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厚みある味わいのカリラ2007 エクスクルーシブラベル ゴードン＆マクファイル

■カリラを誕生させたカリラ蒸溜所

カリラはスコットランドアイラ島にあるカリラ蒸溜所にて製造されています。
カリラという名は、ゲール語でアイラ海峡を指しアイラ海峡で造られるということから名付けられました。
創業は1846年であり、アイラ海峡に面した自然豊かで美しい環境に建てられています。
近くにあるナムバン湖の水を仕込み水として使えるのもカリラ蒸溜所の特徴です。
1974年にはカリラ蒸溜所は新たな建て替えが行われますが、このとき独自の品質を保つためにオリジナルの設計図をもとにして6個のスチルを再現することに成功しています。
そしてナムバン湖の仕込み水はいまだに使われており、創業当時からの伝統的なモルトウイスキー造りを忠実に守っています。

■カリラこだわりの製法

カリラ蒸溜所で使用されている大麦は蒸溜所から12マイルほど南のポートエレンという町でモルティングされており、力強いスモーキーな香りが特徴となっています。
この独特な風味を出すためにモルティングの過程で適量のピートを炊いています。
発酵にはウォートにイースト菌を加えて発酵させているのです。
発酵には55時間もの時間をかけ、アルコール度数8％のウォッシュを造り出します。
そして蒸溜はストレートヘッド型ウォッシュスチル3基で生成し、スピリッツスチル3基で12,000Lのアルコールを再留していきます。
スピリッツスチルを出た時点でカリラの独特な風味が備わり、さらに樽で熟成している間にピート香がややライトになってスパイシーな味わいに変化していくのです。
長期間にわたって熟成していくことで一般的なアイルモルトとは異なる、フルーティーかつシトラスな味わいを感じることができるのがカリラの特徴となります。

■販売元は老舗のゴードン＆マクファイル社

カリラ2007エクスクルーシブラベルゴードン＆マクファイルを販売するのは、1895年に創業されたスコッチモルトウイスキー造りの先駆者でもある老舗のゴードン＆マクファイル社です。
もともと高級食料品店として誕生しました。
しかも膨大な古酒をストックしていることでも知られており、第二次世界大戦における蒸溜制限で大変希少な商品となったビンテージ品も温リストされているほどです。
カリラのみならずマッカラン、グレングラント、モートラック、ストラスアイラなどの看板銘柄を取り揃えています。
創業した当初からマッカランやグレングラント、ストラスアイラなどの蒸溜所と関係を持っており、自社で準備した樽に原酒をそれぞれ詰めてもらって独自の熟成を実践するという独立瓶詰業者の元祖でもあります。
あらゆるボトラーからさまざまな商品が輸入されていますが、ゴードン＆マクファイル社は安定した高い品質によって世界的にも絶大なる信頼を寄せられているのです。
名も知られていないような蒸溜所や閉鎖されている蒸溜所、そしてオフィシャルでリリースされていないものに至るまであらゆるラインナップを展開しています。

■カリラ2007エクスクルーシブラベルゴードン＆マクファイル

カリラ2007エクスクルーシブラベルゴードン＆マクファイルは、ゴードン＆マクファイル社の樽から選び抜かれたシングルモルト原酒を、シングルカスク＆カスクストレングスで日本で223本限定でボトリングされました。
ビンテージ2度目のリリースで、その名の通り2007年に蒸溜されており、前作のリフィルシェリーとは異なりリフィルバーボン樽での熟成されました。
アルコール度数は58％と高くはないので刺激は抑えられていますが、味わいの厚みを支える要素となり、若々しくなめらかで年数以上の熟成を感じられる逸品となっています。
淡い琥珀カラーをしており、香りは甘いベーコンのアロマがバニラやトーストしたモルトと混ざり合います。
そしてバナナ、キウイ、ミルクチョコレートの甘みにピートスモークが加わり絶妙な味わいを生み出すのです
フィニッシュは長く、なめらかでスモーキーな余韻が続きます。