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多くの人を魅了し続ける古酒の一つデュワーズ デラックス アンセスター

■蒸溜年数が表記されていない古酒

歴史ある人気の古酒と聞いてデュワーズ デラックス アンセスターを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
現在、市場で目にすることはほとんどなく、オークションサイトでも高額な値で取引される希少なウイスキーとなっています。
少数ではありますが売り出されているデュワーズ デラックス アンセスターを実際にチェックしてみるとボトルラベルからは相当な年数が感じられるものもあり、価値あるウイスキーであるということを実感できるはずです。
デュワーズ デラックス アンセスターは、ウイスキーの最高価値の証である特級ランクが付けられています。
流通時期は1970年代にまで遡り、その当時は日本にも輸入されていた人気のスコッチウイスキーでした。
デュワーズ デラックス アンセスターを製造したデュワーズは、創業から200年以上が経過し日本のみならず世界中で高級洋酒として人気を博しています。
ボトルに詰められたウイスキーを製造販売したのはデュワーズが初めてといわれており、現在に至るまで大きな功績のある酒造メーカーとしても知られています。
日本では、古くからデュワーズウイスキーが輸入されていましたが、その当時はデワーズとラベルに表記されていました。
また、日本を代表するウイスキー製造者である竹鶴政孝氏や鳥井信治郎氏もデュワーズの愛好家であったという逸話も残されています。
ウイスキー造りのプロも愛したデュワーズ デラックス アンセスターは、麦芽の風味をたっぷりと感じられるだけでなく柑橘系のフルーティーさも堪能できるなど数多くの魅力があります。
デュワーズ デラックス アンセスターの最大の特徴は、熟成年数が記載されていないという点が挙げられるでしょう。
多くのウイスキーのボトルラベルには熟成年数が表記されていますが、デュワーズ デラックス アンセスターのボトルには記載されていません。
ウイスキーボトルラベルに熟成年数が記載されるようになったのは1980年代頃からといわれているため、ノンエイジウイスキーであるデュワーズ デラックス アンセスターは1970年代頃に流通したものではないかと予想されます。
1950年代～1960年代に蒸溜されたと見られている価値ある古酒としても口コミで大きな人気を集めており、現在、手に入れるのは大変難しくなっています。

■良質なキーモルトを使用

デュワーズはウイスキーのビック5ともいわれる主要酒造会社となっており、1846年にジョン・デュワーによってスコッチウイスキーの製造を開始しました。
キーモルトにアバルフェルディを使用し、まろやかな味わいを楽しめるのも特徴です。
また、このほかにもロイヤル・ブラックアやオルトモア・クレイウゲラキ・マクダが原酒として使用されています。
多数のキーモルトをブレンディングしているため、深く濃厚な味わいを楽しむことができるでしょう。
デュワーズが創業され製造が開始されてから、これまでに数多くのスコッチウイスキーを生み出してきました。
スコッチウイスキーの消費大国であるアメリカでは高いシェア数を誇っており、現在世界有数の酒造メーカーとしてデュワーズの名を広めています。

■アメリカで人気のスコッチウイスキー

デュワーズは、日本人にも多くのファンを獲得していますが、アメリカのホワイトハウスにデュワーズの樽を常備するなど大統領をはじめ、多くのアメリカ国民の心を魅了し続けています。
デュワーズの創業者であるジョン・デュワーとその2人の息子たちの才能を活かした戦略を駆使し、今やウイスキー好きの方であればデュワーズの名を知らない人はいないというほど大きく成長しました。
デュワーズの創業者であるジョン・デュワーが40歳から一人で起業した小さな酒造会社は、ウイスキー史上初のボトル詰めやブレンディングを行い、より多くの人が手に取りやすく飲みやすいスコッチウイスキーを誕生させることに成功したのです。