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魚のラベルが特徴的なオーシャンズ カリラ 6年 2010 ウィスク・イーの歴史について

■オーシャンズ カリラ 6年 2010 ウィスク・イーの特徴

オーシャンズ カリラ 6年 2010 ウィスク・イーは、6年熟成のシングルアイラモルトをシングルカスクやカスクストレングスなどでボトリングしたウイスキーです。
ラベルにお魚のイラストが描かれているのが特徴です。
このお魚はシイラで、ハワイではマヒマヒという名前で呼ばれています。
オーシャンズ カリラ 6年 2010 ウィスク・イーは、361本限定で生産されました。
市場に流通している本数が少なく、とても貴重な一本です。
ハチミツやモルトの甘み、ピートスモーク、グレープフルーツなど複雑な味わいのウイスキーです。
オイリーな味わいで、口に含むと重厚感やまろやかさが広がっていきます。
また、正露丸や海藻をイメージさせるような香りです。
強烈な正露丸臭ですが、徐々にグレープフルーツやハチミツなどが現れて、爽やかさや甘さも感じられる香りとなっています。
アルコール度数は、57.5度です。

■スコットランドのアイラ島にあるカリラ蒸溜所の歴史

オーシャンズ カリラ 6年 2010 ウィスク・イーは、株式会社ウィスク・イーのオリジナルブランドです。
製造元は、スコットランドのアイラ島内にあるカリラ蒸溜所です。
オーシャンズ カリラ 6年 2010 ウィスク・イーを造り出したカリラ蒸溜所と株式会社ウィスク・イーの歴史について、簡単にご紹介します。
1846年、ヘクター・ヘンダーソン氏によって、スコットランドのアイラ島内に、カリラ蒸溜所が設立されました。
しかし、カリラ蒸溜所は、さまざまな会社に買収されることや閉鎖になるなど、決して順調な経営状態とは言えませんでした。
1880年頃には、年間生産量が147,000ガロンを超えるほどの勢いとなりましたが、第二次世界大戦によって、蒸溜所は閉鎖に追い込まれてしまったのです。
1945年に再稼働しますが、1972年からは蒸溜所の改装のために再びウイスキーの生産がストップしてしまいます。
カリラ蒸溜所が再稼働したのは、その2年後の1974年です。
1990年から2000年頃にはウイスキーブームもあり、カリラ蒸溜所でのウイスキーの生産量がどんどんと増えていき、年間で100万リットル以上を誇るまでに急成長しました。
ちなみに、イギリスのチャールズ皇太子もカリラ蒸溜所で生産されたウイスキーの大ファンなのだそうです。

■日本にカリラのウイスキーの魅力を伝えた株式会社ウィスク・イー

日本から遠く離れたスコットランドのアイラ島のウイスキーが多くの日本人たちにも愛されるようになったのは、株式会社ウィスク・イーの存在があったからです。
1998年3月に、アラン蒸溜所のウイスキーを日本に伝えるためにアランジャパンが設立されました。
その後、2000年9月に、アランジャパンは、株式会社ウィスク・イーへと社名を変更して、アラン蒸溜所で生産されたさまざまなウイスキーを輸入して、販売していました。
このオーシャンズ カリラ 6年 2010 ウィスク・イーは、日本にアラン蒸溜所のウイスキーの魅力を伝えた株式会社ウィスク・イーのオリジナルブランドなのです。
株式会社ウィスク・イーの存在がなかったら、このオーシャンズ カリラ 6年 2010 ウィスク・イーは生まれなかったでしょうし、日本人がアラン蒸溜所のウイスキーの素晴らしさを知るまでにもっと時間がかかっていたかもしれません。
オーシャンズ カリラ 6年 2010 ウィスク・イーは、熟成期間が6年と、ほかのウイスキーよりも短いため、やや淡い色合いとなっていますが、とてもしっかりした味わいなのが特徴です。
シイラのイラストが描かれており、デザイン性の高いラベルあることから、ウイスキー愛好家だけでなく、コレクターたちの間でも注目の1品となっています。