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希少価値が高い製造年代の古いクルボアジェX.O.グリーンボトル


■空き瓶すら人気の希少価値の高い逸品

「クルボアジェ X.O. グリーンボトル」は、1809年にエマニュエル・クルボアジェとルイ・ギャロワによって設立された「クルボアジェ（Courvoisier）」が製造・販売した高級ブランデーです。
ボルドリー産コニャックの特有ともいえるアイリスの力強い香りと、上質で気品高い伝統的な味わいが堪能できる「クルボアジェ X.O. グリーンボトル」は、温かいクレームブリュレを連想させるバニラやキャラメルの甘いアロマが華やかに香り立ちます。
口当たりはベルベットのように滑らかで、しっかりとした重厚感溢れるコクが深い味わいを醸し出す仕上がりとなっています。
「クルボアジェ X.O. グリーンボトル」はコニャックの中でも最上位に近いランクのブランデーで、最もランクが高い「Hors d'âge（オール・ダジュール）」に次ぐ2番目の「XO」ランクです。
クルボアジェがコニャックの原料としているぶどうはグランド・シャンパーニュやプティット・シャンパーニュ、ボルドリーにファン・ボアという高級土壌のエリアで、高級土壌で栽培・収穫されたぶどうは最高品質のものばかりです。
新鮮な果実味が生きたコニャックに仕上がるのがクルボアジェの特徴ですが、「クルボアジェ X.O. グリーンボトル」はさらに奥深いコクのある味わいが加味されました。
また「クルボアジェ X.O. グリーンボトル」は透明な色の現行品クリアボトルと比べると、瓶の底が若干緑色をしているところが現行品と異なる点です。
この色の違いは製造年代が古いことを表しており、それゆえにグリーンボトルは非常に希少性が高い人気商品でもあります。
そのため中身が入っていない空き瓶もコレクション品の対象となり、コレクターたちの間では高値で取引されるほどの人気ぶりです。

■ナポレオンから愛されたクルボアジェ

クルボアジェはナポレオン1世（ナポレオン・ボナパルト）に愛され、その後継者であるナポレオン1世の甥・ナポレオン3世からも愛された「皇室御用達コニャックブランド」としても知られています。
それゆえにクルボアジェは「コニャック・ド・ナポレオン（ナポレオンのコニャック）」との別名を持ち、世界でただ一つナポレオンに認められ、その名を冠することが許されているブランデーなのです。
1869年に皇室御用達となる以前にはすでにデンマークやイギリス、スウェーデンの王室をも魅力していたクルボアジェでしたが、正式に「皇室御用達ブランド」の名誉称号を授与されてからはさらに評判を上げていきました。
クルボアジェは1899年に開かれたエッフェル塔完成記念公式ディナーでも振る舞われており、ディナーには後のイギリス国王のエドワード7世や画家のフィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ、発明家・トーマス・アルバ・エジソンなど、王族や名士、著名人などが多数集まりました。
そんな公式ディナーに振る舞うブランデーとして最もふさわしいとされたクルボアジェは、コニャックの中でもひときわ格調高い地位に君臨するブランデーであるといっても過言ではありません。

■日本でも人気の高いクルボアジェ

豊富なラインナップで知られるクルボアジェは、日本でも入手しやすいブランデーといえます。
しかし全てのクルボアジェを手に入れることができるわけではなく、比較的入手しやすい銘柄というものがあります。
「クルボアジェ X.O. グリーンボトル」に詰められた「クルボアジェ X.O.」をはじめ、「クルボアジェV.S.O.P」や「クルボアジェナポレオン」などは日本でも人気が高く、それでいて手に入れやすいラインナップです。
その一方で日本での入手が困難となっているのが、「クルボアジェローズ」や「クルボアジェゴールド」「クルボアジェサクセション（SUCCESSION）JS」などです。
特にナポレオン・ボナパルトがナポレオン1世となる戴冠式を記念して造られた「クルボアジェサクセション（SUCCESSION）JS」を手に入れるためには、個人輸入などの方法で入手するしかありません。
ただでさえ高級なブランデーのクルボアジェですが日本の酒販店の店頭では購入できないため、たとえ価格が上がっても貴重な銘酒を手に入れたいと考えている人は多数存在します。