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ビッグベイビー カリラ2009ホグスヘッド モリソン＆マッカイの歴史

■味と香りのバランスがいいビッグベイビー カリラ2009ホグスヘッド モリソン＆マッカイ

ビッグベイビー カリラ2009ホグスヘッドは、モリソン＆マッカイ社のウイスキーブランド「ビッグベイビー」の一つです。
モリソン＆マッカイはパースシャーに本社を構えていますが、この地域はかつてウイスキー製造の中心地として栄えていました。
パースシャー・ウイスキーは、味と香りのバランスが良いという特徴がありますが、どのような歴史を歩んできたのでしょうか。
ビッグベイビー カリラ2009ホグスヘッド誕生の背景にある、パースシャーとモリソン＆マッカイの歴史を振り返りながら、ビッグベイビー カリラ2009ホグスヘッドの魅力に迫ります。

■モリソン＆マッカイはパースシャーにある酒造メーカー

モリソン＆マッカイは1982年、パースの町に設立された会社で、スコッチ・ウイスキーのボトリングやウイスキーのブレンド、ウイスキーリキュールの販売などを手掛けています。
モリソン＆マッカイが所在するパースは、スコッチ・ウイスキーの産地ハイランドの中心部に位置します。
この辺一帯はパースシャーと呼ばれ、19世紀にはスコッチ・ウイスキー製造の中心地として繁栄しました。
一時期パースシャーにはおよそ140ヶ所の蒸溜所がありましたが、時代とともに生産は縮小、現在稼働している蒸溜所は数箇所のみとなりました。
ブレンデッド・ウイスキーは、モルトウイスキーとグレーンウイスキーを混ぜて造られる、スコッチ・ウイスキーの一種です。
パースで醸造された原酒は、芳醇な香りと、スッキリとした飲み口に特徴があり、スペイサイドモルトに利用されています。

■ビッグベイビー カリラ2009ホグスヘッドの特徴

モリソン＆マッカイのビッグベイビーシリーズは、若い熟成年数の原酒の中で、際立ったものが使われます。
ビッグベイビー カリラ2009ホグスヘッドは、カリラをホグスヘッドで7年間熟成させた原酒を、カスクストレングスでボトリングしています。
若い熟年度数の原酒はみずみずしい香りを放ち、焚き火の煙やオーツ麦のビスケット、レモンを搾ったオイスターのような香りが、ウイスキーからほのかに立ちのぼります。
ビッグベイビー カリラ2009ホグスヘッドは、ピートをしっかりと味わえるウイスキーです。
オイリーでスパイシー、バニラビスケットやリンゴのさっぱりとしたフレーバーも、カリラの美味しさを引き立てます。
そしてジンジャーの辛味でフィニッシュし、柔らかなカリラの甘さとのバランスが口に広がります。

■ビッグベイビー カリラ2009ホグスヘッドでカスクストレングスをたしなもう

ビッグベイビー カリラ2009ホグスヘッドは、カスクストレングスでボトリングされていますが、カスクストレングス（直訳すると樽の強さという意味）とは、ウイスキーのアルコール度数のことをいいます。
ウイスキーの中には、ボトリングの際樽から出した原酒に水を加え、アルコール度数を落としているものがあります。
複数の樽から原酒をブレンドしてアルコール度数を下げることもありますが、アルコール度数が低くなることで、飲みやすくなります。
カスクストレングスは樽で熟成された原酒に手を加えず、そのままボトリングされるため、原酒が持つ味わいを楽しむことができます。
カスクストレングスのウイスキーは、アルコール度数が高めになる傾向があります。
ビッグベイビー カリラ2009ホグスヘッドのアルコール度数は60.2 度と、高い部類に入ります。
原酒そのものを味わえるというのが、カスクストレングスのメリットになりますので、ストレートで飲むことをおすすめします。
ウイスキーに飲み慣れていれば、ビッグベイビー カリラ2009ホグスヘッドのアルコール度数はそれほど気にならないのではないでしょうか。
アルコール度数が気になる場合は、氷を入れてロックで飲んだり、水を少量足したりしても美味しく飲めます。
ウイスキーに少量水を加えるだけでも香りや味に変化が出ますので、ストレートにはない楽しみ方があります。

■カリラを味わうにはピッタリ

パースシャーで誕生したビッグベイビー カリラ2009ホグスヘッドは、若い熟年度数のカリラを味わうには理想的なウイスキーです。
ストレートで飲んで原酒そのものを味わったり、水や氷で割って飲んだりと、美味しい飲み方を複数提案してくれます。