menu list買取商品 - カリラ 30年 1984 サーオビール デキャンタ キングスバリー
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カリラ 30年 1984 サーオビール デキャンタ キングスバリーの高価買取致します
カリラ 30年 1984 サーオビール デキャンタ キングスバリーのご紹介
買取参考価格 | 85000円前後
生産国 | イギリス |
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生産者名 | キングスバリー社/カリラ蒸留所 |
地方 | スコットランド |
地区 | アイラ |
分類 | モルトウイスキー |
タイプ | 700ml/48.7% |
重厚で存在感のあるキングスバリー初の発売となるデキャンタとして登場した「カリラ30年」です。
「サーオビール」は「貴重な、稀少な」という意味を持っています。
元々、長期熟成のポテンシャルが高いことでも知られるカリラ蒸留所ですが、特に70年代の原酒には素晴らしいものが多く、キングスバリー社が満を持して詰めた樽であり、記念碑とも呼べる最上クラスの特別な1本でもあります。
カリラ 30年 1984 サーオビール デキャンタ キングスバリーの歴史
カリラの持つ歴史の一瞬に何を見出すか
■美しい入り江に今も稼働するアイラ最大の蒸溜所
スコットランドの西海岸沖に浮かぶ美しい島アイラ、そこには名だたる蒸溜所がいくつか存在しています。
カリラ蒸溜所はその中でも最大規模を誇る蒸溜所であり、北東海岸のポートアスカイグ近辺の入り江に位置します。
そこは、アイラ島とジュラ島の間にある狭い海峡を見下ろす場所です。
とても美しくロマンチックな場所であり、ここに1846年、グラスゴーに蒸溜所を持つヘクター・ヘンダーソンはカリラ蒸溜所を建設しました。
ヘンダーソンは残念ながら事業に失敗し、すぐに蒸溜所はジュラ島に蒸溜所を持つノーマン・ブキャナンに買収されます。
ブキャナンは10年以上カリラ蒸溜所を経営しましたが、1863年にグラスゴーを拠点とする有名なブレンド会社、バロック・レイド社の手に渡ることになりました。
同社はスコッチウイスキー産業の発展に貢献しましたが、カリラ蒸溜所にも手を加え、蒸気船で運んだ荷物を楽に運搬するため敷地内に桟橋まで建設しています。
■繫栄と衰退
バロック・レイド社がカリラ蒸溜所を管理させるため雇用した初期マネージャーの中に、同じくアイラ島にラフロイグ蒸溜所を設立したジョンストンの従兄弟にあたるダンカン・ジョンストンがいました。
ダンカンと他のマネージャーたちは1880年代の初めまでに、カリラ蒸溜所で年間147,000ガロンを超えるウイスキー生産を行っています。
ときはブレンデッドウイスキーの人気が高まり、需要が急激に伸びていました。
蒸溜所を改築し生産量を大幅に増加させ、カリラ蒸溜所は1800年代後半までその規模を拡大し続けたのです。
ところが1918年に第一次世界大戦が終結するまでに、カリラの運命は衰退し始めます。
バロック・レイド社も1920年に清算され、カリラはディスティラーズカンパニー社(DCL)、のちに現在の所有者に発展するディアジオの傘下に移ります。
一時はカリラ・ディスティラーズカンパニー社が設立され事業が再開されますが、1927年までには状況が再び見直され、DCLが新会社の経営権を取得することになりました。
アメリカの禁酒法が施行され、世界のウイスキー市場は低迷し、大恐慌の影響によりカリラ蒸溜所は1930年に再び閉鎖されます。
1937年に再開するも戦時中の制約により大麦が供給されなくなり、1939年の第二次世界大戦勃発により復帰の期待は打ち砕かれました。
■戦後の再開とオーバーホール
カリラ蒸溜所がようやく再開されるのは、戦後の時代になってからです。
1972年に設備はオーバーホールされ、このときに古い蒸溜所の建物は解体されてしまいました。
現在あるのは新しく建設されたものですが、すべてが変わってしまったわけではありません。
オリジナルのカリラ蒸溜所で際立った特徴となっていた3階建ての倉庫は、カリラの持つ歴史の記憶として残されたのです。
再建された蒸溜所が操業を開始したのは1974年、そのためカリラのスピリットは、1972年までに製造されたものと、1974年の再生後に蒸溜されたものとで明確に区別されています。
■カリラ 30年 1984 サーオビール デキャンタ キングスバリー
カリラ 30年 1984 サーオビール デキャンタ キングスバリーは、キングスバリー初の発売となるデキャンタで登場したウイスキーです。
ネーミングの「サーオビール」は「貴重な、希少な」という意味になります。
特に70年代に素晴らしい原酒を生み出したカリラの樽から、キングスバリー社が満を持してボトリングした記念碑とも呼べる最高級品といえるでしょう。
キングスバリー社は、1989年にスコットランド・アバディーンに設立された会社です。
ロンドンに事務所を構えた後も次々に伝説的なウイスキーをリリースしてきたインディペンデント・ボトラーで、強いこだわりを持つことで知られています。
キングスバリー社は、年のさまざまな要因によってシングルモルトには特別なキャラクターが生まれるとするスタンスです。
熟成ありきのスコッチ界において、そのウイスキーが生まれたその瞬間に一番視点を置くという強いコンセプトを持します。
同社がカリラ蒸溜所のその一瞬に何を見出したのか、このボトルで知ることができるでしょう。
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