お酒買取なら大阪のネオプライス

スぺイサイドを代表するクラシックシリーズの「クラガンモア 25年 スペシャルリリース」


■スぺイサイド代表は文句なしにクラガンモア

「クラガンモア 25年 スペシャルリリース」はユナイテッド・ディスティラーズ社（現在はディアジオ社）が提唱した「クラシックモルトシリーズ」の一つで、1988年に蒸溜されたウィスキーを2014年にボトリングして発売された商品です。
ユナイテッド・ディスティラーズ社のクラシックモルトシリーズは、スコットランドのシングルモルトウィスキーの地域性を特徴付けるために生まれました。
スコットランドにはウィスキーの産地が6つあり、地域によってそれぞれ持っている個性が異なります。
そんな地域の違いを表すのに選ばれているのがこの「クラシックモルトシリーズ」で、ユナイテッド・ディスティラーズ社（現在はディアジオ社）は6つの地域で最もふさわしいシングルモルトウィスキーの銘柄を挙げています。
「クラシックモルトシリーズ」のスぺイサイドを代表する銘柄にはクラガンモアが選ばれ、最も偉大で卓越した技術を持つクラガンモアの繊細で上品な味わいは、スぺイサイドのシングルモルトとしてこれ以上ふさわしい銘柄はありません。
「クラガンモア 25年 スペシャルリリース」は蒸溜・熟成用のカスクにリフィル・ヨーロピアンオークカスクとリフィル・アメリカンオークカスクを使用し、3,372本の限定本数でボトリングして発売された商品です。
「スペシャルシリーズ」では第5弾に当たり、エキサイティングな香りとドライな中にも甘さを感じさせる複雑ながらもバランスの良い仕上がりとなっています。
琥珀色に輝く金色のウィスキーはウィスキー愛飲家だけでなく、見る人全てを酔わせてしまうような美しさと優雅さをたたえています。

■スコッチウィスキーの産地とキーモルトでもあるスぺイサイドモルト

スコットランドには大きく分けると6つの産地があり、これを「スコッチウィスキーの6産地」と呼んでいます。
それぞれの産地にある蒸溜所を合わせると膨大な数になり、日本でもよく知られている蒸溜所だけでもかなりの数です。
スコッチウィスキーの産地はスペイサイドとハイランド、キャンベルタウンにローランド、そしてアイランズとアイラの6つです。
ユナイテッド・ディスティラーズ（UD社）（現在のディアジオ社）ではウィスキー初心者やウィスキー入門にふさわしい銘柄を「クラシックモルトシリーズ」で選んでいますが、特徴を掴みやすくするためにハイランドは北ハイランドと西ハイランドの2銘柄を紹介しています。
スぺイサイドはスコットランドの中でも最も多くの蒸溜所が操業している地域で、モルトウィスキーを生産する蒸溜所のほぼ半分がこのスぺイサイドに集中しているスコッチウィスキーの聖地です。
繊細で優雅な香りと優しい口当たりが特徴のスぺイサイドモルトはキーモルトとしてもよく使用され、あのジョニーウォーカーのキーモルトに使用されています。
ほかにもホワイトホースやカティサーク、バランタインのキーモルトとしても知られており、スぺイサイド地域にある蒸溜所で造られたモルトはほかのウィスキーの味わいの鍵を握っているといっても過言ではありません。
そんなシングルモルトの激戦地・スぺイサイドで代表銘柄に選ばれたのがクラガンモアで、「クラガンモア 25年 スペシャルリリース」の発売を心待ちにしていたクラガンモアファンも少なくありませんでした。

■そのほかの産地で選ばれた銘柄

スぺイサイド代表となったクラガンモアの「クラガンモア 25年 スペシャルリリース」以外の銘柄を具体的に挙げますと、ハイランドは北ハイランドのダルウィニーと西ハイランドのオーバン、ローランドではグレンチンキーが選ばれました。
さらにアイランズはタリスカー、そしてアイラではラガヴーリンとなっています。
いずれもそれぞれの地域を代表する銘酒ばかりで、飲んだことはないけれど名前だけは聞いたことがあるという人も多いでしょう。
スコッチウィスキーは繊細で華やかな香りが持ち味のスぺイサイド・クラガンモアもあれば、強烈なピート香と「まるで正露丸のよう」と形容されるヨード臭の強いアイラモルト・ラガヴーリンなど実に個性豊かです。
それぞれの地域に独自の個性があるため同じような風味のシングルモルトは存在せず、それゆえにスコッチウィスキーの産地が6つに分かれているのでしょう。
「クラシックモルトシリーズ」を通して「クラガンモア 25年 スペシャルリリース」だけでなく、別の産地のウィスキーを飲んでみるのもおすすめです。