menu list買取商品 - シャトー・マルゴー 1988年
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シャトー・マルゴー 1988年の高価買取致します
シャトー・マルゴー 1988年のご紹介
買取参考価格 | 44000円前後
生産国 | フランス |
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生産者名 | シャトー |
地方 | ジロンド |
地区 | メドック/マルゴー |
分類 | ボルドーワイン |
タイプ | 750ml/13度 |
マルゴーAOCの中で唯一の格付け第一級として君臨し、常に100点満点を叩き出す「シャトー・マルゴー(Chateau Margaux)」の1988年オールドヴィンテージです。
1988年は天候に恵まれたことでブドウの収穫量も多く、モチベーションが高いワインが産出された年です。
やや筋肉質なスタイルでしっかりとしたタンニンがあり、黒い果実の香りにスモーキーさも加わり、がっしりとした印象です。
フルボディで力強い味わいが、熟成を経ることによってさらにバランスよく整い、最高の飲み頃を迎えます。
シャトー・マルゴー 1988年の歴史
■文献すら残っていない時代からのシャトー
ワインのブランドはあまりよく知らないという人ですら、シャトー・マルゴーの名前は聞き覚えがあるのではないでしょうか。
シャトー・マルゴーの歴史はあまりに古く、12世紀頃にはすでにブドウ農園があったと言われています。
詳細な文献も残っていない古い時代ですが、当時はラ・モット・ド・マルゴーと言う名称で運営されていたようです。
おそらくブドウの栽培が中心で、ワインのようなお酒も作られていたかもしれませんが、15世紀くらいまではワインのメーカーであったわけではなさそうです。
変化が起こるのが1570年代、16世紀からで、1人の貴族がシャトー・マルゴーを所有したことに端を発します。
その貴族がピエール・ド・レストナックで、彼がシャトー・マルゴーの礎を築いたことは間違いありません。
彼の予見は素晴らしく、メドック地方が将来ワインの一大生産地となることを見抜いていました。
そしてその予知を実現すべく、1572年から1582年の間に穀物を作っていた畑を大幅縮小し、代わりにワイン用のブドウを作る畑を増殖します。
シャトー・マルゴーはこれで一変し、広大な農地が一面ブドウ畑になり、輝かしいワインの土壌が生まれたのです。
■運命に翻弄された歴史的なシャトー
18世紀初頭はシャトー・マルゴーにとって繁栄の時代と言えます。
この頃農業技術が飛躍的に進歩し、出来上がるワインも現代のものとほぼ変わらない品質を生み出せるようになりました。
ワインをこよなく愛したのはルイ15世ですが、もちろん貴族の間でも大流行となり、一躍有名シャトーとなります。
しかし、ご存知の通り18世紀の末期にはフランス革命が勃発し、ワインは革命政府に没収されてしまいます。
当時の所有者は処刑されてしまう悲劇もあり、シャトー・マルゴーには暗雲が立ち込めました。
それでも19世紀のシャトー・マルゴーの所有者エミリー・マクドネルは、評価の下がったシャトー・マルゴーの名声を取り返す事に尽力し、1855年のパリ万国博覧会で見事にそれを実現します。
格付けのためのブラインドテイスティングでシャトー・マルゴーは20点満点中なんと20点を獲得し、シャトー・マルゴーやボルドーワインは一気に世界最高となる黄金期に入ります。
ところがその後1960年~1970年にかけてはブドウの出来が悪くなり、オイルショックやワイン価格の下落で品質が落ち込みます。
遂にシャトー・マルゴーの名はこの世から消え去るのではという危機が訪れていました。
その危機を脱却したのが実業家のアンドレ・メンツェロプーロスです。
彼はブドウ畑を再開発し、ボルドー大学の醸造学者エミール・ペイノーを技術顧問としてワイン醸造コンサルタントに招集します。
ただし、彼が生きている間にシャトー・マルゴーが名声を取り戻すことはなく、時代は1990年代に突入します。
■シャトー・マルゴー復活の1995年1996年
シャトー・マルゴーの当たり年は1995年と翌年の1996年です。
1995年はボルドー地方全体が、これ以上ないというほどブドウ作りに適した気候となりました。
もちろんブドウの品質は抜群で、高品質のボルドーワインが続々生まれ、シャトー・マルゴーも素晴らしい出来のワインを残しています。
天候は翌年も続き、この2年は稀に見る当たり年となりました。
ここにシャトー・マルゴーは堂々の世界的な復活を遂げることになります。
その後シャトー・マルゴーは続々と素晴らしい出来のワインを生み出し、有名なパーカーポイントに限らず、各メディアや著名人から高く評価を受けます。
シャトー・マルゴーは運命や歴史に翻弄されながら、数々の苦難を乗り越え、ついに素晴らしいワインの極みに到達しています。
現在あるシャトー・マルゴーのワインを口にして、一時はシャトーが消滅する危機があったなどとは誰も信じないでしょう。
乗り越えて来たものが多いからこそ、深い味わいが生まれ、ここまでの進化を遂げたのです。
■シャトー・マルゴー1988年
シャトー・マルゴー1988年は、やや筋肉質なスタイルでスレンダーな美女を思わせるのが特徴の仕上がりです。
果実の香りの奥にスモーキーなニュアンスがあり、フルボティで力強い味わいが年月によって整っています。
イギリス初代首相ロバート・ウォルポールが3ヶ月に4樽購入したというワイン、文豪ヘミングウェイが孫娘にマルゴー(ミーゴ)と名付けたほど惚れ込んだのがシャトー・マルゴーのワインです。
1988年はボルドーは天候に恵まれ、ブドウの収穫量も多く、モチベーションが高いワインを産出していますので、ぜひ最高の飲み頃を逃さないようにしたいものです。
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