menu list買取商品 - シャトー・ムートン・ロートシルト 1992年
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シャトー・ムートン・ロートシルト 1992年の高価買取致します
シャトー・ムートン・ロートシルト 1992年のご紹介
買取参考価格 | 40000円前後
生産国 | フランス |
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生産者名 | シャトー・ムートン・ロートシルト |
地方 | ジロンド |
地区 | メドック/ポーイヤック |
分類 | ボルドーワイン |
タイプ | 750ml/12.5度 |
フランスを代表するボルドーワインの頂点に君臨する第一級格付け「五大シャトー」の中でも唯一、長い歴史を持つ格付けを大きく覆し、第一級に昇格するという奇跡的な偉業を成し遂げたのがこの「シャトー・ムートン・ロートシルト(Chateau-Mouton-Rothschild)」です。
1992年は、その年の6月に降雨と低温が続く気候で悩まされたものの、9月以降は豊富な日照に恵まれたことで果皮が厚く、しっかり熟された色の濃いブドウが収穫されました。
仕上がったワインは、優れたバランスで凝縮されたエレガントな風味とキャラメルや湿った枯葉など熟成による芳しい香りが引き立ち、長い余韻が心地よく楽しめる逸品です。
1992年のラベルは、デンマークの芸術家ペール・キルケビー氏が手掛けたデザインが施されています。
シャトー・ムートン・ロートシルト 1992年の歴史
■5大シャトーの中では話題に事欠かないシャトー
フランスのボルドー地方には、実に8000とも10000とも言われるシャトーが存在するとされていますが、その中でたった5つだけが第一級のボルドーワインを名乗ることができます。
これがいわゆるボルドーワインの格付けと呼ばれるもので、5大シャトーのワインはどれも、常に世界中からその出来栄えを注目されているといっていいでしょう。
そんな5大シャトーの中でも、とりわけ話題に事欠かないシャトーといえば、シャトー・ムートン・ロートシルトです。
1855年にメドック地区のワインの格付けが行われた際には屈辱の第二級格付けとなったのです。
その後、実に118年の時を経てようやく第二級から第一級シャトーへと昇格を果たした後、シャトーは増えていません。
とはいえ、そもそもシャトー・ムートン・ロートシルトは、5大シャトーの中でも筆頭格といわれるシャトー・ラフィット・ロートシルトと同じ品質、同じ価格帯で取引される、非常に上質のワインを作っていたのです。
そのため、第一級格付けとならず、メドック地方を代表するシャトーの一つとして認められるまで、常にそのワインのボトルには「第1級たり得ず、第2級を肯んぜず、そはムートンなり」という言葉を刻み続けました。
この事実一つとっても、いかにシャトー・ムートン・ロートシルトが、自らが作り出すワインに絶対の自信を持ち、なおかつ、シャトーの格付けに強い不満を持っていたかということが分かります。
■118年の時を経てラベルの文字が変わる時がやってきた
その後、118年の時を経てようやくシャトー・ムートン・ロートシルトのワインに刻まれる文字が変わる時がやってきます。
1973年のことで、ついに第一級への昇格が決まったのです。
そのため、シャトー・ムートン・ロートシルトのワインボトルに刻まれるラベルの文言も変わり「今第1級なり、過去第2級なりき、されどムートンは不変なり。」となります。
ただ、ここにもシャトー・ムートン・ロートシルトによる、「今も昔もムートンが作り出すワインは変わっていない」ということがしっかりと主張されているあたり、昇格を喜びつつも、「ついにわかったか」といった思いが強かったように感じられます。
その後、シャトー・ムートン・ロートシルトは次々とヴィンテージワインを生み出し、押しも押されもせぬ5大シャトーの名門となっていったことは、現在の状況を見れば明らかです。
■シャトー・ムートン・ロートシルト1992年の出来栄えと気になるラベル
シャトー・ムートン・ロートシルトは、毎年、ブドウの作柄に非常に恵まれる素晴らしい土壌を持っていることから、数多くの伝説に残るヴィンテージワインを作りだしてきました。
その中にあって1992年という年は、6月に降雨と低温が続いたことによって、ブドウの生育が思わしくなく、かなり悩まされました。
ただ、9月以降は天候の回復に恵まれ、何とか良質のワインを作り出すブドウの確保ができたあたり、シャトー・ムートン・ロートシルトが持つ底力のような気がします。
その結果、しっかりと熟した色の濃いブドウが収穫され、エレガントな風味とキャラメルや湿った枯れ葉といった独特の熟成による芳しい香りが引き立つ、シャトー・ムートン・ロートシルトだけが作り出せる絶妙なバランスの逸品を作り出すことに成功しました。
また、毎年注目が集まる画家や彫刻家によるワインのラベルについては、1992年は、デンマークの芸術家であるペール・キルケビー氏に依頼しています。
毎年、新進気鋭の芸術家を探してくるあたり、ワイン通はもちろんのこと、芸術家たちの間でもシャトー・ムートン・ロートシルトのワインは毎年話題になるのが特徴です。
ワインの出来栄えはもちろんのこと、今年はどんな芸術家がどんなアートを披露するのかという、二つの楽しみを与えてくれる、他にはない特徴を持ったシャトーであることが、この事実からもよくわかります。
そんなシャトーが、かつて苦難の時代を経てきたとは、信じられない人も多いのではないでしょうか。
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