お酒買取なら大阪のネオプライス

■ロマネコンティといえば赤ワイン
フランスでもっとも有名であり、なおかつ世界で一番高価なワインとしてその名を轟かせているのが、ロマネコンティです。
世界中にロマネコンティのファンは多くいますが、そのほとんどがいわゆるリッチな人たちで、なかなか庶民には手の出ない価格帯のワインばかりが揃っているのが特徴といっていいでしょう。
ロマネコンティのワインといえば赤というイメージが強いのも、フランスワインとしてもう一つ有名な場所であるボルドー地方で作られている上質のボルドーワインとよく比較されるからだと考えられます。
今や、紫がかった濃い赤をボルドーというくらい、カラーとしてすっかり定着しているくらいですから、その色合いは非常に美しく、しばしば深いルビー色と称されるロマネコンティの赤ワインと比較されるくらいです。
そのため、ロマネコンティのワインも赤ワインという印象が強いのですが、ロマネコンティにはボルドーにはない特徴がいろいろあり、知れば知るほど奥の深さと面白みが感じられるワイナリーと言えます。

■ボルドー5大シャトーにも実はある
そもそもロマネコンティとは、DRCと略されるドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ社という会社が作り出すワインのことを言います。
とはいえ、ロマネコンティという名前のワインを作ったからというわけではなく、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ社が所有する畑の名前が、ロマネコンティだったのです。
この畑はさすがに世界一のワインを作り出すだけあって、最上品質と言われるブドウ、ピノノワールが育つ特級畑に指定されています。
この特級畑のことを、フランスではグランクリュと呼んでいますが、このグランクリュでとれたブドウだけを使って作られたワインが、ロマネコンティと呼ばれるわけです。
最高峰である「ロマネコンティ」はピノノワールを原料として作られた赤ワインで、平均小売価格は何と200万円を超えるというのですから、まさに世界最高峰にして最高値のワインといえます。
そんなロマネコンティは、実は異なる8種類のワインを作っていることは、ワイン通でない人にはあまりおなじみがないでしょう。
ボルドーに比べ、畑の大きさがもともと小さいのが特徴のロマネコンティですが、その小さい畑をさらに細分化し、それぞれ特徴のあるピノノワールを栽培しています。
全てが特級畑、いわゆるグランクリュで、その内ロマネコンティ社が独占所有しているのは、最高峰のロマネコンティを作る畑と、二番目においしいとされる赤ワインであるロマネコンティ・ラターシュを作る畑です。
ただ、ロマネコンティのワインを価格別に並べた場合、ロマネコンティとラターシュの間に入るものがあります。
それが、ロマネコンティモンラッシェです。
赤ワインのイメージが強いロマネコンティにあって、唯一の白ワインであり、シャルドネ種を用いて作った、世界でもっとも高価な白ワインと言われています。

■ひざまずいて飲むのが正しい？
かつてフランスの小説家であるアレクサンドル・デュマは、ロマネコンティモンラッシェを飲むにあたっては、「脱帽し、ひざまずいて飲むべし」と称したほど、高貴な白ワインとして有名です。
また、ワインの出来栄えを100点満点で採点するワイン評論家・ロバート・パーカーをして、モンラッシェの出来栄えを「驚異的であり、ほとんど完璧といっていいワイン」と言わしめています。
そんなロマネコンティモンラッシェ2002年は、当たり年に作られたものだけに豊かで濃密な味わいが口の中に広がります。
鼻から抜ける香りは、まさに香り立つという表現がしっくりくる素晴らしい芳香となっています。
先述したロバート・パーカーは、「DRC社が最上のブドウを作り出した時だけ作ることができる、フランスにある白ワインの中でもっとも凝縮されたおいしさを持つ、気絶するほど素晴らしい白ワイン」となるくらいですから、ロマネコンティファンには、まさに垂涎の白ワインの逸品といえます。