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クルボアジェの製造過程がデザインされた限定ボトル「クルボアジェ エクストラ エルテコレクション」


■エルテがデザインしたコレクション性の高い逸品

「クルボアジェ エクストラ エルテコレクション」は、1910年代半ばから1930年代にかけて流行した、アール・デコに代表される20世紀の多彩な美術家・エルテがデザインを手掛けたブランデーです。
「エルテ」とはロシア生まれのフランス画家・ロマン・ド・ディルトフの別名で、幅広い分野で活躍したエルテがデザインした8種類の限定ボトルには、クルボアジェの蒸溜から熟成に至るまでのコニャック製造過程が表現されています。
ボトルの中には希少なグランド・シャンパーニュの原酒と、19世紀末に蒸溜された原酒を含んだコニャックが詰められました。
このようにレアなコニャックを世界中のクルボアジェファンが見逃すわけはなく、クルボアジェファン以外のブレンデー愛飲家からも注目の的となった商品です。
「クルボアジェ エクストラ エルテコレクション」が注目を集めたもう一つの理由はエルテデザインの洗練された魅惑的なボトルで、それぞれのボトルに製造過程が表現されていることからコレクション性の高い商品となっています。
コニャックとボトルの色合いのバランスは絶妙で、その美しさはまさに芸術品といっても過言ではありません。
ブランデーファンにとって「クルボアジェ エクストラ エルテコレクション」は、至高の銘酒と呼ぶにふさわしい逸品です。

■世界5大コニャックの歴史

フランスには「世界5大コニャック」と呼ばれるブランドがあり、かつては「4大コニャック」でしたが今では「5大コニャック」として定着しています。
この5大コニャックとはヘネシーとレミーマルタン、マーテルとクルボアジェ、そしてカミュの5つで、この中でも最も歴史が古いのは1715年にジョン・マーテルによって創業されたマーテルです。
その次が1724年にポール・エミール・レミー・マルタンが創業者のレミーマルタンで、続いて1765年に創業者のリチャード・ヘネシーによって設立されたヘネシーが3つ目のコニャックに当たります。
クルボアジェが創業したのはヘネシーに次ぐ1809年のことで、エマニュエル・クルボアジェとルイ・ギャロワによる共同設立でした。
5つ目は1863年創業のカミュで、創業者はシリル・カミュです。
これら5つのブランドが「世界5大コニャック」と呼ばれるもので、それぞれ150年から250年以上の歴史を誇る名門となっています。
「クルボアジェ エクストラ エルテコレクション」を生み出したクルボアジェも200年以上の歴史を持つ老舗のブランドで、それぞれに個性があることから熱烈なファンを持つコニャックも少なくありません。
「世界5大コニャック」の個性と人気を知るべく、一度飲み比べをしてみてはいかがでしょうか。

■5大コニャックに描かれているエンブレム

世界5大コニャックと呼ばれる5つのブランドにはそれぞれ独自のエンブレムがあり、ボトルや化粧箱に刻印されています。
ヘネシーのシンボルは「斧を持った手」で、創業者のリチャード・ヘネシーがアイルランド出身将校だったことが由来です。
このシンボルはヘネシーの紋章から創られ、モットーである「我々は武器と力で生きている」を現しています。
レミーマルタンのシンボルは「セントー」と呼ばれるもので、ギリシャ神話の酒神・バッカスの従者だった「ケンタウルス」がモチーフです。
ケンタウルスは射手座のシンボルでもあり、創業者の息子のポールが射手座だったことから選ばれました。
マーテルのエンブレムは「黄金の燕」で、創業者のジョン・マーテルが熟成を終えた初めての樽を貯蔵庫から出した朝、黄金色をした燕が樽の上を祝福するかのように飛んだことが由来となっています。
クルボアジェのシンボルは帽子をかぶり、コートを羽織った人物のシルエットで、これはフランス皇帝・ナポレオン1世の姿です。
クルボアジェはナポレオンが最も愛したコニャックとして知られており、創業者のエマニュエル・クルボアジェがクルボアジェを献上した頃から切っても切れない存在となりました。
カミュのシンボルは一見すると四葉のクローバーのように見える「十字架」で、十字架の先端に三つ葉が付いたデザインとなっています。
「クルボアジェ エクストラ エルテコレクション」はエルテの絵画が目立ちますが、どこかにナポレオンのエンブレムがありますのでぜひ探してみてください。