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カリラ 21年 1993 バーカリラ10周年記念ボトルの味、カリラの独特の製法について

■カリラ 21年 1993 バーカリラ10周年記念ボトルはどんなお酒

カリラ 21年 1993 バーカリラ10周年記念ボトルは、カリラの品揃えが豊富なことで有名な渋谷のBar Caol Ila、信濃屋、カリラによるジョイントボトリングシリーズとして発売されました。
10周年記念、数量限定のとても貴重なお酒です。
カリラのお酒はどちらかというとプレーンタイプのカスクが主流となっていますが、このバーカリラ10周年記念ボトルに関しては、シェリーカスク熟成の原酒となっているのが特徴です。
しかも、20年以上もの長い間じっくりと熟成されたお酒であるため、深い味わいも楽しめます。
とてもふくよかでコクもあり、ほどよい塩味も感じられる大人の味わいです。
香りも良く、ちょっと贅沢な気分で過ごしたいときに、ムードを高めてくれることでしょう。

■カリラの名前の由来について

カリラ 21年 1993 バーカリラ10周年記念ボトルの名前にもある「カリラ」は、スコッチウイスキー好きの間では、大変有名なブランドです。
スコットランドのアイラ島の蒸溜所で造られているシングルモルトウイスキーであり、世界中のウイスキーマニアたちの間で人気があります。
カリラ（Caol Ila）という名前も、その地名が由来となっています。
ゲール語で、海峡を意味するCaol、アイラ島を意味するIlaを組み合わせて、アイラ海峡という意味があるのです。
その名前のように、カリラのお酒は口に含むと潮の香りがふわっと広がっていき、広大な海を連想させる味わいとなっています。
冷却水として海水を使うなど、独自の製法で製造しているカリラだからこそ出せるオリジナルのクセのある味わいなのです。
このカリラ 21年 1993 バーカリラ10周年記念ボトルに関しても、そんなカリラのこだわりが感じられるウイスキーとなっており、塩気とフルーティーさが絶妙なバランスが楽しめます。

■カリラ誕生の歴史

カリラは、アイラ島では長い歴史あるスコッチウイスキーブランドです。
しかしながら、知名度が低かったこともあり、蒸溜所の経営は順風満帆とはいえませんでした。
カリラの設立は、1846年です。
Hector Henderson氏が設立しましたが、数年後には、Norman Buchanan氏によって会社が買収されてしまいます。
その後も、買収、倒産を繰り返すことになります。
そして、1941年には第一次世界大戦の影響により操業に追い込まれてしまうのです。
1997年には、ディアジオ傘下となっています。
2002年に12年、18年、カスク・ストレングスを販売したところ、たちまち話題となり、世界中のウイスキーファンから注目されるようになりました。
ちょうどその頃は、シングルモルトが流行っていた時期でもあり、ブームの波にもうまく乗ったことで、カリラは世界的に有名なスコッチウイスキーブランドへと成長していったのです。
現在は、アイラ島においてトップクラスのウイスキー生産量を誇る蒸溜所となっています。

■カリラのウイスキーの特徴

カリラのウイスキーの特徴は、ヨード臭です。
先にも述べたように、カリラは蒸溜の冷却水として海水を用いるなど、ほかの蒸溜所が行っていない珍しい製法を取り入れています。
また、海藻などの海産物がピートに含まれていることから、その潮の香りが移ってしまうため、独特のヨード臭となるのです。
カリラのヨード臭に関しては、好みが分かれるところですが、その魅力にどっぷりとハマってしまう人も多いです。
ヨード臭はありますが、ふくよかなフルーティーな香りして、バランスの良い味に仕上げっているのが、カリラのウイスキーの特徴です。
独特さを残しながらも、スッキリまろやかなという不思議なバランスの味わいとなっています。
カリラ 21年 1993 バーカリラ10周年記念ボトルを味わう際には、そんなカリラの独特のヨード臭や味わいもじっくりと楽しんでみると良いでしょう。