menu list買取商品 - クライヌリッシュ 38年 オールドモルトカスク 1971
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クライヌリッシュ 38年 オールドモルトカスク 1971の高価買取致します
クライヌリッシュ 38年 オールドモルトカスク 1971のご紹介
買取参考価格 | 50000円前後
生産国 | イギリス |
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生産者名 | クライヌリッシュ蒸溜所/ダグラスレイン社 |
地方 | スコットランド |
地区 | ハイランド |
分類 | シングルモルトスコッチウイスキー |
タイプ | 700ml/47.9度 |
1971年に蒸留し、2009年に145本限定で瓶詰めされた、38年熟成のクライヌリッシュです。
1948年にスコットランド南西部にある都市グラスゴーで設立されたインディペンデントボトラー「ダグラスレイン(Douglas Laing)社」の、主力シリーズ「オールド・モルト・カスク(Old Malt Cask)」のラインナップとなっております。
現在は、2013年に分社した「ハンターレイン(Hunter Laing)社」が引き継いでいるシリーズでもあります。
70年代の大変希少な「クライヌリッシュ 38年 オールドモルトカスク 1971」は、ノンチルフィルター、ノンカラーリングで樽の個性を楽しみながら、甘くなめらかな味わいをご堪能いただけます。
クライヌリッシュ 38年 オールドモルトカスク 1971の歴史
激動の時代を駆け抜けた2つの蒸溜所に思いを馳せて「クライヌリッシュ 38年 オールドモルトカスク 1971」
■オリジナルのクライヌリッシュ蒸溜所
クライヌリッシュ蒸溜所は、1819年に創立されました。
もちろん現在もその姿を見ることができますが、見た人はおそらく、そんなにも昔の建物とは思わないでしょう。
それもそのはず、オリジナルのクライヌリッシュ蒸溜所はすでに稼働しておらず、現在の建物はオリジナルの隣の敷地に1967年に建てられた蒸溜所のほうだからです。
もちろんこちらもすでに50年以上もの長き歴史を紡いできた蒸溜所ですが、オリジナルのクライヌリッシュはどうなってしまったのでしょうか。
オリジナルのクライヌリッシュは、北ハイランドのブローラに1819年、スタッフォード侯爵によって創設されました。
このスタッフォード侯爵は後にサザーランド公爵と呼ばれるようになる人物ですが、イングランドとスコットランドに莫大な土地を持っていた大地主です。
彼はスコットランドの開発を推進し、領地内で大麦の消費を拡大させる目的と密造酒を撲滅させる目的のために、この蒸溜所を創設しました。
1780年代といえばハイランド地方はハイランドクリアランスと呼ばれる住民の大規模強制移住の時期に当たり、蒸溜所で働く人々もハイランドを追われた人々であったといわれています。
産業革命が起こり農業が不振となり、羊毛需要の拡大のため地主が借地人を追い出した負の時代であり、特にサザーランド公爵は妻エリザベスとともに悪名を残します。
ハイランダーたちに過酷な労働を強いたことで知られていますが、公爵の紋章の一つであった山猫が今もクライヌリッシュのラベルに残るのは皮肉なことです。
■敷地内に建てられた新クライヌリッシュ
公爵が最初に建てたクライヌリッシュ蒸溜所は、1967年に同じ敷地の隣接する場所に全く同じ設計で新しく建設されることになりました。
現在クライヌリッシュのブランドで販売されているウィスキーは、このとき造られた新しい蒸溜所の生産品になります。
オリジナルから新蒸溜所へ移行された理由は、ひとえにクライヌリッシュの人気が上がり、生産量が足りなくなったためです。
1896年頃からウィスキーの生産が拡大し、1960年代に入るとウィスキーブームが訪れ、ますます多くの生産を求められるようになります。
クライヌリッシュ蒸溜所は生産レベルを上げる必要に迫られ、同じ敷地内に新しい蒸溜所を建設するに踏み切りました。
並んだ2つの蒸溜所はしばらくクライヌリッシュA、クライヌリッシュBとして並走していましたが、翌年新しい蒸溜所の生産が安定したところで、オリジナルのクライヌリッシュ蒸溜所は一旦閉鎖されます。
■ブローラ蒸溜所の誕生
オリジナルのクライヌリッシュ蒸溜所がブローラ蒸溜所と名を変え、しばらく稼働していたことは有名です。
これは1969年に干ばつに見舞われ、ブレンデッド用のピートウィスキーの生産力が不足したことが理由でした。
その後もブローラはブレンデッド用のモルトウィスキーを造り続け、特にジョニーウォーカーの主原酒として知る人ぞ知る有名ブランドとなりました。
ただしブローラ蒸溜所と名前を変えてからは1983年まで稼働していましたがその後閉鎖され、ブローラとしては14年間のみという短い歴史に幕を閉じることになります。
ところが現在ブローラ蒸溜所はディアジオ社が再建を始めており、2020年の完成を目標に現在も建設が進められています。
近い将来、クオリティを引き継ぎ稼働を続けるクライヌリッシュと、再び相まみえる予定のオリジナルクライヌリッシュ、ブローラを目にできる日が訪れそうです。
■「クライヌリッシュ 38年 オールドモルトカスク 1971」
クライヌリッシュ 38年 オールドモルトカスク 1971は、1971年に蒸溜した原酒を2009年に145本限定でリリースしたボトルです。
ダグラスレイン社の主力シリーズであるオールドモルトカスクのラインで、現在は分社したハンターレイン社が引き継いでいます。
ウィスキーがブームとなった70年代の希少なクライヌリッシュを、ノンチルフィルター、ノンカラーリングでじっくり楽しめるのは至極のひとときでしょう。
ラベルの山猫と向かい合いながら、ぜひ楽しみたい逸品です。
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