menu list買取商品 - クライヌリッシュ 17年 オールドモルトカスク 1997
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クライヌリッシュ 17年 オールドモルトカスク 1997の高価買取致します
クライヌリッシュ 17年 オールドモルトカスク 1997のご紹介
買取参考価格 | 15000円前後
生産国 | イギリス |
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生産者名 | クライヌリッシュ蒸溜所/ハンターレイン社 |
地方 | スコットランド |
地区 | ハイランド |
分類 | シングルモルトスコッチウイスキー |
タイプ | 700ml/50度 |
2013年にインディペンデントボトラー「ダグラスレイン社」の高い品質を継承し、新しく創立した「ハンターレイン(Hunter Laing)社」からリリースされたクライヌリッシュです。
「オールド・モルト・カスク(Old Malt Cask)」は、ダグラスレイン社から引き継いだシリーズで、ボトリングされる度数が一部を除いて50%に統一されているのが特徴となっています。
ノンチルフィルター、ノンカラーリングで樽の個性をダイレクトに楽しむことができます。
1997年に蒸留し、2015年にボトリングされたこちらのシングルカスクウイスキーは、オイリーな中にほのかなスモークの香りと焦がしたキャラメルなどの風味が絡み合い、長期熟成ならではの複雑な味わいを生み出しています。
クライヌリッシュ 17年 オールドモルトカスク 1997の歴史
複雑で繊細なハイランドのウィスキー「クライヌリッシュ 17年 オールドモルトカスク 1997」
■2つのクライヌリッシュ
クライヌリッシュ蒸溜所は、ハイランドに位置する歴史の長いウィスキー蒸溜所です。
同名を持つシングルモルトウィスキーのブランドは世界的にも有名ですが、時に西海岸のウィスキーの特徴を持つ不思議な風味と評されます。
ベテランテイスターでもアイラと見まごうほどピーティで、その風合いは北ハイランドで連綿と紡がれてきた味わいです。
原酒の約95%はジョニーウォーカーのキーモルトとして使われ、ブレンデッドの主原酒としての知名度のほうが高いかもしれません。
現在稼働しているクライヌリッシュ蒸溜所は、1967年に新たに建設されたものです。
「新たに」というのは、同じ敷地のすぐ隣にオリジナルのクライヌリッシュ蒸溜所がすでにあったためです。
新クライヌリッシュはオリジナルの設計をそのまま模して建設されました。
クローンとなった蒸溜所は一時クライヌリッシュA、クライヌリッシュBと呼ばれ、新しいクライヌリッシュの稼働が安定した翌年にオリジナルは一度閉鎖されることになりました。
■悲劇の歴史を乗り越えて
オリジナルのクライヌリッシュの創業は、そこからずっと遡る1819年のことです。
創業者は悪名高きサザーランド公爵で、彼は当時スタッフォード侯爵と名乗っていました。
サザーランド公爵の娘と結婚し、広大な土地の地主となった彼は、スコットランドの負の歴史であるハイランドクリアランスを行った人物です。
彼は50万エーカーという広大な領地から、約1万5,000人もの住民を追い出したとされます。
目的はより儲かる羊毛を手に入れるためであり、人を追い出し、代わりにチェビオット羊を大量に土地に連れ込みました。
ただ一つ、クライヌリッシュ蒸溜所を建設したことだけは、結果的に英断となったのかもしれません。
沿岸周辺に住む小作人が生産する安い穀物と、近くにあった石炭鉱床の品質の低い石炭とを利用し、足りない分の燃料をピートで補いクライヌリッシュは稼働を始めました。
ただしクライヌリッシュがウィスキー蒸溜所として本格稼働を始めたのは、1896年にエインズリーとヘイルブロンのリースブレンド会社が公爵家から蒸溜所を買い取ってからです。
この会社は1912年に破産してしまいますが、クライヌリッシュは13年後にDCLによって買収され、子会社であるスコティッシュ・モルト・ディスティラリー社によって運営されることになります。
これもまた1930年代の不況で閉鎖されてしまいますが、第二次大戦が終わると今度はクライヌリッシュの需要が急激に高まります。
このブームを受け、1組のスチルしかないオリジナルクライヌリッシュは古物として扱われることになり、1967年から隣接する土地に新蒸溜所を建設されることとなったのです。
■ブローラと呼ばれた14年間
一時閉鎖されたオリジナル蒸溜所は、その後またブローラ蒸溜所と名前を変えてしばらくは稼働することになりますが、結局は14年という短い間でそれも終わり、1983年にDCL社の閉鎖とともに幕を閉じることになりました。
クライヌリッシュのシングルモルトはますます需要が高まり、1880年代に人々をとりこにしてから現在に至るまでずっとその風合いを守り続けています。
越えてきた歴史は激動ですが、その味わいには時代の波も影響を与えることはできませんでした。
現在も稼働している新クライヌリッシュはその歴史の中で、今でも世界中のウィスキーファンをとりこにし続けています。
■「クライヌリッシュ 17年 オールドモルトカスク 1997」
クライヌリッシュ 17年 オールドモルトカスク 1997は、2013年に有名ボトラーのダグラスレイン社から独立したハンターレイン社からリリースされた一本です。
オールド・モルト・カスクシリーズはダグラスレイン社から引き継いだシリーズであり、一部を除き度数が50%に統一されているのが何よりの特徴です。
ノンチルフィルター、ノンカラーリングにこだわっているため、樽からダイレクトに味わっているかのような深みを感じられるでしょう。
クライヌリッシュ蒸溜所の複雑な歴史とともに、繊細でさまざまな風合いをゆっくり楽しみたいウィスキーです。
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