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日本人には馴染みやすい紹興酒は健康にもいい

■世界三大醸造酒とも
今や日本に居ながらにして、世界中のお酒が飲めるようになったことから、お酒を飲んで世界一周旅行気分を味わうということも不可能ではありません。
ところ変われば品代わると言われるように、世界各国にそれぞれ自慢のお酒があります。
また、そのお酒は一つだけとは限らず、長い歴史を持つ国であれば、何通りもの作り方によって、異なるお酒を作り、それぞれ好みによって飲み分けられていることが珍しくないのです。
日本にしても、今や「SAKE」として英語で通じるようになった日本酒を筆頭に、南国では焼酎が人気です。
また、日本のウイスキーの父と呼ばれるニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝や、日本人の口に合うワインを作り出したサントリーの創業者・鳥井信治郎の存在によって、日本のお酒もまた、たくさんの種類ごとに歴史を作り出してきました。
そんな世界中のお酒の中で、「世界三大醸造酒」と評判の高いお酒があります。
それがワインに日本酒、そして中国では2000年前から飲まれていたと言われる紹興酒です。
日本における「世界三大醸造酒」の人気を作り出したのは、男性ではなく女性というのですから、びっくりです。
とはいえ、働く女性が多くなった今、女性としてもお酒が飲めないことには、仕事がしづらいこともあるでしょう。
日本女性がお酒を飲む歴史は、これからますます発展していきそうです。

■注目が集まるのは紹興酒
ワインは、ブドウを原料として作ることからポリフェノールが豊富に含まれており、美容と健康にいいとして、女性たちに根強い人気があります。
また、ワイングラスに注いで飲むというところも、おしゃれに敏感な女性たちにとって魅力的な要因と言えます。
ただ、日本酒を飲む若い女性も増えてきて、そのおかげでフルーティーな味わいの日本酒が登場し、よりおしゃれに日本酒が楽しめるよう、発泡タイプの日本酒もできるなど、女性の力は侮れないといえます。
そんな女性たちが特に注目していると言われるのが、中国で長い歴史を持つ紹興酒です。
中華料理店に行くとたいてい置いていますので、飲んだことがある人も多いでしょうが、一般的には甘いお酒というイメージが強いのではないかと思われます。
とはいえ、甘い味わいなだけに飲みやすく、まろやかな口当たりのファンになる人も多い、中国を代表するお酒なのです。
そんな紹興酒に注目が集まっている理由は、女性にとってうれしい効能をたくさん含んだお酒だからです。

■紹興酒の効能と飲んでみたい有名な銘柄は
紹興酒の銘柄は多くあり、どれを選べばいいかで迷うところですが、「陳年紹興酒 珍蔵 250ml 甕壺入り 老酒」はおすすめと言えます。
珍蔵というのは「大事にしまっておいた」という意味があり、「老酒」とは10年以上にわたって熟成させてきたことから、それだけ美味しくなっている紹興酒という意味です。
甕壺入りですが、小さめサイズなので、初めて飲む人にはもってこいと言えるでしょう。
それでいて、初めて飲むのが老酒という逸品なのですから、非常に贅沢なことです。
そんな紹興酒は、中国の古い文献にも薬酒として登場しているほど、歴史的に見てもその効能はよく理解されてきたと考えられます。
食事の際に適量を飲むことで食欲増進が促されますし、疲労や体力の回復、冷え性を改善する血流改善にも期待が持てます。
さらに骨の強化にも期待されているのですから、まさに女性に最適なお酒です。
なぜ、紹興酒にこうした効能が期待できるかというと、ミネラルを多く含むお酒だからです。
また、ミネラルがビタミンDの吸収を促すことから、骨組織がしっかりすることにもなります。
さらに人が生きていくために絶対に必要な必須アミノ酸は、体内で作り出せないことから、食事などで摂取する必要がありますが、20種類のうちの18種類を紹興酒が含んでいます。
そのため、紹興酒を飲むことによって疲労や体力の回復、さらには冷え性の改善にも働きかけるとされており、美容と健康を意識する日本人女性たちが、日本における紹興酒の新しい歴史を作っていきそうです。