー（Hennessy）」「レミーマルタン（Remy Martin）」「マーテル（MARTELL）」「クルボアジェ（COURVOISIER）」と並び５大コニャックのひとつとして知られています。
老舗であり１５０年以上もの歴史を誇りますが、実は最大規模を誇る家族経営のメーカーであることでも有名で、コニャックに限らずあらゆる業界で１５０年以上も続く家族経営を続けているブランドは非常に珍しいと言われています。
当時は貴族が営むような大きな農園ではなく、小さな農園で家族が細々とブドウを造り、収穫して蒸留・熟成したコニャックを販売していたのが始まり。
創業当初は家族で造るコニャックの売り上げに伸び悩み、一時は経営難に陥り倒産寸前にまで追い込まれたこともあったのだとか。
そこからコツコツと営業を重ねるなど地道な努力を続けた結果、少しずつカミュのコニャックが世間に認められるようになり、店やレストランに置かれるようになったそうです。
カミュの独特な風味も今では好んで選ぶ愛飲家が世界中に増え、愛する人にとっては無くてはならないコニャックとなっています。
世界観に魅了されたファンが評判を広げ、名実ともにヨーロッパ各地から世界各国へカミュの名が行き渡るようになるまでには、数多くの苦労があったんですね。

■カミュの歩み

独特でエレガントな味わいのブランデー「カミュ」が誕生したのは、フランス南西部に位置するシャラント県のコニャック地方。
地区の中央にはシャラント川が流れ、かつては水上交易でイギリスやオランダへとワインが運ばれていたそうです。
カミュ社の創設者であるジャン=バティスト・カミュが、この地で初めてコニャックをつくり始めたのは１８６３年のこと。
ワインの底に沈殿した澱（おり）ごと蒸溜するカミュこだわりの製法は１５０年以上前から変わることなく今に続いており、この伝統を重視するカミュのスタイルは世界中で高い評価を受け「コニャックの名門」と称されているほど。
日本人の好みに合うブランデーとも評されますが、品質の高さは世界最高峰のコニャックと称えられています。
創立以来、一族５世代にわたって製法と技術を受け継ぎ、現在はフランス・ボルドリ地区の自社ブドウ園の原酒をメインに、５つの地区で造ったコニャックをブレンドしています。
ボルドリ地区の土壌はコニャック地方で３番目に良いと言われるレベルで、カミュはそこに１８０ヘクタールの畑を保有しています。
２０００年には１００%ボルドリの「カミュ ボルドリ― XO」を発表し、コニャック業界から絶賛を受けた歴史もあります。

■コニャックの名門の名にふさわしい味わいと特徴

コニャックブランデー「カミュ」の味わいは、独自の製法と稀少性が高い土壌の性質によって生まれる上品で優雅な香りと、柔らかく口当たりの優しい味わいが特徴で、日本人の口に最も合うコニャックとして評価も高く長く親しまれています。
コニャック地方・ボルドリー地区のブドウを使用しているカミュ。
ボルドリー地区は石灰を含む粘土質であることからブドウが根を張りやすい土壌となっており、日照時間も短いことからベータカロテンを多く含むブドウがつくられる環境にあります。
このベータカロテンは、カミュのブランデーに欠かせない成分でもあり、ベータイオノンが変化することで芳醇な香りを付けてくれるんです。
ドライフルーツが熟したような深みのある香りながらも、口に含むと思いの外フレッシュで若々しさが感じられます。
濃厚な甘さが口内を満たしてくれたあとは、スッキリとした後味へと導き、そしてまた味わいたくなる、そんな魅惑の風味がカミュの愛される所以であり魅力と言えるでしょう。