お酒買取なら大阪のネオプライス

イタリアの有名ボトラーの流れを汲むシルバーシールのヴィンテージ・カリラ

■アイラモルト全体の出来栄えが良かった年のカリラ

「カリラ 14年 スペシャルラベル シルバーシール」は、イタリアの超人気ボトラー「シルバーシール社 (Silver Seal)」からリリースされたヴィンテージ・ウイスキーです。
シルバーシールはイタリアで最も高い品質を誇るプレステージなスコッチ・シングルモルト・ウイスキーを詰めるボトラーとして知られており、しかも1993年のカリラはヴィンテージ酒とあって大変希少なアイラモルトとなっています。
「カリラ 14年 スペシャルラベル シルバーシール」が蒸溜された1993年は、アイラ島で造られたほかの銘柄も含め、全体的に大変良い出来栄えとなりました。
カリラ蒸溜所で蒸溜したウイスキーも例に漏れず、アイラモルト全体が良い出来だったことを確かめるのに「カリラ 14年 スペシャルラベル シルバーシール」はまさにうってつけです。
いわば「カリラ 14年 スペシャルラベル シルバーシール」は、1993年のアイラモルトがいかに良い出来栄えだったかの真偽のほどを探るアイラモルトの試金石とも言えるでしょう。
「カリラ 14年 スペシャルラベル シルバーシール」はスパイシーさが特徴のカリラの魅力を存分に備えており、しかもしっかりした味わいが堪能できるところが特徴です。
14年熟成が生んだ甘さとスモーキーさが長い余韻となって残り、心地良さを伴う奥深い味わいがなんとも言えません。
アルコール度数は46度とそれほど高くないため、アイラモルト初心者にもおすすめしたい一本です。

■イタリアのボトラーの流れを汲むシルバーシール

「カリラ 14年 スペシャルラベル シルバーシール」をボトリングした「シルバーシール」は、現在は存在しないイタリアのインポーター（輸入業者）だった「セスタンテ」の流れを汲んでいるボトラーです。
セスタンテもイタリアで有名なボトラーでしたが、今はないことと数々の高評価なブランドをリリースした来たことから、「伝説のボトラー」とも呼ばれました。
今もその呼称は変わらず、今後ボトリングされない事情もあって年々価格は上うなぎ登りの状態です。
そんなセスタンテのボトリング方法を継承しているシルバーシールは、本拠地をスコットランド・グラスゴーに構えてボトリングしています。
シルバーシールがボトリングする商品はどれも非常に数が少ないのが特徴で、スコットランドのグラスゴーが本拠地ではあるものの、スコットランド国内でシルバーシールが流通することはほとんどありません。
というのもボトリングされたウイスキーが流通する先は、ほぼイタリアのみとなっているからです。
これはシルバーシールがイタリアのボトラー・セスタンテの流れを汲んでいることが考えられるためで、日本はもとより世界各国でも入手するのが大変困難なブランドとなっています。

■シルバーシールはラベルデザインも特徴的

「カリラ 14年 スペシャルラベル シルバーシール」のボトルには、表面と裏面にそれぞれデザインラベルが貼られているのです。
淡いクリーム色をベースにしたラベルは、表面に「Silver Seal」と「ピュアアイラモルト・スコッチ・ウイスキー」の表記があります。
またラベルの裏面には「カリラ1993」と熟成年数を示す「14」の数字が刻まれており、シンプルながらもどこか可愛らしい印象を与えるデザインが目を惹きます。
「カリラ 14年 スペシャルラベル シルバーシール」のボトルには「カリラ」の文字があるため、ウイスキーファンなら生産地がアイラであることはよくわかるでしょう。
しかしシルバーシールが手掛けるボトルはラベルをひと目見ただけで、生産地がわかるようになっているのが特徴です。
このラベルの色で生産地を表すというシルバーシールの流儀では、アイラがオレンジでハイランドがブルー、ローランドがグリーンでスペイサイドがゴールドとなっています。
そしてキャンベルタウンにはレッドが用いられ、「カリラ 14年 スペシャルラベル シルバーシール」では「Pure Islay Malt」の文字部分がオレンジになっているのが見て取れます。