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オイリーさが楽しめる「クライヌリッシュ 1997 デュワーラトレー 16年」


■「クライヌリッシュ 1997 デュワーラトレー 16年」の特色

「クライヌリッシュ 1997 デュワーラトレー 16年」はスコットランドで正統派と支持されているインディペンデントボトラーズのデュワーラトレー社が、クライヌリッシュブランドとしてリリースしたものです。
クライヌリッシュ蒸溜所で1997年に蒸溜され、バーボンホグスヘッドで16年かけて熟成されたもので、わずか250本だけの数量限定であるため、市場に出回る数が極めて少ないプレミアムな一本です。
「クライヌリッシュ 1997 デュワーラトレー 16年」は初めてオリジナルラベルで発売したシングルカスク＆カスクストレングスのシリーズのカスクコレクションにラインナップされていたものです。
クライヌリッシュ 1997 デュワーラトレー 16年の味わいは洋梨やりんごのフルーティな香りと、キャンディのような甘味を楽しむことができます。
それに加えたオイリーで重圧なボディが感じられるので、ワクシーでオイリーさが特徴のクライヌリッシュの支持層にも満足できる一本です。
重圧な手応えはフィニッシュまで長く続きます。

■デュワーラトレーとは

デュワーラトレー社は1868年に設立された歴史あるスコットランドの企業で、数多くのウィスキーブランドの正規販売代理店としてスコッチの販売を行っていました。
現在では、モリソンボウモア社を経営していたモリソン・ファミリーがオーナーとなっています。
正統派のインディペンデントボトラーとして、地域の蒸溜所からの支持も厚く、近年では新たなボトルをリリースするたびにすぐに完売となる状態が続いています。
他のボトラーに真似ができないコストパフォーマンスに優れたリリース力が強みです。
モリソンファミリーは所有をしているだけで、直接経営をしているわけではなく、戦略に直接携わっているわけではありません。
ですが、オーナーであるモリソンファミリーのコネクションを感じさせるのは確かであり、モリソンボウモアらしいクオリティの高さと安定感で、世界中のウィスキーファンの支持を集めています。

■モルトマニアに絶大な支持を集めるクライヌリッシュ

クライヌリッシュは日本では必ずしも知名度が高いとはいえませんが、モルトファンの間では根強い人気を持つウィスキーです。
飲み心地はミネラルを蓄えた蜜蝋や固形ワックスのようなテイストで、モルトマニアが好むワクシーさと独特のオイリーさが特徴的です。
ハイランドの沿岸に蒸溜所を構えているため、潮風による塩気とオイリーさが蓄えられるのです。
味わいは蜂蜜やオレンジ、りんご、ホットケーキなどの甘やかさもあり、複層的でバランスが取れたリッチなボディです。
飲み応えがあり、満足度も高い優等生であり、モルトマニアはもちろん、ウィスキーを嗜んだことがある方なら、初めて飲んでもおいしいと感じられます。
クライヌリッシュ 1997 デュワーラトレー 16年もクライヌリッシュの特徴をよく表した一本に仕上がっており、ピーティでオイリーを軸に構成されています。
洗練された味わいを好む人には向かないかもしれませんが、飲み応えのあるウィスキーを求めている方には満足度の高い一本です。
キャンディの包み紙のようなワクシーさが感じられます。
ロックで嗜むと紅茶の茶葉のようなタンニンが鼻につきますが、飲み込まずに舌で遊ばせることで、塩気のあるキャラメルが口の中で溶けていくような感覚が楽しめます。
単なる甘いキャラメルではなく、クライヌリッシュ蒸溜所特有の潮風を感じる塩キャラメルテイストなのが、魅惑的です。
クライヌリッシュもタッグを組むボトラーズも共に評価が高く、市場に新作が投入されると瞬く間に売り切れてしまう人気モルトです。
「クライヌリッシュ 1997 デュワーラトレー 16年」もわずか250本しかリリースされていません。
それゆえに、価格が高騰し過ぎてモルトマニアにも、なかなか手が出せないケースも増えてきました。