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シリーズの中でも大人気のカリラ 2006 カスクストレングス ゴードン＆マクファイル

■ゴードン＆マクファイル社の歴史

じっくりと10年にわたり熟成させたカリラ 2006 カスクストレングス ゴードン＆マクファイルは、ゴードン＆マクファイル社から発売されました。
ゴードン＆マクファイル社は、1895年に創業し古い歴史があります。
これまでに多くのシングルモルトスコッチウイスキーをリリースした実績があり、ウイスキー好きの間では名の知れたコニーサーズチョイスは世界的にも有名です。
多くの蒸溜所のウイスキーを買取時間をかけてゆっくりと熟成を重ねた後にボトリングした贅沢な一本となっています。
複数の蒸溜所の個性的な味わいが複雑に交わっており、他蒸溜所では決して生み出すことのできない贅沢なウイスキーを生産することに成功しました。
これまでに多数のシングルモルトウイスキーの製造に携わってきましたが、ゴードン＆マクファイル社では、2018年に新たにラインナップをリニューアルしたことでも知られています。
ディスカバリー、蒸溜所ラベル、コニサーズチョイス、プライベートコレクション、ジェネレイションズの5つに分け、新たに生まれ変わることとなったのです。
長い歴史の中で幾度となくシリーズのリニューアルに力を入れてきましたが、それぞれのシリーズによって味わいや香りに大きな違いがあるのも特徴です。
ゴードン＆マクファイル社では、多くの古酒をストックしており、これまでに多数の銘酒を生み出した実績があります。

■ファーストフィルシェリーバットを使用した贅沢なウイスキー

そんな中、加水しない樽出しの原酒を使って丹精込めて仕上げたカリラ 2006 カスクストレングス ゴードン＆マクファイルが人気を集めています。
カスクストレングスシリーズの一つとなっており、ファーストフィルシェリーバットで熟成されたアイラモルトの貴重なウイスキーです。
燻製されたベーコンの香りを感じられるだけでなく、焼きリンゴやレモンの皮を感じさせるサッパリとしたフルーティーな香りも楽しめます。
どこかピリッとしたコショウの風味が口の中で広がりを見せ、濃いめのチョコレートやグレープフルーツのようなフレッシュな味わいを堪能できます。
2006年に蒸溜された希少な一本となっており、深い味わいを楽しめることから一度堪能しただけで虜になってしまったという方も少なくありません。

■カリラ蒸溜所のビンテージ酒として話題

カリラ蒸溜所は、1846年にリトルミル蒸溜所の経営者であるヘクター・ヘンダーソンによって設立されました。
蒸溜所周辺には、広大な自然が広がっており、アイラ海峡を臨めるだけでなく対岸にはジュラ島やパップス山がそびえ立っています。
近隣にあるナムバン湖の水を仕込み水として使用していることもカリラ蒸溜所のこだわりの一つです。
ヘクター・ヘンダーソンによって経営がスタートしたものの、10年経たずとしてノーマー・ブキャナンがカリラ蒸溜所の所有者となります。
その後、1863年には、バロック・レイド社が蒸溜所を買収することになり、スコッチウイスキーの名を広めていきます。
バロック・レイド社は、スコッチウイスキー造りに精を出しただけでなく蒸溜所の改築を行い年間生産量を向上することにも成功しました。
しかしながら、第二次世界大戦中には蒸溜所が閉鎖へと追い込まれます。
戦時中にウイスキー造りに欠かせない大麦を手に入れることが難しくなったことも蒸溜所が閉鎖された理由として考えられています。
さまざまな困難に見舞われたものの、1945年には蒸溜所が再稼働し、2000年代に入る頃には年間生産量は100万リットルを誇るまでになったのです。
カリラ蒸溜所では、現在においても伝統的な製造にてシングルモルトウイスキーを造り続けています。
そんなカリラ蒸溜所の歴史が詰まったカリラ 2006 カスクストレングス ゴードン＆マクファイルは、ビンテージ酒として愛されており、世界各国にファンを獲得しています。
貴重なファーストフィルシェリーバットを使用し長期間にわたって樽熟成している味わい深いアイラモルトの逸品をじっくりと堪能することができるでしょう。