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個性的な味わいと香りを堪能できる一本！カリラ12年の歴史

■カリラ12年の歴史

カリラ12年は、1846年に設立されたアイラ島にあるカリラ蒸溜所で製造されました。
アイラ島には数多くの蒸溜所があることでも知られていますが、カリラ蒸溜所はアイラ島の中で最大級の大きさを誇ります。
ゲール語でアイラ海峡の意味を持ち、これまでに多くのウイスキーを製造してきた歴史があります。
カリラ蒸溜所は、ヘクター・ヘンダーソンが初代オーナーとなっており、その後はノーマン・ブギャナンへと経営者が移り変わった後、バロック・レイド社が買収しました。
バロック・レイド社は、1879年に蒸溜所を改築し、その後1880年代になると生産量の増加に成功します。
年間生産量は、ほかの蒸溜所では類を見ない147,000ガロンを達成し、カリラ蒸溜所の名をますます世に広めることとなったのです。
1920年にはバロック・レイド社が倒産し新たに資本家グループがカリラ蒸溜所を買収します。
その後は、さまざまな困難に見舞われ1941年に閉鎖を迎えることになります。
しかし、時代とともに多くの困難を乗り越えて1945年と1974年に蒸溜所は再稼働し、2000年以降には年間100万リットルを超える生産量を実現するまでに成功しました。
現在においても創立当初の伝統的な製造法によって多数のウイスキーを製造し続けています。

■カリラ蒸溜所の伝統的な製造法

カリラ蒸溜所で誕生した旨味たっぷりのウイスキーは、使用する原料にもこだわりがあります。
たとえば、カリラ蒸溜所で使用している大麦は、ポートエレンで厳選したものを選んでいます。
モルティングを行う際に適量のピートを炊くのもカリラ蒸溜所のこだわりの製造法となっており、丁寧にモルティング工程を行うことで力強いスモーキーさを堪能できる贅沢なウイスキーに仕上げることができるのです。
また、醗酵工程においても一切妥協はしません。
現在、8基にも及ぶウォッシュバックを使用していますが、木製のものを使用し50時間以上の長時間をかけてウォッシュを生成しています。
その後、3基のストレートヘッド型のスチルを使用し、適度なアルコール度数へと仕上げていくのも特徴です。
カリラ12年をはじめカリラ蒸溜所で誕生した贅沢なウイスキーは、長期熟成されたことによって、よりピート香がまろやかになり優しい香りを楽しめます。
また、味わいにおいても刺激を残しながらもフルーティーさも堪能することができ、ウイスキー好きはもちろんのこと、ウイスキー初心者も虜にしています。

■カリラ12年の特徴

カリラ12年は、多数のウイスキーを生み出してきたカリラ蒸溜所の製品の中でもメジャーな一本となっています。
2002年にカリラ12年が発売されたことによってカリラ蒸溜所の名が世界に広まったと言っても過言ではないかもしれません。
カリラ12年は、アイラウイスキーの醍醐味であるスモーキーを感じられるだけでなく、フレッシュさやフルーティーさを堪能できるのも嬉しい特徴です。
贅沢な味わいと香りを楽しめる魅力的なウイスキーでありながらもリーズナブルな価格で手に入れることができるのも人気の理由と言えるでしょう。
カリラ12年が誕生してから年数が経過しても人気が衰えることはなく、大量の販売実績があります。
現在、ディアジオ社が販売していますが、市場でも目にすることができ、比較的手に入れやすい一本となっているので、ウイスキー好きの方はもちろん、満足感を得られるウイスキーをたっぷりと味わいたいという方は手に取ってみるといいでしょう。
カリラ12年は、ストレートで味わうこともおすすめですが、ロックや水割りで飲んでも個性的な味わいや香りを落とすことなく存分に楽しめます。
爽やかで軽い飲み心地が魅力となっており、余韻を十分に感じられる一本です。
一度味わったら病みつきになってしまうことは間違いありません。
カリラ12年は、味わい深い満足感を得られるウイスキーを求めているという方必見です。