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生産を終了した貴重なカティサーク 12年

■世界中のウイスキー好きを虜にするカティサーク 12年

カティサーク 12年は、飲みやすく贅沢な味わいを楽しめるスコッチ・ブレンデッドウイスキーです。
ボトルには、帆船が描かれており、発売当初から変わらないカティサークシリーズならではのボトルデザインとなっています。
カティサークシリーズは、店頭でも目にすることができるだけでなく、日本を代表する作家である村上春樹氏の作品にも多く登場することからウイスキー好きでなくとも一度は「カティサーク」という名を見聞きしたことがあるという方も多いかもしれません。
カティサーク 12年には、名高い蒸溜所のモルトウイスキーをブレンドしており、贅沢な深い味わいを堪能することができます。
フルーティーな香りも特徴の一つでスッキリとした飲み心地をたっぷりと味わえます。
飲みやすさが好評でウイスキー好きの方はもちろんのこと、ウイスキー初心者や女性にも飲みやすい一本です。
カティサーク 12年をはじめ、カティサークシリーズは、比較的安価で手に入れることができます。
熟成期間が短いものが多いため、フルーツの香りや味わいを強く感じるのも特徴です。
ウイスキー初心者の方がカティサーク 12年をおいしく味わうのであれば、ハイボールで飲むこともおすすめの方法です。
爽快感を得られるだけでなく、時間の経過とともに甘みも増してくるため、より飲みやすくなるのも嬉しい点と言えるでしょう。
飲み方によってさまざまな味わいを楽しめるので、その日の気分に合わせて好きな飲み方でたしなんでみてはいかがでしょうか。

■贅沢なモルトを使用

カティサークは、ベリー・ブラザーズ＆ラッド社の自社ブランドとして誕生しました。
アメリカ人にも好まれるウイスキーを造るために開発に力を注ぎ続けましたが、その結果、自然な色合いを出した飲みやすい新しいウイスキーを製造することに成功したのです。
アメリカ人を納得させるスッキリとした味わいのウイスキーを製造したことで、アメリカから瞬く間に人気に火がつき、世界中にカティサークの名を広めることになりました。
カティサーク 12年は、スコッチ・ブレンデッドウイスキーとなっていますが、代表的な原酒の中にはグレンロセス、マッカランといったスペイサイド地方のモルトを主に使用しています。
グレンロセスは、ウイスキー原酒として高い評価を受けており、ニッカウイスキーの創業者である竹鶴政孝氏がウイスキー造りを学んだ蒸溜所としても知られています。
一方、マッカランは、スコッチウイスキーを代表するブランドとして有名です。
シングルモルトのロールスロイスと称されており、上品な味わいを堪能することができます。
現在、スコットランドには多くの蒸溜所が存在しますが、その中でもマッカランは上品な味わいを楽しめると好評です。
スペイ川の中流に蒸溜所を構え、自然豊かで水源にも恵まれた地で誕生したマッカランのモルトをカティサーク 12年にふんだんに取り入れています。

■生産が終了し入手困難となっているカティサーク 12年

カティサーク 12年の原点となったのが、1923年に発売されたカティサークオリジナルです。
ボトルラベルの中央には、最速の帆船として知られる「カティサーク号」が描かれています。
現在まで市場に多く流通されており、発売当初と変わらぬ人気を集めています。
数多くあるカティサークシリーズの中でもカティサーク 12年は、まろやかな上品さを実感できる一本です。
12年間にわたりじっくりと時間をかけて熟成しており、エレガントな味わいをより楽しめるようになりました。
シェリー樽を使用して熟成しているため、芳醇な香りを楽しめるのはもちろんのこと、琥珀色の美しい色味を目で堪能することもできるでしょう。
現在、カティサーク 12年は、すでに生産が終了しており、入手は困難となっています。
中古品などを市場で目にすることもありますが、見つけた際にはぜひ手に入れたい一本です。