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モリソン＆マッカイ社による魅力一杯のカリラ2008カーンモア

■アイラモルトの旨味とカリラの個性が生きた逸品

「カリラ 2008 カーンモア ストリクトリーリミテッド」は、モリソン＆マッカイ社が手掛けた2008年に蒸溜された原酒をホグスヘッドで8年熟成させたのち、2016年にボトリングしたカリラのビンテージです。
「カーンモア ストリクトリーリミテッド」のアルコール度数は46%で、モリソン＆マッカイ社のラインナップの中では加水タイプのシリーズとなっています。
それでも各蒸溜所の個性を引き出す樽選びを行ってボトリングしていることから、カリラの魅力がふんだんに詰まった仕上がりとなりました。
柔らかなスモーキーさにレモンピールの香りが爽やかに広がる「カリラ 2008 カーンモア ストリクトリーリミテッド」は、アイラモルトらしい潮気と海藻のヨード臭に、ビスケットを思わせる香りが混ざり合っているのが特徴です。
飲み深めていくにつれ奥からゼラニウムが顔を出し、ライトな味わいながらもほどよい甘さのレモンパイにピートのスモーキーさ実にバランス良く調和しています。
上品でエレガントな甘みと、アイラモルトの旨味を凝縮したような出来栄えで、フィニッシュでは柔らかなスパイシーさと長いヨード香がピートのスモーキーさを伴う余韻となって続きます。
まさにモリソン＆マッカイ社にしかできない、カリラの魅力を存分に引き出した逸品です。

■モリソン&マッカイ社の人気シリーズ

「カリラ 2008 カーンモア ストリクトリーリミテッド」を含むモリソン&マッカイ社の「カーンモア ストリクトリーリミテッド」シリーズは、同社が誇る人気シリーズとしてよく知られています。
これまでに多数の蒸溜所の原酒を選んでボトリングしてきたこのシリーズは、「ストリクトリーリミテッド＝厳選」という意味にふさわしい逸品揃いのラインナップです。
「カーンモア ストリクトリーリミテッド」シリーズの特徴はなんといっても加水タイプのウイスキーという点で、アルコール度数が46%とウイスキー初心者にも飲みやすい仕上がりとなっています。
モリソン&マッカイ社には「ヴィジュアル フレーバー シリーズ」や世界の七不思議をラベルデザインに起用した「ワールドワンダーズ シリーズ」があり、どちらも人気のあるシリーズです。
しかし、各蒸溜所の個性を引き立たせた「カーンモア ストリクトリーリミテッド」シリーズは、ウイスキー愛飲家から多大な支持と高い評価を得ています。
理由としてはスコットランドにあるスコッチ・ウイスキーの産地の代表するシングルモルトをボトリングしていることと、価格が比較的リーズナブルな点が挙げられます。
またノンチルフィルター、ノンカラーで仕上げて46%でボトリングしているため、シングルモルトの魅力を損なわずに飲みやすさも同時に備わっているところが魅力です。
まさに厳選された香りと味わいは、モリソン&マッカイ社の真骨頂と言っても良いでしょう。

■インディペンデントボトラーズとしてのモリソン&マッカイ社

元モリソン・ボウモア取締役のブライアン・モリソン氏と、スコッチ・ウイスキー界でその名を知らない人はいないと言われるほどの重鎮・ケニー・マッカイ氏によって設立されたのが、インディペンデントボトラーズ（独立瓶詰業者）のモリソン&マッカイ社です。
ケニー・マッカイ氏はスコッチ・ウイスキー業界において30年以上の経験を持つカリスマ的存在で、スコッチ・ウイスキー業界に多大なる貢献を果たした人物に贈られる「キーパー・オブ・ザ・クエイク」の称号を持っています。
一方ブライアン・モリソン氏は元モリソン・ボウモア取締役として、同じくスコッチ・ウイスキーに情熱を傾けてきました。
ボウモア蒸溜所で元マネージング・ディレクターだったケニー・マッカイ氏とは旧知の間柄で、オーヘントッシャン蒸溜所とグレンギリー 蒸溜所でもマネージング・ディレクターを務めたケニー・マッカイ氏とブライアン・モリソン氏は業界に太いパイプを持っています。
またそれだけでなく良質の樽を厳選する力に長けている二人の選択眼によって、モリソン&マッカイ社では多数の良質の樽を所有しているのが特徴です。
「カリラ 2008 カーンモア ストリクトリーリミテッド」も二人が厳選に厳選を重ねた末にボトリングした一本で、カリラの個性を失うことなくモリソン&マッカイ社らしさを加えた銘酒に仕上げています。