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100年以上愛され続けるデュワーズ・ホワイトラベルの魅力

■英国発のデュワーズ

ブレンデッド・ウイスキーは、モルト原酒とグレーン原酒を一定の比率でブレンドしたウイスキーのことをいいます。
中でも英国発のデュワーズは、世界的シェアを誇るスコッチ・ウイスキー（ブレンデッド・ウイスキー）です。
デュワーズ・ホワイトラベルは、デュワーズ・シリーズの一つで、バーテンダーやウイスキー専門家をはじめ、多くのウイスキー愛好家を魅了し続けています。
創業以来大勢の人たちから支持されているデュワーズですが、デュワーズの人気を支える立役者、デュワーズ・ホワイトラベルの魅力に迫ります。

■ブレンデッド・ウイスキーといえばデュワーズ

デュワーズはジョン･デュワー＆サンズ社が製造している銘柄で（販売はバカルディ社）、主要原酒はハイランド地方に位置するアバフェルディ蒸溜所で蒸溜されています。
創業者のジョン・デュワーは1846年にウイスキーの製造を始め、大成功を収めました。
その後家業を継いだジョンの息子たち（ジョン・アレクサンダー・デュワーとトミー・デュワー）は、大規模なマーケティングを展開、それが功を奏し、デュワーズの名声は世界中に広がり、その人気を不動のものとしました。

■デュワーズ・ホワイトラベルの誕生と特徴

デュワーズは1886年に「エジンバラ国際博覧会」でメダルを初受賞してから、500以上もの賞に輝いてきました。
その中にはデュワーズ・ホワイトラベルも含まれ、2010年に開催された英国酒類品評会（IWSC）で、金賞に輝いています。
デュワーズ・ホワイトラベルが誕生したのは1899年で、このウイスキーを手掛けたのは、初代マスターブレンダーであるA.J.キャメロンでした。
デュワーズ・ホワイトラベルは心地良い香りとスムースな口当たりに特徴があり、ハイボールにピッタリと発売当初から人気で、20世紀に入ると、スコッチ・ウイスキー消費大国の米国で大ブレイクしました。
人気の波は日本にも押し寄せ、特にバーテンダーの間で高い評価を得るようになり、それをきっかけにデュワーズ・ホワイトラベルのファンになった人も少なくありません。
発売以来100年以上愛され続けているデュワーズ・ホワイトラベルですが、その秘密は、なんといっても発売当初と変わらぬ美味しさを提供し続けているからではないでしょうか。
アバフェルディ蒸溜所では、目の前を流れるピティリー川の水を使い、昔から受け継がれている伝統技術を使ってデュワーズを造り続けています。
スコッチウイスキーの香りや味は、複数の要素が複雑に絡み合って作られます。
デュワーズ・ホワイトラベルも例外ではなく、その香りに注意を傾けてみると、ハニーや花、ヘザーといった甘い香りに加え、ナッツのような香ばしさもあります。
ウイスキーを口に含むとそのソフトな口当たりに驚かされます。
飲み始めは洋ナシやフレッシュバニラのフルーティな風味が広がりますが、余韻にスモークさが残り、そのバランスの良さに感銘を受ける人も少なくありません。

■デュワーズ・ホワイトラベルで作るハイボールの魅力

デュワーズ・ホワイトラベルを飲むときは必ずハイボール、という人もいるほど、デュワーズ・ハイボールは、世界中で最もポピュラーなデュワーズ・ホワイトラベルの飲み方です。
デュワーズ・ハイボールの作り方は簡単で、ウイスキー30mlを炭酸水120mlで割って飲むのが基本です。
タンブラーに氷を入れ、そこにウイスキー・炭酸水の順に注ぎます。
デュワーズ・ホワイトラベルが持つ華やかな香りとバランスの取れた味わいが、ハイボールにピッタリくると昔からいわれています。
実際に飲んでみると、その意味がよくわかるでしょう。
良い香りに包まれながらバランスの良い風味を楽しめるのが、デュワーズ・ハイボールの魅力です。
デュワーズ・ホワイトラベルはマイルドなスコッチ・ウイスキーで、ストレートでも飲みやすいといわれています。
ほんのりとした甘みに加え、スコッチらしいスモーキーさが残ります。
果物とモルトが同居したような香りが華やかで、飲む楽しさを刺激します。
ロックで飲むと、強さが和らぎますので、ウイスキーに飲み慣れていない人は、ストレートの前にロックから入ってみると良いでしょう。
ロックでもデュワーズ・ホワイトラベルが持つ、スパイシーさと甘さのバランスを舌でしっかりと感じることができます。

■時代を超えて愛され続ける

昔から変わらぬ味を提供し続けるデュワーズ・ホワイトラベルは、これからも多くのファンを獲得し、新たな歴史を刻んでいくことでしょう。
時代を超えて愛され続けるデュワーズ・ホワイトラベルを、1度ハイボールで飲んでみてはいかがでしょうか。
多くの人たちが愛してやまない魅力を発見できるかもしれません。