お酒買取なら大阪のネオプライス

■フランスボルドーを代表する五大シャトーワインの一つ
シャトー・ムートン・ロートシルト（Chateau-Mouton-Rothschild）2004年は、シリーズの中で2004年に発売されたヴィンテージワインです。
フランスのボルドーワインには「五大シャトーワイン」と称されるものがあり、その中の一つに数えられています。
五大シャトーとは、フランスワインに格付けされるもので、中でもシャトー・ムートン・ロートシルト2004年は、フランスを代表するボルドーワインの頂点に君臨する「第一級格付け」を誇るワインです。
シャトー・ムートン・ロートシルト2004年は、ブドウが非常に豊作であった年に造られました。
その年は、ブドウそのものが良質で熟していたため、大変上質な赤ワインの誕生につながりました。
シャトー・ムートン・ロートシルト2004年の味わいは、舌触りが滑らかで酸味と甘みのバランスが良く、赤ワインとして絶妙な仕上がりとなっています。
芳醇なブドウが放つ香りと、深いコクのある味わいがワイン通の間で絶大なる支持を得ている人気のボルドーワインです。
また、シャトー・ムートン・ロートシルトは毎年ボトルに貼られるラベルに特徴があり、年ごとに変わるラベルのデザインを楽しみにしているファンも少なくありません。
シャトー・ムートン・ロートシルト2004年では、イギリスの皇太子であるチャールズ・フィリップ・アーサー・ジョージ(プリンス・オブ・ウェールズ）殿下によって描かれた水彩画が採用されて話題になりました。
これは、イギリスとフランスの友好協定締結100周年を記念したもので、ヴィンテージワインとしての価値をさらに上げる結果となっています。

■シャトー・ムートン・ロートシルトのためのブドウ園
シャトー・ムートン・ロートシルトのロートシルトとは、ドイツ語でロスチャイルド、フランス語でロッチルドと読みます。
フランスのボルドー地方にあるボルドー・ジロンド川に至る斜面に、シャトー・ムートン・ロートシルトに使われるブドウ園が広がります。
シャトー・ムートン・ロートシルトに使用されるブドウの種類は、主としてカベルネ・ソーヴィニヨン種で、ブドウ園のなんと77%もの割合を占めているのです。
ブドウ畑は203エーカー(0.8㎢)の広大な面積があり、カベルネ・ソーヴィニヨン種の他にメルロー種が11%、カベルネ・フラン種が10%、プチ・ヴェルド種が2%栽培されています。
この割合からみても分かるように、シャトー・ムートン・ロートシルトのために存在するブドウ畑と言っても過言ではありません。
ボルドー・ジロンド川があるメドックはフランスジロンド県の地方名で、ビスケー湾北部の半島部分を指して呼んでいます。
シャトー・ムートン・ロートシルト赤ワインは、オークで造られた大タンクで発酵させたのちに、新しいオークの樽に移して醸造されます。
しかしながら今日メドックでは、このオークの大タンクを使用して発酵させるシャトーは、残念なことにあまり残っていません。

■進化するシャトー・ムートン・ロートシルト
フランスのボルドーワインには格付けがあり、中でも第一級に位置するシャトーは全ボルドーワインの頂点に君臨します。
シャトー・ムートン・ロートシルトは、1973年にメドック第2級から第1級に格上げされました。
そして、全ボルドーワイン中の第一級シャトーである5つを「五大シャトー」と呼んでいますが、シャトー・ムートン・ロートシルトは1855年に第一級ボルドーワインとして、五大シャトーの仲間入りを果たしました。
その後も改革と進化を続け、一級品シャトーワインとしてのさらなる高みに到達しています。
ワインの味わいはもとより、シャトー・ムートン・ロートシルトの価値を高めているのが、ボトルのラベルの存在です。
1945年以来、シャトー・ムートン・ロートシルトは、毎年ラベルのデザインを変えるようになりました。
このラベルが収集家たちに人気となり、フィリップ・ロートシルト男爵は毎年画家にラベルの作成を依頼し続けています。
収集家たちがこぞってシャトー・ムートン・ロートシルトを集めるには理由があり、そのラベルを描く画家たちにそうそうたる人物が集まっているからです。
ヨーロッパではミロやシャガール、ピカソなどの大御所が、アメリカからはマザ－ウェルやウォーホルがデザインを手掛けており、ワインの品質とともにコレクションとしての真価も備えているのが大きな特徴と言えます。