menu list買取商品 - クライヌリッシュ 21年 オールドモルトカスク 1990
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クライヌリッシュ 21年 オールドモルトカスク 1990の高価買取致します
クライヌリッシュ 21年 オールドモルトカスク 1990のご紹介
買取参考価格 | 17000円前後
生産国 | イギリス |
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生産者名 | クライヌリッシュ蒸溜所/ハンターレイン社 |
地方 | スコットランド |
地区 | ハイランド |
分類 | シングルモルトスコッチウイスキー |
タイプ | 700ml/50度 |
2013年にインディペンデントボトラー「ダグラスレイン社(Douglas Laing)」の高い品質を継承し、新しく創立した「ハンターレイン(Hunter Laing)社」からリリースされたクライヌリッシュです。
「オールド・モルト・カスク(Old Malt Cask)」は、ダグラスレイン社から引き継いだシリーズで、ボトリングされる度数が一部を除いて50%に統一されているのが特徴となっています。
1990年に蒸留し、21年熟成したのち2011年に瓶詰めされた「クライヌリッシュ 21年 オールドモルトカスク 1990」は、ノンチルフィルター、ノンカラーリングで樽の個性を楽しみながら、長期熟成ならではの複雑な味わいをお愉しみいただけます。
クライヌリッシュ 21年 オールドモルトカスク 1990の歴史
ハイランドウィスキーの歴史とともに「クライヌリッシュ 21年 オールドモルトカスク 1990」
■クライヌリッシュとブローラ
クライヌリッシュは、スコットランド北東部にあるウィスキー蒸溜所です。
設立は1967年、こちらは現在稼働しているクライヌリッシュ蒸溜所のことで、今はもう閉鎖された旧クライヌリッシュ蒸溜所の歴史は1819年にまで遡ります。
ただ、旧クライヌリッシュ蒸溜所というより「ブローラ蒸溜所」といったほうがピンとくる人もいるでしょう。
ブローラは古典的な北ハイランドのシングルモルトを生産する幻の蒸溜所として、特に70年代初頭に蒸溜されたウィスキーは格別な魅力を持つとも称されます。
このブローラ蒸溜所=オリジナルのクライヌリッシュ蒸溜所は1819年、スタッフォード侯爵(後のサザーランド公爵)によって設立されました。
残念ながらこの人物は夫人と並んで悪名高い歴史的人物なのですが、唯一クライヌリッシュを作ったことは称賛されるべきことかもしれません。
■クライヌリッシュAとB
公爵は沿岸部で細々と穀類を作っている小作人から安く原料を買い、近くの鉱山で採れる質の低い石炭とピートを燃料にウィスキーを造る蒸溜所を建設したのです。
地主として領地の生産性を上げ商業ベースに乗せつつ、当時横行していた密造ウィスキーを一掃することが目的だったため、これ自体は決しておかしな政策ともいえません。
ただし公爵はその前にハイランドクリアランスで住人を追い出し、代わりに大量の羊を飼い入れた人物です。
羊毛で大稼ぎすることが目的でしたが、数万とも数十万ともいわれる農民の生活を奪ったのは悪政以外の何物でもありません。
とはいえ、クライヌリッシュで造るられるウィスキーの素晴らしさに変わりがあるわけではなく、長らく人々をとりこにするウィスキーを造り続けています。
1967年には、あまりの需要の高さに応えるため、同じ敷地内に新しいクライヌリッシュ蒸溜所を建設し、規模が拡大されることになりました。
2つの蒸溜所はクライヌリッシュA、Bとそれぞれ呼ばれ、1年並走した後旧蒸溜所は閉鎖となります。
この旧蒸溜所が後にブローラとなるわけですが、今となってはどちらがAでどちらがBだったのかは分からないそうです。
■ハイランドの歴史とともに
オリジナルクライヌリッシュの歴史は、そのままハイランドの歴史を見るようです。
スコットランドがイギリスに統合されたのが1707年、自家製ウィスキーの蒸溜が禁止になったのが1781年、酒税が改訂されハイランドが生まれたのが1784年です。
このときの法律が改悪され、重税による密造に拍車がかかったのが1814年、まさにそんな時代にクライヌリッシュは設立されました。
この悪法は結局1823年に再度改訂されましたが、そんな人のいさかいも静かに眺めながら、クライヌリッシュの蔵の中ではウィスキーが粛々と熟成されていたことになります。
クライヌリッシュは中程度のピーテッド麦芽を多く使用していますが、オリジナルクライヌリッシュではヘビーピーテッドの麦芽が多く使用されていました。
それも当時採掘された石炭の品質が低く、生産量も少なかったためピートが多用されたことに起因するものでしょう。
一見、人の歩みとは関係なくウィスキーは熟成していきますが、そこにはやはり間違いなく時代の流れが溶け込みます。
もちろんこれはオリジナルクライヌリッシュだけの話ではなく、人から人の手を経て稼働を続ける現在のクライヌリッシュもそれは同様です。
クライヌリッシュのオールドモルトを味わうとき、そこに深い歴史を感じずにはいられません。
■「クライヌリッシュ 21年 オールドモルトカスク 1990」
クライヌリッシュ 21年 オールドモルトカスク 1990は、2013年にハンターレイン社からリリースされました。
ハンターレイン社はブレンダーとしても名高いダグラスレイン社から分社した会社で、オールド・モルト・カスクシリーズはダグラスレイン社から引き継いだものです。
蒸溜所同様、その手掛けたウィスキーを世界に運ぶ会社にもさまざまな歴史とプライドがあります。
同シリーズは一部を除き全て50%に度数統一され、ノンチルフィルター、ノンカラーリングで樽の個性を楽しめる逸品です。
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