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スコッチの自然な風味が生きたシグナトリーが贈るクライヌリッシュの銘酒

■ヨーロッパ向けに限定販売された逸品

「クライヌリッシュ 16年 アンチルフィルタード 1992 シグナトリー」は、ボトラーズブランドの「シグナトリー（Signatory）社」がボトリングしたシングルモルト・ウイスキーです。
「シグナトリー社」はスコットランドのインディペンデントボトラーズ（独立瓶詰業者）で、まだ歴史が浅いことからどちらかといえばニューフェイスのボトラーといえます。
シグナトリー社が手掛けるボトルはすべてシングルカスクとなっているのが特徴で、原則として他の樽とはヴァッティングさせないのがシグナトリー社の流儀です。
「クライヌリッシュ 16年 アンチルフィルタード 1992 シグナトリー」はシグナトリー社を代表する「アンチルフィルタード・コレクション（The Un-Chillfiltered Collection）」の中の一本で、ヨーロッパ向け限定商品として発売されました。
アンチルフィルタードとは冷却ろ過を行わない製法のことで、ノンチルフィルタードとも言います。
この低温濾過器を使わないアンチルフィルタードで造られるクライヌリッシュのウイスキーは、スコッチの自然な風味を維持することができるのが特徴です。
そのためなめらかでコクがあり、豊かで長い余韻が楽しめるウイスキーに仕上がります。
また「クライヌリッシュ 16年 アンチルフィルタード 1992 シグナトリー」は、フルーティーさと潮気、そしてオイリーさの中にスパイシーさもあわせ持つクライヌリッシュの魅力をふんだんに詰め込んだシングルモルトとなっています。
ヨーロッパ向けのため入手が非常に困難ではありますが、クライヌリッシュ愛飲家だけでなく、すべてのウイスキー好きに味わっていただきたい逸品の銘酒です。

■人気を集めるインディペンデントボトラーズのウイスキー

「クライヌリッシュ 16年 アンチルフィルタード 1992 シグナトリー」をボトリングした「シグナトリー（Signatory）社」は、インディペンデントボトラーズ（独立瓶詰業者）として1980年代に創業しました。
創業者はサイミントン兄弟で、スコットランドの首都エジンバラが創業の地です。
シグナトリー社は創業当時より原酒を丁寧に厳選し、選び抜いた中から良質の樽だけを買い付けてきました。
その手法は今も変わることなく続いており、さまざまな銘酒を世に送り出しています。
近年はオフィシャルボトルだけでなく、さまざまなボトラーが手掛けたウイスキーが人気です。
スコットランドではパイオニア的存在のゴードン＆マクファイル社（1895年創業）やウイリアム・ケイデンヘッド社（1842年創業）のボトラーが有名ですが、1989年にスコットランド・アバディーンにてシングルモルトのボトリングを開始したキングスバリー社もシグナトリー社に匹敵する人気の高いボトラーとなっています。
そのほかドイツのインディペンデントボトラーである「ザ・ウイスキー・エージェンシー」は、スコットランドの良質の樽だけを買い付けする大量購入・大量保管する手法が特徴です。
このボトリング方法は従来のボトラーが行っていなかったもので、これまでのボトラーとは大きく異なる点として世界中から注目を集めています。
「クライヌリッシュ 16年 アンチルフィルタード 1992 シグナトリー」のように、クライヌリッシュのオフィシャルボトルとはまた違った味わいが楽しめるところが、ボトラーズ・ウイスキーならではの魅力です。

■ウイスキー通が愛するアンチルフィルタード・コレクションシリーズ

シグナトリー社のアンチルフィルタード・コレクションシリーズは、丁寧に選び抜いた原酒だけを買い付けてボトリングしているため、蒸溜所の個性が存分に引き出されているのが特徴です。
「クライヌリッシュ 16年 アンチルフィルタード 1992 シグナトリー」はクライヌリッシュ蒸溜所の持ち味とアンチルフィルタードでしか味わえないシングルモルトの風味が生きています。
スコットランド・ハイランド地域ブローラ付近にあるクライヌリッシュ蒸溜所は、1819年に創設され現在も稼働中の蒸溜所です。
原酒の95%をブレンデッドウイスキー用として生産しており、残りの5%がオフィシャルボトルもしくはボトラーズからのリリースとなります。
そのため「クライヌリッシュ 16年 アンチルフィルタード 1992 シグナトリー」はアンチルフィルタード・コレクションシリーズの中でも貴重な一本で、ウイスキー通に愛されているシリーズであるのも頷けます。