menu list買取商品 - カリラ 15年 オールドボトル バロックレイド
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カリラ 15年 オールドボトル バロックレイドの高価買取致します
カリラ 15年 オールドボトル バロックレイドのご紹介
買取参考価格 | 150000円前後
生産国 | イギリス |
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生産者名 | カリラ蒸留所 |
地方 | スコットランド |
地区 | アイラ |
分類 | モルトウイスキー |
タイプ | 700ml/57% |
バロックレイド社がかつてカリラを所有していた時代の「カリラ15年」で、アルコール度数57%のハイプルーフ品です。
その当時は、ほぼすべての原酒がブレンデッドに使われていたため、今とは異なりシングルモルトは珍しく、シングルモルトがリリースされない蒸留所も多くありました。
「カリラ15年 オールドボトル」はカリラらしいフルーティさや樽、ピートなどの多彩は要素がバランスよく味わうことができる至極の逸品です。
カリラ 15年 オールドボトル バロックレイドの歴史
アイラの歴史が秘められた1杯を
■アイラ海峡という名の蒸溜所
カリラ蒸溜所は、スコットランドのアイラ島にある歴史ある蒸溜所です。
奥まった入り江にあり、長らくブレンデッド用の原酒を造り続けてきました。
カリラ独自のシングルモルトをリリースしたのは2002年、かなり近年になってからです。
そこに息づく歴史には、さまざまな人の手を経た時代の流れが反映されています。
カリラは1846年にヘクター・ヘンダーソンという人物によって設立されました。
アイラ島は東京23区ほどの広さしかありませんが、主産業となるウイスキーの蒸溜所は1800年代から次々と大小の蒸溜所が造られ始めます。
1852年にはカリラ蒸溜所はノーマン・ブキャナンという人物に買収され、1863年にはグラスゴーのバロック・レイド社に買収されます。
そこからはブレンドウイスキーの原酒を造る蒸溜所として、カリラは数々の名ウイスキーを世に送り出す縁の下の力持ちになるのです。
ゲール語でアイラ海峡という意味を持つこの蒸溜所は、冷却水に海水を使用するのがユニークな特徴です。
入り江にあることからコスト面で優れていたのでしょう、海水を使う蒸溜所は世界でもカリラのみと言われます。
■アイラ島のウイスキーの歴史
アイラ島はアイラモルトと呼ばれる独特なアロマのウイスキーを造り続けている地ですが、いかにしてウイスキー蒸溜が始まったかは定かではありません。
考えられているのは地理的要因で、アイルランドに極めて近い立地のためアイルランドからもたらされたウイスキーの蒸溜技術が、アイラで独自の文化を作り上げたという説です。
かなり早い時期から技術が発達したのは、ウイスキー造りに必要な大麦や清らかな水があり、乏しい燃料には湿原に厚く堆積したピートが活用されたためでしょう。
エジンバラやグラスゴーからも行きにくく、厳しい課税が課せられるも、遠隔地のため徴税官が駐在することはありませんでした。
結果的にウイスキーが大量密造される地という、不名誉な歴史を刻むことになります。
ただそれも、そもそも払えるはずもない重税を不当に課され、農作物の収穫も限られる小作人にとっては、ウイスキーが生きてゆく最後の手段だったといえるでしょう。
アイラのウイスキー密造の歴史は長く、19世紀半ばまで続いたことがわかっています。
1880年代になると、アイラには9つの蒸溜所が存在していました。
当時の記録と照らし合わせると、現在も7つの蒸溜所が生き残り、稼働しています。
■改築で命をつないだカリラ
カリラ蒸溜所は1879年には蒸溜所内に埠頭が設置されるほど、盛況な様子が見て取れます。
経営は次々に新しい手に渡り、1920年にバロック・レイド社倒産の後はカリラ・ディスティラーズ社の経営となり、1927年にはDCLの傘下になります。
ただ1930~1937年までは操業停止状態となり、1941年からは再度第二次世界大戦の影響で操業が停止されます。
安定稼働したのは1872年のことですから、実に長い間閉ざされていたことになるでしょう。
そこからは全面的な改変が始まり、1974年には蒸溜所の体制も変わり、蒸溜器も一気に6基まで増設されます。
その6年後、1980年からは日本でも大ブレイクとなったジョニーウォーカーにも原酒が用いられるようになりました。
キーモルトとまではいかなかったようですが、カリラの持つ強い個性がなくてはならないアクセントになったことは想像に難くありません。
1997年にディアジオの傘下となると、現在に続くまで安定的な稼働を続けています。
2017年にはアイラ島最大の蒸溜所という名誉に輝き、世界に知られる話題のアイラモルトを生み出し続けています。
■カリラ 15年 オールドボトル バロックレイド
カリラ 15年 オールドボトル バロックレイドは、その名の通り、かつてカリラ蒸溜所を所有したバロック・レイド社の時代のカリラです。
アルコール度数57%のハイプルーフ品ですが、前述の通りこの時代のカリラはブレンデッド用の原酒造りをしていましたから、シングルモルトは非常に珍しいことがわかるでしょう。
歴史の重みを感じる強い味わいかと思いきや、カリラ 15年 オールドボトル バロックレイドは、実にカリラらしいフルーティーさを存分に味わえるバランスです。
樽やピートの要素を多彩に奏でる至極の逸品、ぜひアイラ島に想いを馳せながら1杯どうぞ。
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