お酒買取なら大阪のネオプライス

最高級のデザートワインのシャトー・ディケム 1986

■世界で愛されるシャトー・ディケム 1986

シャトー・ディケム 1986はこの年のソーテルヌ地区を代表するベストワインに選出されました。
ソーテルヌ地区は世界トップの甘口ワインの産地ですが、その中でもシャトー・ディケムのこだわりは突出しています。
ブドウの木一本からグラス1杯分のワインしか造らないと言われるほどの低収穫量で、ブドウの徹底した選別と熟成後の樽の選別を行っているのです。
シャトー・ディケムで完成した極上の白ワインは、出来が良い年のものは200年も飲み頃が続くという長寿命です。
シャトー・ディケム 1986も当たり年でしたので、今後、孫子の世代まで受け継げる一本となるかもしれません。
シャトー・ディケムの極上白ワインはアメリカのホワイトハウスで迎賓用として、おもてなしに使われているほどで、世界から絶賛されているワインです。
中でも、シャトー・ディケム 1986のヴィンテージは、ワイン評論家をして魅惑的な労作であり、当たり年だった1983年産と同様、ワインづくりの金字塔だと言わしめました。
最高の出来と評価された伝説の年である1937年以降、シャトー・ディケムで造られた最も偉大なワインだと評されています。
パイナップルやローストしたヘーゼルナッツ、甘やかなバニラや熟したアプリコットといった香ばしく甘酸っぱく甘みのある魅惑的な熟成香はほかに類をみません。
圧倒的に凝縮されたワインで、深みだけでなく広がりのある味わいで、限りなく長い余韻を楽しむことができます。
ボルドーの甘口白ワインで唯一の特別第1級の評価を受けている、世界の貴腐ワインであり、きめ細やかに造られた最高級のデザートワインです。
10年経たないうちに飲んでしまうのはもったいないとされる長命な銘柄ですので、すでに30年以上の時が経過しているので、飲み頃にも達しています。
ブルーチーズやフォアグラをはじめ、フルーツタルトなどのスイーツに合わせるのもおすすめです。

■当たり年の1986年

1986年はフランス・ボルドー地方のブドウは、第二次世界大戦以降、最大の豊作となりました。
当時の豊作の最高記録は1985年でしたが、その記録を大幅に上回る15％増となった年です。
暑く乾燥した夏が9月後半まで続き、9月23日には激しい嵐が到来しました。
ボルドー市周辺でも10cmにもなる雨が降り、ブドウの状態も心配されましたが、9月末から始まった収穫時期は素晴らしい天候に恵まれたのです。
シャトー・ディケムがあるソーテルヌ地方全体でも、甘口白ワインが4つ星ランクになった良い年です。
この年にできた白ワインは大成功のヴィンテージであり、トロッとしており、秀逸な酸を備えながらも極上の甘みが楽しめます。

■世界の貴腐ワインの頂点であるシャトー・ディケム

シャトー・ディケムは貴腐ワインの生産地として名高いソーテルヌ地区の格付けにおいて唯、格付け最高峰のプルミエ・クリュ・シュペリュールにランクされているのです。
シャトー・ディケムの位置する地域はほかには類を見ないミクロクリマを有するテロワールという風土や土壌条件にも恵まれています。
恵まれた風土や土壌条件に甘んじることなく、ワイン造りへのこだわりが非常に高いシャトーでもあります。
妥協を許さぬ厳しさで、ディケムにふさわしいディケムを造るためのたゆまぬ努力があります。
ブドウの収穫シーズンには6～8週間かけて150人もの摘み手が、4回から11回に分けて完全に熟したブドウのみを手摘みしているのです。
厳しく選別されたブドウから造られたワインでさえ、樽熟成の段階でディケムとして市場に出すにはふさわしくないと判断されたものは容赦なく切り落とすのです。
圧搾は昔ながらの方法で行っており、搾られた果汁はすべて新しい樫樽で発酵させています。
樽の中で3年間にわたって熟成させた後に瓶詰めがなされます。
瓶詰めするまではサンプルを取って味見することさえ許されない徹底ぶりです。