menu list買取商品 - 獺祭 焼酎
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獺祭 焼酎の高価買取致します
獺祭 焼酎のご紹介
買取参考価格 | 2500円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | 旭酒造株式会社 |
地方 | 山口県 |
地区 | 岩国市 |
分類 | 酒粕焼酎 |
タイプ | 720ml/39度 |
「獺祭(だっさい) 焼酎」は、清酒「獺祭」の酒粕をそのまま蒸留し、酒精分を取り出した酒粕焼酎(粕取り焼酎)です。
生産量が少ないことから主に山口県内の店頭で販売されていた限定商品のため、県外の流通は少なく希少性の高い銘柄となっております。
獺祭のきれいな香りを焼酎にそのまま封じ込めたその風味は、クセになる芳醇が特徴的で日本酒好きの方にも好まれる味わいに仕上がっています。
獺祭 焼酎の歴史
革新の酒造が贈る吟醸香が楽しめる希少な焼酎
■34歳で父の酒造を引き継ぐ
獺祭を製造する旭酒造株式会社は、山口県岩国市周東町獺越にあります。
社長の桜井博志氏が200年以上の伝統を持つこの酒造を引き継いだのは1984年、34歳のときでした。
それまで旭酒造は普通酒「旭富士」を製造していましたが、それをあえて捨てて挑んだのが純米大吟醸酒「獺祭」です。
この獺祭が1990年に東京に進出し、瞬く間に酒造の名を全国に知らしめることになりますが、快進撃が始まるまでには信じられないほどの苦労と挫折がありました。
桜井氏が酒造を継いだ年、酒造の売上は前年の85%にも落ち込み、まさに廃業寸前でした。
桜井氏は大学を卒業後、灘の大手酒造メーカーで3年半ほど営業で修行を積んではいましたが、酒造りには一切関わっておらず、当時も全くの素人でした。
ところが氏は普通酒をやめ、大吟醸酒の製造を決意します。
旭酒造の普通酒は売れない、なぜ売れないのか、それは世の中が求めている酒が酔うための酒や売るための酒ではなく、味わうための酒に変化したからだと気づいたからです。
酒造であり続けるためには、世の中のニーズに合わせて酒の質を追求していくしかない、そう考えた氏が出した結論が大吟醸酒だったのです。
■杜氏の勘に頼らない酒造りを
大吟醸酒は普通酒と異なり、手間もコストも非常にかかるため日常的に飲む酒にはならないといわれていました。
そこに大吟醸酒しか造らないという経営方針を掲げた旭酒造の戦略は、誰から見ても無謀としかいえないものだったのです。
当時旭酒造にいた杜氏は大吟醸酒を作った経験もなく、できた酒も案の定、とても大吟醸とはいえない酒でした。
それでも桜井氏は自分で製造技術を調べて資料をかき集め、何とか杜氏が実行する形で生み出したのが最初の酒、「磨き二割三分」でした。
この磨き二割三分で念願の東京進出を成功させたのですが、このあとの地ビール醸造やレストラン経営などの新規事業が失敗し、せっかく上向きかけた経営が一気に悪化します。
それをきっかけに杜氏がもう旭酒造に来たくないと言い出し、酒造は杜氏を失う危機に直面しました。
酒造りは杜氏と蔵人たちから成る職人集団で行われるのが一般的で、杜氏旭酒造は農閑期の冬季に限り、雪国から出稼ぎで来る職人集団に仕込みを依頼し、自分たちは販売に専念する分業体制だったのです。
通常なら、造り手を失った蔵元はもう酒造りはできないと判断するでしょう。
しかし桜井氏は数日考え、全て自分たちで造ることを決断しました。
1998年のことでした。
もともと桜井氏は、杜氏が自分の理想とする酒を造ってくれないもどかしさを感じていました。
これを機に、桜井氏は通年勤務の社員たちと杜氏の勘に頼らない酒造りを開始します。
冬季だけでなく通年で造る四季醸造にも踏み切り、生産能力が増強したことで注文にもリアルタイムで応えられる体制が整います。
杜氏の仕事を細かく分割し、作業時間を割り出して再構築する行為は並々ならぬ苦労を強いられましたが、職人の経験や勘を徹底して数値管理することで、安定した品質の酒を造り出すことに成功しました。
■味わう酒を世界へ
酔うため、売るための酒ではなく、味わう酒を造ることを志し、桜井氏は自身が酒販店やレストランを回って営業を続けました。
桜井氏がこだわるのは社会が酒に求める機能性です。
日本酒の従来からの客を追いかけるのではなく、まだ日本酒を飲んだことのない人や、すでに嫌いな人、アルコール離れした若い層にも愛される酒を造ることを目標としました。
また、輸出市場を開拓し、高級化路線で市場を勝ち取ったフランスワインをモデルに、ドバイや香港、イギリスやフランスなど世界18ヶ国に売り込みをかけています。
世界で売れなければ日本酒の将来がないとまで信念を持ち、海外売上比率を5割にまで伸ばすことを目標にしています。
■吟醸香が楽しめる「獺祭 焼酎」
獺祭といえば新進気鋭の日本酒というイメージですが、実はシリーズの中に焼酎が存在しています。
日本酒を造るときに出る酒粕を利用した粕取り米焼酎で、獺祭の上品な吟醸香が楽しめる焼酎として非常に人気があります。
獺祭を造る際、絞った後にできる酒粕に含まれる約8%のアルコールを蒸溜し、造られているのが特徴です。
獺祭のフルーティな香りと甘味をダイレクトに味わえる獺祭好きのための焼酎ですが、どうしても生産量が少ないことから地元山口県の店頭のみの限定販売されていました。
流通量が少なく希少性の高い銘柄ですが、ぜひ一度その芳醇に包まれたい逸品です。
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